ソフトダイポールモード

ソフトダイポールモード(Soft dipole mode)は、中性子陽子の密度分布が大きく異なり中性子スキン中性子ハローの構造が見られる中性子過剰核において、発現の可能性が議論されている励起状態のひとつである。陽子と中性子が形成する原子核(コア)と残りの中性子の自由度が分離もしくは弱結合状態となり、コアとスキンの間の復元力が小さくなるために、非常に小さな周波数領域(低励起エネルギー領域)に発現する双極子型振動モードである。