ジャングルジムJungle gym)とは、金属パイプの骨組みやロープなどでできた、子供が登ったり、ぶら下がったり、座ったりして遊ぶための遊具1920年シカゴ弁護士セバスティアン・ヒントン(Sebastian Hinton)によって発明された。「Jungle gym」は元は商標名であった。日本語では「枠登り(わくのぼり)」ともいう。

鉄パイプ製ジャングルジム
木製ジャングルジム
回転ジャングルジム

概要編集

大きな金属製の立方体を組み合わせた形のジャングルジムが一般的。鋼製の枠組みに古タイヤを固定したジャングルジムなど特殊なものもある[1]。固い金属に頭をぶつけたり、手足を引っ掛けて捻挫などをする子供が多かったため、ロープで同様の機能を持たせたものや、梯子や手すりなどを外側に設けた木の台を持つものも普及している。

特殊な形状のものには、球形、円筒形、動物・乗り物の形など、様々な形の骨組みに作られたものもある。球形で可動型のものは特に「回転ジャングルジム」あるいは「グローブジャングルジム」と呼ばれる[2]

主に歩行を始めたばかりの乳児から幼児を対象として、室内で用いるためのプラスチックダンボールで作られた小型のジャングルジムも市販されている。これらは組み立てに便利な構造となっており、小さく折りたためるものもある。

脚注編集

  1. ^ 高田典衛『子どものための体育施設・用具』大修館書店、1969年、p.109
  2. ^ 松野敬子・山本恵梨『楽しく遊ぶ 安全に遊ぶ 遊具事故防止マニュアル』 p.97 2006年 かもがわ出版

関連項目編集