シュタイナー・レームスの定理

幾何学の定理

シュタイナー・レームスの定理 (: Steiner–Lehmus theorem) は、幾何学の定理である。この定理は C. L. Lehmus英語版 によって予想され、その後ヤコブ・シュタイナーによって証明された。

BD = CE ならば、ABC は二等辺三角形である。

定理 編集

等しい長さの2つの角の二等分線を有する全ての三角形二等辺三角形である。

証明 編集

△ABCで、AB = c, BC = a, CA = b とする。

∠Cの二等分線をCE、∠Bの二等分線をBDとすると、角の二等分線の性質より、

 
 
 
 
 
 

以上より、BD = CEのとき、

 

である。

つまり、

 

但し、

 

である。これは示されるべきことであった。

出典 編集