シャベ・バラットもしくはバラットの夜 (Shab-e-Barat, Barat Night, Cheragh-e Brat, Berat Kandili)は、イスラム暦の8か月目であるシャーバーン月の15日の夜に祝われるイスラムの祭日である。シャベ・バラットはシーア派のニーメ・シャーバーン祭と同時に行われるが、シャベ・バラットの起源はニーメ・シャーバーンとは異なる。シャベ・バラットはシーア派とスンニ派イスラムの両方によって祝われるが、ニーメ・シャーバーンはシーア派のみによって、第12代イマーム、イマーム・マフディの生誕記念日として祝う。他方シャベ・バラットは、死者の魂を追悼するためのペルシャのメへラガン(Mehraghan)またはチェラグ・ブラット祭にルーツがある。[1] .

シャベ・バラット
シャベ・バラット
正式名称 アラビア語: برات
挙行者 ムスリム
種類 イスラム
日付 ニーメ・シャーバーンともよばれる、シャーバーン月の15日
行事 死者の霊を迎える
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起源

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Braat

井本英一教授やモハマド・アジャム博士の近年の研究によると、シャベ・バラットはイスラムに根ざしているのではなく、中東のイスラム以前の宗教に根ざしている。イラン東部の人々が伝統的にシャベ・バラットを祝う方法は、仏教のお盆やヒンドゥー教のピトリ・パクシャ、ゾロアスター教の祭りと同じで、お盆とバラットのルーツは同じだという。研究によると、ペルシア語のBrat(明るい)はアラビア語のBaraatとは異なる。ホラーサーンでは、人々はバラットをチェラグ・ブラットとよび、これは明るい、または明るいお祭りを意味する。ビールーニー(973 – 1050)は次のように書いている。「ブラットは月の12日から15日までの祭りで、アラビア語では明るいという意味のAL Baizであり、バラットはイランの都市ではチェックを意味するalseqeともよばれる。このお祭りを祝う人々は、古代ペルシャの聖なる植物であるペガヌム・ハルマラ ハオマ (Peganum harmala)を墓の隅で焚き、その火に塩をかけ、『ペガヌム・ハルマラは苦く、塩は塩辛いので、敵の嫉妬深い目を遠ざける』という詩を詠む。」 [2]

 
Peganum-harmala-incense
 
Peganum harmala/haoma

関連項目 

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  1. ^ Dr. Ajam. “Brat and its roots”. 2020年11月17日閲覧。
  2. ^ Dr. Ajam. “Brat and its roots”. 2020年11月17日閲覧。

参考文献

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  • シャベ・バラット [1]