テテヴェン

ブルガリアの町

座標: 北緯42度55分 東経24度16分 / 北緯42.917度 東経24.267度 / 42.917; 24.267

テテヴェンブルガリア語: ТѐтевенTeteven)はブルガリア北西部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。ロヴェチ州に属する。バルカン山脈のふもと、ヴィト川(Вит / Vit)の両岸に広がる。

テテヴェン
Тетевен
テテヴェンの位置(ブルガリア内)
テテヴェン
テテヴェン
ブルガリア内のテテヴェンの位置
 ブルガリア
州(オブラスト)ロヴェチ州
基礎自治体テテヴェン
自治体全域の人口24661 人
(2005年7月21日現在)
町の人口11213 人
(2005年7月21日現在)
ナンバープレートOB
標高498 m
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
テテヴェン歴史博物館
テテヴェンの町の中

テテヴェンは1421年の文書に初めて記録される。町の名前はテテョ(Тетьо / Tetyo)という人物の一族にちなむと考えられる。テテョはこの地方に初めて住み、ここに町を築いた人物である。町の古い名前にはテテュヴェン(Тетювен / Tetyuven)やテテュヴェネ(Тетювене / Tetyuvene)といったものがある。

16世紀から17世紀にかけて町は栄えたが、トルコ人による略奪者集団によって1801年に襲撃され、町は焼き払われ、破壊された。3000軒あった家屋のうち残されたのは4軒のみであった。後に町は復興され、19世紀にはブルガリアの独立を求める武力闘争が起こり、ヴァシル・レフスキによる内部革命組織の革命家を保護した。

毎年、夏になるとテテヴェンではチェスのトーナメントが開かれる。これはブルガリアで最大のチェスの催しである。2006年に開かれた第21回大会では、ブルガリア各地からあつまった130人の選手が参加した。

テテヴェンにちなむもの 編集

南極大陸サウス・シェトランド諸島にあるリヴィングストン島のテテヴェン氷河(Teteven Glacier)は、テテヴェンにちなんで命名された。

町村 編集

テテヴェン基礎自治体(Община Тетевен)には、その中心であるテテヴェンをはじめ、以下の町村(集落)が存在している。

関連項目 編集

外部リンク 編集