ソウル消防災難本部(ソウルしょうぼうさいなんほんぶ)は、大韓民国ソウル特別市を管轄区域とする消防本部である。本部はソウル特別市中区文化の家通り12(芸場洞6-7)にある。

ソウル消防災難本部
各種表記
ハングル 서울소방재난본부
漢字 서울消防災難本部
発音 ソウルソバンジェナンボンブ
英文 Seoul Metropolitan Fire & Disaster Headquarters
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役割

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ソウル特別市行政機構設置条例第18条により以下のように定められている。

  1. 消防行政、火災の予防・警戒及び鎮圧に関する事項
  2. 消防施設の維持、ガスなど危険物安全管理に関する事項
  3. 緊急救助・救急に関する事項
  4. ソウル総合防災センター運営

沿革

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  • 1972年 – ソウル消防本部設置。(中部(現在の鍾路)、永登浦、龍山、城東(現在の広津)の4署[1]
  • 1983年7月18日 – 消防教育隊発足(※条例制定日)。
  • 1986年9月22日 – 消防教育隊が消防学校に昇格。
  • 1983年4月22日 – ソウル特別市航空消防隊条例設置条例制定(のちに“航空隊”に改称)。
  • 1986年12月15日 – ソウル特別市青瓦台消防隊設置条例制定。
  • 1998年8月12日 – 消防本部と民防衛災難管理局を統合し消防防災本部を設置。
  • 2002年3月22日 – ソウル総合防災センターを設置[2]
  • 2008年1月1日 – 消防災難本部に改称。

本部組織

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  • 消防災難本部長(消防正監)
    • 消防行政課(課長は地方消防准監。以下同じ)
    • 災難対応課
    • 予防課
    • 安全支援課
    • 消防監査班(班長は地方消防正)
    • 119特殊救助隊(隊長は地方消防領)

装備

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  • 高架車:25
  • 屈折車:28
  • 放水塔車:2
  • ポンプ車:142
  • 水槽車:133
  • 化学車:22
  • 除毒化学車:4
  • 救急車:140
  • 救助工作車:23
  • 救助バス:24
  • 指揮車:23
  • 排煙車:15
  • 照明照煙車:12
  • 化生防車等:82
  • 貨物車:33
  • 油槽車:1
  • 教育用車:5
  • 行政車:76
  • オートバイ:154
  • トレーラー:25
  • 消防ヘリ:3
  • 救助艇:2

(ソウル消防災難本部「2010主要業務計画」より)

ソウル総合防災センター

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災害・災難、民防衛警報を総括して指揮統制をする。所長は地方消防准監。場所はソウル特別市中区芸場洞文化の家通11(山4番地5号)にある。

下部組織

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  • 総合状況室(室長は地方消防正など)
  • 資源管理課(課長は地方消防領)
  • 電算通信課(課長は地方消防領)
  • 民防衛警報統制所

消防署

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地方消防正の署長の下、119安全センター、119救助隊、水難救助隊を所管する。ソウル特別市には衿川区を除く各区ごとに24の消防署がある。

下部組織

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(二交替勤務の消防署)

  • 消防行政課(課長は地方消防領)
  • 対応管理課(課長は地方消防領)
  • 予防課(課長は地方消防領)

(三交替勤務の消防署)

  • 消防行政課(課長は地方消防領)
  • 現場指揮隊(第1指揮隊長は地方消防領、第2・3指揮隊長は地方消防警)
  • 予防課(課長は地方消防領)

消防署一覧

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各消防署及び所属119安全センターの名称、所属119救助隊・水難救助隊の有無は以下の通り。太字は消防署と兼用。

消防署 119安全センター 119救助隊 水難救助隊
鍾路消防署 世宗路、新橋、鍾路、蓮建、新営、崇仁 ×
中部消防署 舞鶴、乙支路、忠武路、新堂、会賢 ×
城東消防署 杏堂、往十里、聖水、金湖 ×
広津消防署 九宜、陵洞、中谷
龍山消防署 漢江路、梨泰院、厚岩、二村、西氷庫 ×
東大門消防署 長安、清涼里、典農、龍頭、徽慶 ×
中浪消防署 新内、面牧、忘憂、中和 ×
永登浦消防署 永登浦、堂山、汝矣島、大林、新吉
城北消防署 鍾岩、敦岩、吉音、長位 ×
道峰消防署 放鶴、道峰、倉洞 ×
江北消防署 樊洞、牛耳、彌阿、三角山 ×
蘆原消防署 下渓、上渓、孔陵、月渓、水落 ×
恩平消防署 津寛、碌磻、葛峴、駅村、水色 ×
西大門消防署 延禧、北加佐、弘恩、渼芹 ×
麻浦消防署 新水、塩里、西橋、城山、上岩、孔徳 ×
江南消防署 三成、論峴、駅三、水西、開浦 ×
瑞草消防署 盤浦、方背、良才、瑞草、蚕院、牛眠 ×
冠岳消防署 冠岳、奉天、新林、蘭谷 ×
銅雀消防署 銅雀、鷺梁津、上道、白雲 ×
江西消防署 登村、禾谷、鉢山、傍花、開花 ×
陽川消防署 陽川、新亭、木洞、新月、シントゥリ ×
江東消防署 城内、千戸、高徳、岩寺、吉洞 ×
松坡消防署 馬川、蚕室、巨余、総合運動場、芳夷、可楽 ×
九老消防署 高一、九老、公団、高尺、水宮、禿山、始興、新道林 ×

ソウル特別市消防学校

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消防公務員の教育訓練を行う。 学校長は消防准監。場所はソウル特別市瑞草区教育院通27(瑞草洞391番地)にある。

下部組織

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  • 教育支援課(課長は地方消防正)
  • 人材開発課(課長は地方消防正)
  • 消防科学研究センター(センター長は地方消防領)
  • 救助救急教育センター(センター長は地方消防領)

ソウル特別市青瓦台消防隊

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韓国大統領府である青瓦台内の火災の予防・警戒・鎮圧の業務を遂行する。 隊長は地方消防領。場所はソウル特別市鍾路区青瓦台前通50(世宗路1番地)にある。

ソウル特別市航空隊

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空からの火災鎮圧、人命救助だけでなく、無許可建造物取締りのための航空写真撮影や、自然環境保存のための取締り・調査活動、交通情報の提供なども行っている。 隊長は地方消防領。場所はソウル特別市江西区航空路678(五谷洞244番地)にある。

下部組織

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  • 行政班(班長は地方消防尉。以下同じ)
  • 運航班
  • 整備班

脚注

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  1. ^ この時点では中区龍山区鍾路区城東区麻浦区西大門区東大門区城北区永登浦区の9区である。
  2. ^ 서울종합방재센터 개관. デジタルガス新聞(2002-3-23). 2011年2月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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