チェルニナ(Czernina)は、伝統的にカモ血液鶏清湯から作るポーランドスープである。カモの血液の代わりにウサギブタの血液が用いられることもある[1][2]。英語では、"duck blood soup"という。

チェルニナ
別名 Jusznik,[1] czarnina, czarna polewka
種類 スープ
発祥地 ポーランド
主な材料 血液 (カモニワトリウサギブタ)、ブイヨン
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ポーランド、ベラルーシリトアニアの地域ごとに数百種類のレシピがある。使われる材料には、プラムナシシロップ、乾燥ナシ、プラムまたはサクランボアップルビネガー蜂蜜等がある。多くのポーランドのスープと同様に、クルスキ、細麺、マカロニ、茹でたジャガイモダンプリング等と一緒に食べる。

シンボル

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19世紀まで、チェルニナはポーランド文化の象徴でもあった。チェルニナは、恋人にプロポーズする若い男性に提供され、プロポーズを拒否された時にも、彼はチェルニナを提供された。これは、アダム・ミツキェヴィチによる有名な叙事詩『パン・タデウシュ』の中にあるプロットの要素である。

スウェーデンスバートゥソッパという料理と非常によく似ている。

出典

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  1. ^ a b Strybel, Robert; Strybel, Maria (2005). Polish Heritage Cookery. Hippocrene Books. p. 195. ISBN 978-0781811248 
  2. ^ Kevin Pang; Borrelli, Christopher (27 October 2011). “There will be blood”. The Chicago Tribune. https://www.chicagotribune.com/2011/10/27/there-will-be-blood/ 10 May 2012閲覧。