キリンビールマーケティング

キリンビールマーケティング株式会社は、かつて存在した麒麟麦酒株式会社商品の販売を担う目的で2012年に設立された企業。キリンホールディングスからみると孫会社にあたっていた。

キリンビールマーケティング株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
164-0001
東京都中野区中野四丁目10番2号
中野セントラルパークサウス
設立 2012年1月1日
業種 卸売業
法人番号 1011001063414 ウィキデータを編集
事業内容 酒類・飲料の営業および販売促進
代表者 布施孝之(代表取締役社長)
資本金 5億円
主要株主 麒麟麦酒株式会社 100%
関係する人物 植木宏(初代社長)
外部リンク http://www.kirin.co.jp/company/kbm/
特記事項:出典:会社情報[1]
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概要 編集

キリングループは、2007年に持株会社制へ移行してから、順次グループ内における事業再編を進めてきた。この会社もその過程で生まれたものである。

一時キリングループとの経営統合を模索していたサントリーグループは、2009年に持株会社制へ移行した際、ワインを除く酒類で「製販分離」を実施し、商品の開発と製造は「サントリー酒類」が、販売やマーケティングは「サントリービア&スピリッツ」が、それぞれ担う仕組みに変わった。キリングループでもこれと同じ仕組みに移行し、「麒麟麦酒」については“発売元”としての地位を維持しながら商品の開発と製造に専念させ、実際の販売面を新会社に担わせることとした[2]

その際、「麒麟麦酒」から営業関係の部門を全て切り離し、マーチャンダイジング業務を担っていた別のグループ会社「キリンマーチャンダイジング株式会社」と統合させる形を取った。このため、当面はキリンホールディングスではなく、麒麟麦酒を直接の親会社とする。

基本的にこの会社の顧客は酒販店(規模・業態は問わない)や飲食店であり[3]、一般消費者ではないが、営業施策によって間接的に消費者とつながることで、麒麟麦酒商品の売り上げ増加を目指す。 2017年1月1日に麒麟麦酒株式会社に合併し解散した。

本社 編集

  • 所在地:東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス
このほか麒麟麦酒から、営業関係の事業拠点を全て引き継いでいる。商品の開発・製造に関係する事業拠点は引き続き麒麟麦酒に残された。
設立時点では麒麟麦酒子会社となっているため、ソフトドリンク会社のキリンビバレッジは「製販一体」を維持している。

脚注 編集

  1. ^ 会社情報_会社概要・事業所”. キリンビールマーケティング. 2012年4月13日閲覧。
  2. ^ キリンビール社営業部門とキリンマーチャンダイジング社の統合による新会社の設立について』(プレスリリース)麒麟麦酒、2010年8月16日http://www.kirin.co.jp/company/news/2010/0816_01.html2012年4月13日閲覧 
  3. ^ 植木宏(代表取締役社長). “会社情報_社長メッセージ”. キリンビールマーケティング. 2012年4月13日閲覧。

外部リンク 編集