タレントID(タレントアイディー、Talent Identification)とは、日本のスポーツ競技などにおいて、若年層の人材発掘・育成、およびそれを目的とした事業プログラムである。

呼称はさまざまで、「タレント発掘・育成プロジェクト」のほか、略して「TID(ティー・アイ・ディー)」と呼ぶこともある。この場合の「タレント」とは「才能あるアスリートおよびその候補」を意味する。

TIDが行われている日本国内スポーツ団体 編集

日本ラグビーフットボール協会 編集

毎年3月に強豪国へ海外遠征する高校日本代表チームは、年4回の「TIDユースキャンプ」を通じて選抜を行っている[1]

2011年(平成23年)から、タレント発掘・育成事業「タレントIDキャンプ」を開始[2]

2013年(平成25年)には、女子7人制ラグビー強化に向けて日本スポーツ振興センターの「ナショナルタレント発掘・育成プログラム(NTID)」(後述)で身長170cmを超える女子の発掘育成事業を行った[3][4]

2018年(平成30年)からは、体格や身体能力に優れた高校生世代のTIDとして「Bigman&Fastman Camp」という副題をつけた合宿も始めた[5]

2021年(令和3年)から、高校生・大学生を対象とした、招待・募集による『女子15人制TID「Strong Girls」発掘プロジェクト』を開始。

日本スポーツ振興センター 編集

オリンピックパラリンピックを目指す未来のトップアスリートを発掘する[6]

2013年(平成25年)から2017年(平成29年)まで、「ナショナルタレント発掘・育成プログラム(NTID)」を実施した[6]

2017年からは、スポーツ庁日本スポーツ協会(JSPO)、日本オリンピック委員会(JOC)、日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPSA/JPC)と連携、さらに全国のスポーツ団体と協働して[6]ワールドクラス・パスウェイ・ネットワーク(WPN)を構築し[7]、事業名を「ジャパンライジング・スター・プロジェクト(J-STAR)」としている。

日本ミニフットボール協会 編集

タレントIDプロジェクトで、12歳までの8人制サッカー選手を発掘する[8]

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集