セールスインテリジェンス

セールスインテリジェンスとは科学技術を用いて営業分野の問題を解決する方法のこと。営業担当者に営業活動を円滑に行う為のデータを提供する一連の技術ソリューションを指す。営業およびマーケティングチームが、潜在的顧客とその要件のデータを識別、分析、提示し利用するのに用いる。主にインターネットから顧客行動を分析し、購買意識の高いターゲットへ的確にアプローチするために利用される。[1]


概念 編集

見込み客に関するデータを蓄積するという考え。

複数の異なるチャネルプラットフォームを介しデータを取得する過程。

BPOを通じて従業員の働き方改革などのリスキリングが進むことに有効

構成要素 編集

・ソフトウェア 編集

企業が社内外のデータを使用して新たなマーケティング機会を見つけ顧客ターゲティングの改善を提供する。[2]

・サービス 編集

リード管理、データ管理、分析、レポーティングで適用される。

主にBFSI、IT・通信、ヘルスケアライフサイエンス、消費財・小売、メディア・エンターテインメントなどのエンドユーザーで利用される。[2]

応用 編集

・見込み客や顧客の行動パターンから過去に購入した商品・サービスへのアクセスを容易にする

・購買行動に共通性がある顧客層の確認

・自社商品を購入した顧客の行動予測

・過去の売上を分析し新たな販売チャネルを開拓

・データサイエンス分野の優秀な開発者などと共同開発が進むと、早ければ2024年度から従業員1,000人以上の企業を対象に、リスキリングのBPOが急速に進むことが予測される

市場規模 編集

セールスインテリジェンスの市場規模は、2021年で27億2000万米ドルからCAGR11.9%で成長した。[2]

2024年には42億7000万米ドル相当になるとの予測

地域概要 編集

グローバルセールスインテリジェンスソフトウェア市場は、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、ラテンアメリカ、中東・アフリカ地域を含む5つの主要地域にて調査されている。[3]

地域分類 編集

・北米 アメリカ合衆国、カナダ

・ヨーロッパ  英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ハンガリー、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ

・北欧 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイルランド、スイス、オーストリア、ポーランド、トルコ、ロシア、ポーランド、トルコ、ロシア

・アジア太平洋 日本、中国、インド、韓国、シンガポール、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、その他のアジア太平洋地域

・中東およびアフリカ イスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、クウェート、カタール、オマーン、北アフリカ、南アフリカ、その他の中東およびアフリカ

セールスインテリジェンスで実績のある日本企業とシステム名称 編集

・Baseconnect株式会社 「Musubu」[4]

株式会社ユーザベース 「SPEEDA」[5]

・CrossBorder株式会社 「SalesMarker」[6]

・セールス・インテリジェンス株式会社「営業ドクター:公立大学データサイエンス系学部と共同運営」

参考文献 編集

セールスインテリジェンスの世界市場(2022年)[7]

脚注 編集