チェーン・リアクション (1980年の映画)
『チェーン・リアクション』(Chain Reaction)は、1980年のオーストラリア映画である。『Nuclear Run』という題名でも知られている[1]。
チェーン・リアクション | |
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The Chain Reaction | |
監督 | イアン・バリー |
脚本 | イアン・バリー |
製作 | デヴィッド・エルフィック |
出演者 | スティーヴ・ビズレー |
音楽 | アンドリュー・トーマス・ウィルソン |
撮影 | ラッセル・ボイド |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1980年9月25日 1980年10月 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | オーストラリア |
言語 | 英語 |
公開された当時、当作品の内容は『マッドマックス』、『カサンドラ・クロス』と『チャイナ・シンドローム』を足したようなものと喩えられた[1]。
ストーリー
編集オーストラリア大陸の中西部でマグニチュード5.6の地震が発生し、WALDO(Western Atomic Longterm Dumping Organisation の略称。西部オーストラリア核廃棄物永久処理公団)の核廃棄物処理施設が被害を受け、放射能を帯びた汚染水が漏出する。科学者のハインリックが対応にあたり、彼自身が被曝し命を縮めることとなったものの、最悪の事態は免れた。
汚染水が地下水に流れ込む危険を公表しようとするハインリックだったが、事故を隠蔽しようとするWALDOは彼を監禁する。ケロイド症状を発症しながらも脱出したハインリックは大学時代の仲間ピゴットとイーグルへの連絡を試みる。その後山小屋にたどり着き、そこでラリーとカーメル夫妻に保護される。ラリーはハインリックの状態に驚いてポラロイド写真を撮り、山を下りたところで、ハインリックを抹殺すべく追ってきた、グレイ率いるWALDOの保安チームと出くわした[2][3]。
スタッフ
編集キャスト
編集- ラリー:スティーヴ・ビズレー(吹替:内海賢二)
- カーメル:アーナ=マリア・ウィンチェスター(吹替:鈴木弘子)
- ハインリック(ハインリッヒの表記も。):ロス・トンプソン(吹替:金内吉男)
- グレイ:ラルフ・コッテリル(吹替:家弓家正)
- オーツ:パトリック・ウォード(en)
- イーグル:ヒュー・キース・バーン(吹替:小林修)
- ピゴット:リチャード・モイア
- グロリア:ローナ・レスリー[4][5](吹替:弥永和子)
- 髭を生やしたメカニック:メル・ギブソン(クレジットなし)
脚注
編集- ^ a b “チェーン・リアクション 映画/作品情報 - Yahoo!映画”. Yahoo Japan. 2011年12月24日閲覧。
- ^ チェーン リアクション - MOVIE WALKER PRESS
- ^ 宮崎哲弥「宮崎哲弥のDVD教養講座 反原発映画の嚆矢」、『週刊文春』53巻51号(平成23年12月29日号)、文藝春秋 pp. 113頁
- ^ a b チェーン リアクション - MOVIE WALKER PRESS
- ^ a b チェーン リアクション - allcinema