コンクリート診断士(コンクリートしんだんし)とは、公益社団法人日本コンクリート工学会が実施する講習会を受講し、試験によって相応レベルのコンクリート診断・維持管理の知識・技術を保有していると認定され、登録した者に与えられる称号のことである。

概要編集

コンクリート診断士試験は、2001年より実施されており、社会資本として90億m3余りストックされていると言われるコンクリート構造物について永く供用するために必要な劣化診断・維持管理能力のある技術者を養成し社会に貢献する事を目的として始められた。名前が示すとおりコンクリート構造物を診断するための高度な知識・技術力が要求されるものの、国交省の定めた「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格登録規程(平成26年11月28日 国土交通省告示第1107号)」では橋梁(コンクリート橋)の「点検」業務に対する要件しか満たせておらず(2015年現在)、コンクリート「点検士」と揶揄されることもある。[1]

職務編集

コンクリート診断士に求められているのは主に以下の事柄である。

  • 構造体のコンクリートについて劣化の程度を診断すること
診断のための計画、調査・測定、評価および判定に関する知識が必要とされる。
  • 維持管理の提案をすること
劣化の進行予測と各種対策の効果の予測などの知識が必要とされる。

求められる資質編集

診断という行為のため、高い技術力だけでなく高いモラルも求められている。2005年に発覚した構造計算書偽造問題のように一技術者の公正を欠いた行動で社会的な信用問題にも発展するため、職業倫理に則した行動が求められる。

類似資格編集

脚注編集

外部リンク編集