ジョー・ウォーレンJoe Warren1976年10月31日 - )は、アメリカ合衆国男性レスリング選手、総合格闘家ミシガン州グランドラピッズ出身。リノ・スポーツ・ギャラリー所属。元Bellator世界フェザー級王者。元Bellator世界バンタム級王者。Bellator史上初の二階級制覇王者。

ジョー・ウォーレン
基本情報
本名 ジョセフ・ライアン・ウォーレン
(Joseph Ryan Warren)
通称 バッデスト・マン・オン・ザ・プラネット
(Baddest Man on the Planet)
最狂レスリング王者
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1976-10-31) 1976年10月31日(47歳)
出身地 ミシガン州グランドラピッズ
所属 チーム・クエスト
→リノ・スポーツ・ギャラリー
身長 168cm
体重 61kg
リーチ 175m
階級 フェザー級
バンタム級
バックボーン レスリング
テーマ曲 Smack My Bitch Up
プロディジー
テンプレートを表示
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
男子 レスリング・グレコローマン
レスリング世界選手権
2006 広州 60kg級
レスリングパンアメリカン選手権
2006 リオデジャネイロ 60kg級

来歴 編集

10歳でレスリングを始め、ミシガン大学に進学。

1998年、全米大学選手権58kg級で優勝。

2005年、全米選手権グレコローマン60kg級で優勝。

2006年、全米選手権グレコローマン60kg級で2年連続で優勝。

2006年9月25日、レスリング世界選手権グレコローマン60kg級で優勝。同年の全米レスリング協会・グレコローマン全米最優秀選手に選出された。世界選手権後、独学で総合格闘技の練習を始めた。

2007年2月24日、ワールドカップ・グレコローマン60kg級で優勝。

2007年4月、全米選手権グレコローマン60kg級で3年連続で優勝。

2007年6月、世界選手権代表選考会グレコローマン60kg級で優勝。

2007年7月、ドーピングテストでマリファナの陽性反応が出たため、2年間(2009年7月22日まで)の出場停止処分を受けた。

2008年チーム・クエストで練習を始めた。

DREAM 編集

2009年3月8日、DREAM初参戦となったDREAM.7のフェザー級(-63kg)グランプリ1回戦で元WEC世界バンタム級王者チェイス・ビービと対戦。跳び膝蹴りで額をカットさせると、1R終了時にドクターストップでTKO勝ち。5月26日、DREAM.9の2回戦で山本"KID"徳郁と対戦し、2-1の判定勝ちを収めた。

2009年10月6日、DREAM.11のフェザー級グランプリ準決勝でビビアーノ・フェルナンデスと対戦し、開始42秒腕ひしぎ十字固めで一本負け。レフェリーがストップしたことに対し、タップしていないと抗議したことでイエローカードを受けた[1]

2009年10月30日のVALE TUDO JAPAN 09佐藤ルミナと対戦することが10月18日に発表されるも[2]、4日後の10月22日に左足靱帯損傷による欠場が発表された[3]

Bellator 編集

2010年4月8日、Bellatorシーズン2に初参戦し、フェザー級トーナメント1回戦でエリック・マリオットに3-0の判定勝ち[4]。5月13日の準決勝でジョージ・カラカニヤンに3-0の判定勝ち[5]。6月24日の決勝ではパトリシオ・ピットブルに2-1の判定勝ちで優勝を果たした[6]

2010年9月2日、Bellator世界フェザー級王者ジョー・ソトに挑戦し、右膝蹴りでKO勝ちを収め王座獲得に成功した[7]

2012年3月9日、Bellator 60の世界フェザー級タイトルマッチでパット・カランと対戦し、右アッパーの連打でKO負けを喫し王座陥落した。

2013年9月27日、Bellator 101のバンタム級トーナメント1回戦でニック・カークと対戦し、リバーストライアングルアームバーで一本勝ち[8]。11月8日、Bellator 107のバンタム級トーナメント決勝でトラヴィス・マークスと対戦し、パウンドでTKO勝ちを収め優勝を果たした。

2014年5月2日、Bellator 118の世界バンタム級暫定王座決定戦でハファエル・シウバと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年10月10日、Bellator 128の世界バンタム級王座統一戦でエドゥアルド・ダンタスと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2015年3月27日、Bellator 135の世界バンタム級タイトルマッチでマルコ・ロウロと再戦し、膝十字固めで一本負けを喫し王座陥落した。レフェリーが痛みで悲鳴をあげたウォーレンを見て危険と判断して止めたため、試合後にタップしてないと抗議を行い裁定に不満を示した[9]

2016年12月2日、Bellator 166の世界バンタム級タイトルマッチでエドゥアルド・ダンタスと再戦し、0-2の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

戦績 編集

総合格闘技 戦績
21 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
15 3 2 10 0 0 0
8 3 3 2 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ショーン・バンチ 1R 1:42 TKO(スタンドパンチ連打) Bellator 210: Njokuani vs. Salter 2018年11月30日
× ジョー・タイマングロ 5分3R終了 判定3-0 Bellator 195: Caldwell vs. Higo 2018年3月2日
スティーブ・ガルシア 5分3R終了 判定3-0 Bellator 181: Campos vs. Girtz 3 2017年7月14日
× エドゥアルド・ダンタス 5分5R終了 判定0-2 Bellator 166: Dantas vs. Warren 2
【Bellator世界バンタム級タイトルマッチ】
2016年12月2日
サーワン・カカイ 3R 1:04 ギロチンチョーク Bellator 161: Kongo vs. Johnson 2016年9月16日
× ダリオン・コールドウェル 1R 3:23 リアネイキドチョーク Bellator 151: Warren vs. Caldwell 2016年3月4日
L.C.デイビス 5分3R終了 判定3-0 Bellator 143: Warren vs. Davis 2015年9月25日
× マルコ・ロウロ 2R 0:45 膝十字固め Bellator 135: Warren vs. Galvao
【Bellator世界バンタム級タイトルマッチ】
2015年3月27日
エドゥアルド・ダンタス 5分5R終了 判定3-0 Bellator 128
【Bellator世界バンタム級王座統一戦】
2014年10月10日
ハファエル・シウバ 5分5R終了 判定3-0 Bellator 118
【Bellator世界バンタム級暫定王座決定戦】
2014年5月2日
トラヴィス・マークス 2R 1:56 TKO(膝蹴り→パウンド) Bellator 107
【バンタム級トーナメント 決勝】
2013年11月8日
ニック・カーク 2R 3:03 リバーストライアングルアームバー Bellator 101
【バンタム級トーナメント 1回戦】
2013年9月27日
オーウェン・エヴィンガー 5分3R終了 判定3-0 Bellator 80 2012年11月9日
× パット・カラン 3R 1:25 KO(スタンドパンチ連打) Bellator 60
【Bellator世界フェザー級タイトルマッチ】
2012年3月9日
× アレクシス・ヴィラ 1R 1:04 KO(左フック) Bellator 51
【バンタム級トーナメント 1回戦】
2011年9月24日
マルコ・ロウロ 5分3R終了 判定3-0 Bellator 41 2011年4月16日
ジョー・ソト 2R 0:33 KO(右膝蹴り) Bellator 27
【Bellator世界フェザー級タイトルマッチ】
2010年9月2日
パトリシオ・ピットブル 5分3R終了 判定2-1 Bellator 23
【フェザー級トーナメント 決勝】
2010年6月24日
ジョージ・カラカニヤン 5分3R終了 判定3-0 Bellator 18
【フェザー級トーナメント 準決勝】
2010年5月13日
エリック・マリオット 5分3R終了 判定3-0 Bellator 13
【フェザー級トーナメント 1回戦】
2010年4月8日
× ビビアーノ・フェルナンデス 1R 0:42 腕ひしぎ十字固め DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 決勝戦
【フェザー級グランプリ 準決勝】
2009年10月6日
山本"KID"徳郁 2R(10分/5分)終了 判定2-1 DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
【フェザー級グランプリ 2回戦】
2009年5月26日
チェイス・ビービ 1R終了時 TKO(ドクターストップ) DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦
【フェザー級グランプリ 1回戦】
2009年3月8日

獲得タイトル 編集

表彰 編集

  • 全米レスリング協会 グレコローマン最優秀選手(2006年)

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
ジョー・ソト
第2代Bellator世界フェザー級王者

2010年9月2日 - 2012年3月9日

次王者
パット・カラン
暫定王座決定戦 対戦者
ハファエル・シウバ
Bellator世界バンタム級暫定王者
2014年5月2日 - 2014年10月10日
次暫定王者
王座統一戦により消滅
前王者
エドゥアルド・ダンタス
第3代Bellator世界バンタム級王者

2014年10月10日 - 2015年3月27日

次王者
マルコ・ロウロ