シビル (猫)
シビル（英: Sybil、2006年 - 2009年7月27日）は、ダウニング街11番地および10番地に住んだ猫。『フォルティ・タワーズ』の登場人物シビル・フォルティにちなんで名付けられた彼女は、元財務大臣アリスター・ダーリングのペットであり[1]、エディンバラの屋敷から連れて来られた[2]。
| シビル | |
|---|---|
| Sybil | |
.svg){kind=small} 首相官邸ネズミ捕獲長 | |
| 任期 2007年9月 – 2009年1月 | |
| 首相 | ゴードン・ブラウン |
| 前任者 | ハンフリー (1997年) |
| 後任者 | ラリー (2011年) |
| 個人情報 | |
| 生誕 | 2006年 イギリス・イングランド・ロンドン |
| 死没 | 2009年7月27日 (3歳) イギリス・スコットランド・エディンバラ |
| 職業 | ネズミを捕る猫 (Mouser) |
| 飼い主 | アリスター・ダーリング |
| 名の由来 | シビル・フォルティ |
2007年9月11日、ゴードン・ブラウン首相の報道官によって、シビルが首相官邸ネズミ捕獲長の職にあることが確認された。曰く、「ダーリング氏には一匹の飼い猫があり、その猫は最近ダウニング街に連れて来られました… 首相夫妻はその点に何の懸念もお持ちではありません。その猫はいずれ姿を現わすはずです[1][3]。」当時は慣例と異なり、ダウニング街10番地に財務大臣のダーリングが、より広い11番地に首相のブラウンが起居していた[4][1]。
白黒の毛をしたシビルは、ハンフリーが1997年に官邸から追い出されて以降（これは首相夫人シェリー・ブレアの猫嫌いによると言われる）、10年ぶりとなるネズミ捕獲官だった[5][6]。
しかしシビルはダウニング街に馴染むことができず、ブラウン首相に嫌われているという噂が立った。シビルは2009年1月にエディンバラに戻り[2]、そこで2009年7月27日に病気で急死した[7][8]。
脚注 編集
- ^ a b c Assinder, Nick (2007-09-11) (英語), No 10 gets new feline first lady, BBCニュース 2011年12月28日閲覧。
- ^ a b “A Country Life for the No. 10 Cat” (英語), デイリー・メール, (2009-01-30) 2011年12月28日閲覧。
- ^ "Watch out, Brown: there's a new cat in town" (Press release). フランス通信社. 12 September 2007. 2009年7月28日閲覧。
- ^ (英語) No. 10 has its first cat since Humphrey, ロイター, (2007-09-12) 2011年12月28日閲覧。
- ^ “Trappings of family life threaten Humphrey's patch” (英語), デイリー・テレグラフ (London), (1997-05-06), オリジナルの2002-05-27時点におけるアーカイブ。 2011年1月25日閲覧。
- ^ Prince, Rosa (2007-09-12), “Downing Street gets new cat” (英語), デイリー・ミラー 2011年12月28日閲覧。
- ^ McSmith, Andy (2009-07-29) (英語), Farewell to the original New Labour cat, インデペンデント 2011年12月28日閲覧。
- ^ Crichton, Torcuil (2009-07-29) (英語), Darling’s cat Sybil dies after a short illness, ヘラルド 2011年12月28日閲覧。
| 先代 ハンフリー |
首相官邸ネズミ捕獲長 2007年-2008年 |
次代 ラリー |