コウヤの伝説』(コウヤのでんせつ)は、時海結以による児童文学のシリーズ。イラストはゆづか正成(ゆづか まさなり)。フォア文庫童心社)より発売。全4巻。

世界観 編集

時海結以の公式ホームページによると、鎌倉時代1333年)夏の話である。舞台は、鎌倉と神の野コウヤ。歴史上に実在した事件(例えば元弘の乱)や、人物北条高時などが登場している。

作品タイトル 編集

  • コウヤの伝説1 金色の竜(2005年3月、童心社フォア文庫
  • コウヤの伝説2 まもりの刀(2006年1月、童心社、フォア文庫)
  • コウヤの伝説3 みちびきの玉(2006年7月、童心社、フォア文庫)
  • コウヤの伝説4 ふぶきの山(2007年1月、童心社、フォア文庫)

登場人物 編集

吾郎(ごろう)
金色の三角を持つ三人組の一人。元気印で、弟想いの良いお兄さん。ついでに、声が大きい。特技は大声を利用した「音声雷」(おんじょうらい)という技。両親はすでに死去。農民の子だが、三輪の殿様に取り立てられるならなりたくない、と考え、バサラに協力する。しかし、後にバサラにのろいをかけられ、利用されただけだった、と知り決別する。
みさ可(みさか)
金色の三角を持つ三人組の中で、紅一点。女性の着物を嫌い、男の子の着物と袴を身につけ、刀を帯びている。男勝りな性格で、兄を稽古で負かすくらい武芸のたしなみがある。
きじゅ丸(きじゅまる)
金色の三角を持つ三人組の一人。北条高時の息子。双子だったので、寺にあずけられていたため、元弘の乱で死なずにすんだ。後に弟の名前を受け継ぎ、北条時行を名乗る。相手の額をさわると、その人の気分の悪さや痛みを取り除く力を有する。守り刀として「鬼丸」を持っている。
いぶき
コウヤで出会った帝の子。きじゅ丸によると、本名は世良親王(ひろながしんのう)。とても食いしん坊。

外部リンク 編集