グライダーパイロット章

グライダーパイロット章(ドイツ語: Segelflugzeugführerabzeichen)は、ナチス・ドイツの勲章。

グライダーパイロット章
Segelflugzeugführerabzeichen
大ドイツ国による賞
種別勲章
受章条件第二次世界大戦
状態廃止
歴史・統計
創設1940年12月16日
初授与1942年

概要 編集

1940年12月16日ヘルマン・ゲーリングによって制定された[1]。主としてドイツ空軍所属のパイロットの内、グライダーの飛行訓練を修了した者を授与対象とした。

制服の左胸ポケットに佩用した[1][2]。基本的には金属製だが、戦闘服に佩用するため布で作成されたグライダーパイロット章も存在した。

グライダーパイロット章は縦55ミリ、横42ミリであり、中央で羽を広げる鷲の翼開長は53ミリである。

1957年勲章法に基づき、ハーケンクロイツを削り取り非ナチ化されたグライダーパイロット章なら佩用が認められた。

脚注 編集

  1. ^ a b Angolia 1987, p. 190.
  2. ^ Ailsby 2003, p. 62.

参考文献 編集

  • Ailsby, Christopher (2003) [1994]. A Collector's Guide To: World War 2 German Medals and Political Awards. Ian Allan Publishing, Inc. ISBN 9780711021464 
  • Angolia, John (1987). For Führer and Fatherland: Military Awards of the Third Reich. R. James Bender Publishing. ISBN 0912138149