スコット (アルバム)

スコット・ウォーカーのアルバム

スコット』(原題"Scott")は、1967年にイギリスで発表された、アメリカ出身のミュージシャンでウォーカー·ブラザーズのフロントマンだった、スコット·ウォーカーによる初のソロ·アルバム。非常に大きな商業的·批評的成功を収め、イギリスのヒット·チャートで3位にまで登り詰めた。本作と次作の『スコット2』は、フィル·スペクターの"ウォール·オブ·サウンド"のレコーディング·テクニックが採用されている。

『スコット』
スコット·ウォーカースタジオ・アルバム
リリース
録音 1967年
ジャンル バロック·ポップ
時間
レーベル フィリップス·レコード(UK)       スマッシュ·レコード(US)        フォンタナ·レコード(CD)
プロデュース ジョン·フランツ
スコット·ウォーカー アルバム 年表
スコット(1967)スコット2 (1968)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価

概観

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 本作は、スコット率いるウォーカー·ブラザースのアルバム、"Images"の発売から6ヵ月後にリリースされた。作品は全体的に壮大なオーケストラ·アレンジメントを施した楽曲が目立ち、彼のオリジナル曲3曲と、彼自身の選曲によるカバー曲9曲で構成されている。特にカバー曲の中には、彼の尊敬するベルギーのミュージシャン、ジャック・ブレルの英訳された楽曲がアルバム全体の比重を大きく占める。スコットはジャックの事を、"世界で最も重要なシンガーソングライター"と評している。ジャック·ブレルの楽曲は、次作『スコット2』、次々作『スコット3』にも収録されている。

リリースとレセプション

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曲目

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Side 1

1.いとしのマチルダ "Mathilde" (Jacques Brel,Gérard Jouannest, Mort Shuman) 2:39

2.モンタギューの青い影 "Montague Terrace(In Blue)" (Noel Scott Engel ※スコット·ウォーカーの本名) 3:31

3.アンジェリカ "Angelica" (Cynthia Weil,Barry Mann) 4:02

4.バルチモアの貴婦人 "The Lady Came from Baltimore" (Tim Hardin) 1:59

5.ジョアンナが恋した時 "When Joanna Loved Me" (Jack Segal,Robert Wells) 3:08

6.マイ·デス "My Death" (Brel,Shuman) 4:57

Side 2

1.恋の傷あと "The Big Hurt" (Wayne Shanklin) 2:26

2.小さな恋 "Such a Small Love" (Engel) 4:55

3.ユーアー·ガナ·ヒア·フロム·ミー "You're Gonna Hear From Me" (Andlé Previn,Dory Previn) 2:53

4.長い眠れぬ夜 "Through a Long and Sleepless Night" (Mack Gordon,Alfred Newman) 4:12

5.いつでも君のもとに "Always Coming Back to You" (Engel) 2:41

6.アムステルダム "Amsterdam" (Brel,Shuman) 3:04

パーソネル

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・スコット·ウォーカー:ヴォーカル

・ウォーリー·ストット:編曲;指揮(Side 1:1,2,5 Side 2:1,2)

・レグ·ゲスト:編曲;指揮(Side 1:3,4,6 Side 2:5)

・ピーター·ナイト:編曲;指揮(Side 2:3,4)

・ピーター·オリフ:エンジニア

リリース履歴

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チャート

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チャート ポジション
UKアルバムチャート [1] 3位

参考文献

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