スティーブン・コステロ

アメリカのオペラ歌手

スティーブン・ジョン・コステロ ( 英:Stephen Costello1981年9月29日- ) はアメリカ人の オペラテノール歌手 であり 2009年にリチャードタッカー賞を受賞した。 コステロは ロイヤル・オペラ・ハウスメトロポリタン歌劇場、 や シカゴ・リリック・オペラなど著名なオペラハウスで公演を行った。

2010年、コステロはジェイク・ヘギーの『白鯨』の世界初演でグリーンホーン(イシュマエル)役をダラス・オペラで演じた。

教育とボーカルトレーニング 編集

コステロは生粋のフィラデルフィア人で,[1] 2007年には 地元の声楽芸術アカデミー(AVA)を卒業し リゴレットの公爵ラ・ボエームのロドルフォ愛の妙薬のネモリーノコジ・ファン・トゥッテのフェルランド、 友人フリッツのフリッツ、 妖精ヴィッリのロベルト、 そしてマスネのマノンではデ・グリューを演じた。ボイスティーチャーであるビル・シャーマンと学んだ。[2]

プロとしてのキャリア 編集

在学中、コステロは 2006年3月に ラ・ボエームのロドルフォを演じ フォートワース歌劇場でプロデビューを果たした。 同年9月 ボルドー国立歌劇場愛の妙薬 のネモリーノを演じヨーロッパデビュー。 また、ダラス・オペラマリア・ストゥアルダのレスター伯爵、そして ニューヨークオペラ管弦楽団ギヨームテルの漁師役でデビューした。 (カーネギーホール でのデビュー)。

コステロは2007‐2008年のシーズンの初日の夜にランメルモールのルチアのアルトゥーロ役として メトロポリタン歌劇場 の舞台に立った。

2008年、彼はザルツブルグ音楽祭で ヴェルディのオテロのカッシオを描いた。

2009年、コヴェントガーデンシャモニーのリンダのカルロを、[3] 同じシーズンに シカゴ・リリック・オペラメリーウィドウのカミーユを演じ、モスクワにあるチャイコフスキーコンサートホールにて ロミオとジュリエットのロミオ を、その後 サンディエゴオペラ で演じた。

他の有名な役には、シラノのクリスチャン(フィラデルフィアのオペラカンパニーロベルト・デヴリュー の表題役(ダラス・オペラ) 、ジャンニスキッキのリヌッチョジェームズ・コンロンによって指揮されたスポレートフェスティバル )などがある。[4]

2010年4月30日、コステロはジェイク・ヘギーの『白鯨』の世界初演でグリーンホーン(イシュマエル)役をダラス・オペラで演じた(エイハブ船長役は ベン・ヘップナー )。[5] 同年、ラ・ボエーム のロドルフォをベルリン・ドイツ・オペラCincinnati Operaシンシナティ・オペラで演じザルツブルグ音楽祭ロミオとジュリエットに出演した。 2010年11月, アンナボレーナペルシを描く。 それにしたがい ダラス・オペラでドニゼッティのチューダーオペラで4シーズンにわたって3人のテノールを演じた。 2016年7月、 サンタフェオペラハウスロミオとジュリエット のロミオとして出演した。

主な受賞歴 編集

2009年のリチャードタッカー賞に加え、コステロは 2007年の リチャードタッカー音楽財団のキャリア・グラントと 2006年に サラ・タッカー・スタディ・グラントを受賞した。

他には2006年の歌手のための ジョージ・ロンドン ファンデーションコンクール第一位 , 声楽芸術アカデミーのジャルジャーリ・ベル・カント・コンクールで第一位と聴衆賞, リシア・アルバネーゼ プッチーニ財団コンクールで第一位を受賞した。

脚注 編集

  1. ^ Philadelphia Inquirer (April 17, 2009)
  2. ^ Taylor (August 18, 2008)
  3. ^ De Butts (September 15, 2009)
  4. ^ Cappelletto (July 4, 2009
  5. ^ Midgette (May 3, 2010)

関連文献 編集

外部リンク 編集