ジミー・シェリジエ
ジミー・シェリジエ (ハイチ・クレオール語: Jimmy Chérizier、愛称はバーベキュー：Jimmy Babekyou、1976年または1977年 - ) は、ハイチの犯罪者、元警察官、 G9革命軍のリーダー[1][2]。
ジミー・シェリジエ | |
|---|---|
 2024年撮影 | |
| 生誕 |
ジミー・シェリジエ 1977年3月30日 (47歳)  ハイチ、西県・デルマ |
| 国籍 |
ハイチ |
| 別名 | バーベキュー |
| 民族 | ハイチ人 |
| 団体 |
G9 ファミリーと同盟者の革命軍 (ハイチ クレオール: Fòs Revolisyonè G9 an Fanmi e Alye ) |
彼は「家族と同盟者 (ハイチ クレオール語: Fòs Revolisyonè G9 an Fanmi e Alye ）」、そして「G9」または「FRG9」と略称されるポルトー・プランスに拠点を置く12を超えるハイチ・ギャングの連合体を率いている。
しばしば軍用迷彩とベレー帽をかぶって公の場に姿を現すことで知られているが、彼は自らを「武装革命」の指導者と呼んでいる。彼はハイチで最も強力なギャングのリーダーの一人であると考えられているが、現在ではこの国の事実上最も強力な政治家の一人であるとも考えられている。彼はポルトープランス地域における多数の大規模虐殺の責任者であると考えられている。
生い立ち 編集
ジミー・シェリジエは、ポルトープランスのラ・サリーヌのスラム街の隣にあるポルトープランス区に位置する西部のデルマにて生まれた。彼は父親の8人の子供のうちの1人であった。彼の父親は彼が5歳のときに亡くなりました。シェリジエは、自分のあだ名「バーベキュー」は、母親がポルトープランスの極貧地域でフライドチキンスタンドを経営していた幼少期に付けられたと主張しているが、虐殺への関与疑惑を受けて付けられたとも主張されている人々が生きたまま焼かれるのを見た[3]。
警察官として 編集
シェリジエはギャングのリーダーになる前はハイチ国家警察の警察官だった。シェリジエはハイチ国家警察内の特別部隊であるUnité Départementale pour le Maintien de l'Ordre(UDMO、「秩序維持部隊」)に所属していた[4]。シェリジエは西区デルマのデルマス6基地のギャングのリーダーとなり、複数の大規模虐殺を行った。
シェリジエは警察官だったときに、少なくとも71人が殺害され、400戸以上の家が焼かれた2018年のラ・サリーヌ虐殺を実行したとされている。彼は少なくとも9人を殺害した2017年のグランド・ラヴィーン虐殺と2019年のベル・エア虐殺に関与した疑いで告発されている[5]。 2018年12月、シェリジエはハイチ国家警察によって解雇された。
G9ファミリーと同盟国のリーダー 編集
脚注 編集
- ^ Tegel, Simeon (2024年3月12日). “Haiti warlord Jimmy ‘Barbecue’ Chérizier set to take advantage of power vacuum” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235 2024年3月18日閲覧。
- ^ Demmer, Anne. “Jimmy Chérizier: Ein Warlord, der Haiti kontrollieren will” (ドイツ語). tagesschau.de. 2024年3月18日閲覧。
- ^ Louis, Fredlyn Pierre (2024年3月14日). “Haiti crisis: What to know about Jimmy Chérizier, the officer-turned-gangster trying to seize control of the country” (英語). www.nbcnews.com. 2024年3月19日閲覧。
- ^ Meichtry, José de Córdoba and Stacy. “Haiti President Jovenel Moïse Assassinated at Home, Official Says” (英語). WSJ 2024年3月19日閲覧。
- ^ Johnston, Jake (2018年1月10日). “A U.N.-Backed Police Force Carried Out a Massacre in Haiti. The Killings Have Been Almost Entirely Ignored.” (英語). The Intercept. 2024年3月19日閲覧。