クリスチャン・メラー

クリスチャン・メラー(Christian Møller、1904年12月22日、アルス島ホンスレウデンマーク語版生 – 1980年1月14日オードロップ英語版没)は、デンマーク化学者物理学者である。相対性理論重力の理論、量子化学に基本的貢献をした[1]メラー=プレセット摂動理論[2]およびメラー散乱英語版で知られる。

クリスチャン・メラー、1963年、コペンハーゲンにて。

新たに発見された核分裂反応の過程が余剰エネルギーを生み出すかもしれない、という1938年にメラーがオットー・フリッシュへ行った提案により、フリッシュは連鎖反応の概念の着想に至った。これがフリッシュ=パイエルスの覚書英語版をもたらし、ひいてはMAUD委員会マンハッタン計画を通して核エネルギーの開発を始動させた[3]

メラーは1954年から1957年まで欧州原子核研究機構(CERN)の理論研究グループ長を務め、後にCERNの科学政策委員会の委員(1959年 - 1972年)となった[4]

メラーの四脚場による重力理論編集

1961年、メラー[5][6]は、重力場の四脚場英語版記述によって計量テンソル英語版のみに基づく理論でよりもエネルギー・運動量複合英語版の回転取り扱いがより可能になることを示した。重力変数として四脚場を用いる利点は、エネルギー・運動量複合についての式を構築することができるという事実と繋がっていた。これは、純粋な計量形式においてよりも十分な変換性を有した。

著作編集

出典編集

  1. ^ Turkevich, John; Turkevich, Ludmilla (1980). Prominent scientists of continental Europe. Elsevier. ISBN 0-444-00046-1. https://openlibrary.org/b/OL5611918M/Prominent-scientists-of-continental-Asia 
  2. ^ Kragh, Helge (1992). “Relativistic Collisions: The Work of Christian Møller in the Early 1930s”. Arch. Hist. Exact Sci. 43 (4): 299–328. doi:10.1007/BF00374762. 
  3. ^ Frisch 1979, p. 118.
  4. ^ Pors, Felicity. “Møller, Christian (1904-1980)”. Niels Bohr Archive. 2019年7月12日閲覧。
  5. ^ Møller, Christian (1961). “Conservation laws and absolute parallelism in general relativity”. Mat. Fys. Dan. Vid. Selsk. 1 (10): 1–50. 
  6. ^ Møller, Christian (1961). “Further remarks on the localization of the energy in the general theory of relativity”. Ann. Phys. 12 (1): 118–133. Bibcode1961AnPhy..12..118M. doi:10.1016/0003-4916(61)90148-8. 
  7. ^ The National Library of Australia's Catalogue