対バン

ライブイベント形式
ツーマンライブから転送)

対バン(たいばん)とは、ライブイベントにおいて複数の出演者が入れ替わる形でステージに立ち、共演すること。

通常はタイムテーブルで割り当てられた演奏時間を各出演者が担当する。

似たような形式にロック・フェスティバルがあるが、対バンは主にライブハウス規模でのイベントに対して使われる。

出演者が2組や3組の対バンライブは「ツーマンライブ」や「スリーマンライブ」などとも呼ばれる。

概要

編集

元々は複数のロックバンドが演奏を競い合う「バンド同士の対決」が語源であるとみられているが、「バンド」的・「対決」的要素は薄れ、バンド以外のアイドルライブなどでも使われている。

「対バンする」や「対バン相手」など、ほぼ「共演」や「競演」と同じ意味でも使われる[1]

オープニングアクトは、対バン出演者とは区別され、出演者リストにもオープニングアクトであることが表記される。

対バン形式のメリット

編集

出演者は各出演者が集客したファンに自分たちの演奏を観てもらうことで、新たなファンの獲得に繋がる。また、観客は一度に複数アーティストを観られることによる相乗効果や、思いがけず好みのアーティストに出会う機会が期待される。

単独では集客を見込めない場合に、複数アーティストが集まることによって集客を増やし、公演を成立させたり、より大きな会場での公演を実現することができる。また、公演当たりの演奏時間が短いことから、公演数を増やすこともできる。

複数の出演者が集まることによって、公演の準備・運営に掛かる労力やリスクを分散できる。

脚注

編集