キラークロック(Killer Croc)は、DCコミックスの出版するアメリカン・コミックスに登場する架空のスーパーヴィラン。ジェリー・コンウェイとジーン・コランによって創造され、1983年の"Detective Comics #523"で初登場した。

キラークロック
出版の情報
出版者DCコミックス
初登場Detective Comics #523 (1983年2月)
クリエイタージェリー・コンウェイ
ジーン・コラン
作中の情報
本名ウェイロン・ジョーンズ
所属チームシークレット・ソサエティ・オブ・スーパーヴィランズ
スーサイド・スクワッド

概要 編集

隔世遺伝で先天的にワニの遺伝子を持って生まれ、成長するにつれ肌が硬質化しワニのような姿に変わっていった。一時期は見世物小屋や違法の地下プロレスで生計をたてていたが、次第に用心棒としての仕事を増やし、裏の世界に関わるようになる。バットマンに逮捕された後はスーサイド・スクワッドに参加し、そこで出会ったエンチャントレスと親しい関係になっていく[1]

1980年代のキラークロックは人間が灰色のワニのような肌になった姿で描かれていたが[2]、1990年代になると肌の色が緑色で描かれるようになる[3]。2000年代になるとワニが擬人化したような頭部や尻尾が生えた姿で描かれるようになった。体格も徐々に巨体化していき、ゲームなどでは人間の数倍の大きさで登場する。

書誌情報 編集

  • スーサイド・スクワッド:ブラック・ヴォールト
2017年10月11日発売[4] ISBN 978-4796876902
  • スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン
2018年3月7日発売[5] ISBN 978-4796877138
  • ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド
2018年3月22日発売[6] ISBN 978-4796877244

他のバージョン 編集

ジョーカー 編集

筋肉質の黒人として描かれている。また、食人をしていることがほのめかされている。

バットマン/エイリアン 編集

キラークロックのDNAは、エイリアンなどのDNAとともに利用され、キラークロックとエイリアンを合わせたような姿のスーパーヴィラン・エイリアンクロックも登場している。

他のメディア 編集

映画 編集

スーサイド・スクワッド (映画)
演 - アドウェール・アキノエ=アグバエ、日本語吹替 - カズレーザー[7]
原作同様、高い身体能力や硬質な肌、水中での呼吸能力などを披露した。

アニメ 編集

バットマン (アニメ)
声 - アロン・キンケイド/ブルックス・ガードナー、日本語吹替 - 銀河万丈
初登場時は皮膚の色が灰色にデザインされていたが、デザイン変更後は緑色になった。
ザ・バットマン
声 - ロン・パールマン、日本語吹替 - 中村秀利
日本語版ではたびたび「ワニ人間」「ワニ男」と呼ばれていた。
DCスーパーヒーロー・ガールズ
声 - フレッド・タタショア

ゲーム 編集

バットマン アーカム・アサイラム
アサイラムの古い下水道を改造した牢獄に幽閉されて登場。
声 - スティーヴン・ブルーム
バットマン アーカム・シティ
イベントシーンでのみ登場。アーカム・シティの地下水道に潜んでいる。
バットマン アーカム・ビギンズ
雇われた暗殺者の1人として登場。
バットマン アーカム・ナイト
ダウンロードコンテンツの追加任務「シーズン・オブ・インファミー」に登場。
声は『アサイラム』同様、スティーヴン・ブルームが担当。
レゴ®DCスーパーヴィランズ
声 - フレッド・タタショア

ドラマ 編集

ゴッサム
シーズン3とシーズン5に登場。

シーズン3ではインディアンヒルにて誕生したプロトタイプシーズン5ではジェレマイアの毒ガスの影響で怪物と化した人物が登場。

脚注 編集

  1. ^ Suicide Squad vol.5 #20
  2. ^ Detective Comics #523
  3. ^ Batman #471
  4. ^ スーサイド・スクワッド:ブラック・ヴォールト”. 2017年10月14日閲覧。
  5. ^ スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン”. 2018年1月12日閲覧。
  6. ^ ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド”. 2018年1月12日閲覧。
  7. ^ “メイプル超合金が悪役に変身「クリソツです」カズレーザーはジョーカーに”. お笑いナタリー. (2016年8月30日). https://natalie.mu/owarai/news/199975 2016年8月30日閲覧。 

外部リンク 編集