グラシオーザ島
グラシオーザ島 (Graciosa、gɾɐsi'ɔzɐ)は、ポルトガル、アゾレス諸島の島。『白い島』として知られている。楕円形の島で、島全体が大きな成層火山である。島南部は、1.6kmの広さのカルデラが占めている。グラシオーザにある自治体は、サンタ・クルス・ダ・グラシオーザ1つのみで、人口は4,780人(2001年)である。
グラシオーザ島 Graciosa | |
---|---|
![]() グラシオーザ島 | |
所在地 |
![]() |
所在海域 | 大西洋 |
座標 | 北緯39度01分 西経27度58分 / 北緯39.017度 西経27.967度 |
面積 | 60.84 km² |
最高標高 | 402 m |
![]() |
概要編集
グラシオーザは、1450年5月2日、モンテモル=オ=ヴェーリョ(現在コインブラ県の町)出身のヴァスコ・ジル・ソードレによって発見された。彼はテルセイラ島からやってきて、家族と共にグラシオーザへ定住した。
自然編集
グラシオーザとは、『魅惑的な』を意味する。島の光景は、村々と孤立した家々の白さが牧場の緑と混ざり合っている。肥沃な平地では多種の果物、ワイン、牧草だけで育ったウシ、賞を獲得したチーズなど、多くのものが生産されている。
ヴィラ・デ・サンタ・クルス近郊にある広大な面積は、岩だらけの形状をしており、クジラに似た形態を持つ。
火山によってできたグラシオーザ島は南部にきわだった起伏がある。カルデラの最高点は402mに達する。硫黄を含む洞窟フルナ・ド・エンソフレ(Furna do Enxofre)は、世界でも珍しい現象である。
ギャラリー編集
参照編集
- Scarth, Alwyn; Tanguy, Jean-Claude (2001). Volcanoes of Europe. Oxford University Press. pp. 243 pp. ISBN 0-19-521754-3.