サン=ジェルマン=デ=プレ教会
サン=ジェルマン=デ=プレ教会は、パリ6区にある教会である。サン=ジェルマン=デ=プレ地区の中心にあり、サン=ジェルマン=デ=プレ駅のすぐ近くに位置している。
543年にパリ王キルデベルト1世が聖遺物を納めるために修道院の付属教会として建造した。キルデベルトはこの修道院に埋葬され、その後、メロヴィング朝の霊廟に定められた。自身が同修道院に埋葬された王家の最初の人となった。576年にパリ司教聖ジェルマンが葬られこの名がついた。
ロマネスク様式の建築で、現在では、パリで現存する最古の教会である。考古学者E・ルフェーブル=ポンタリスによれば、「パリで最も修復を受けた宗教記念物」とも考えられる[1]。