シナノガキ(学名: Diospyros lotus)は、カキノキ科の落葉高木で、西アジアまたは中国北部原産とされています。この植物は古くから中国から渡来し、本州、四国、九州、沖縄で栽培されています。

解説 編集

特徴:

  • : 互生し、長楕円形で両端がとがります。
  • : 初夏に新枝の葉腋に黄白色の小さな花をつけます。
  • 果実: 小さなカキの実がなり、観賞用として鉢植えなどで楽しまれます。また、柿渋を取るためにも栽培されます。[1][2]
    1. 用途
      • 果実: 渇きを止めて熱を下げ、心を鎮める効果があります。
      • 柿渋: しゃくり止めやしもやけ、凍傷、かぶれに塗布されます。
      • 乾燥葉や果実のヘタ: 高血圧に対して利用されます。
      • 成分にはタンニン、7-メチルユグロン、マメガキノン、イソジオスピリン、ベツリン、ベツリン酸、タラクセロール、オレアノール酸、ウルソール酸が含まれています。[3] シナノガキは、柿渋や観賞用の実として重要な植物です。[4][5]

脚注 編集

  1. ^ |東邦大学薬学部|薬用植物園|見本園|シナノガキ|”. www.lab2.toho-u.ac.jp. 2024年2月9日閲覧。
  2. ^ 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園”. 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園. 2024年2月9日閲覧。
  3. ^ 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園”. 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園. 2024年2月9日閲覧。
  4. ^ 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園”. 学校法人 東邦大学 薬学部付属薬用植物園. 2024年2月9日閲覧。
  5. ^ |東邦大学薬学部|薬用植物園|見本園|シナノガキ|”. www.lab2.toho-u.ac.jp. 2024年2月9日閲覧。

外部リンク 編集