テリー・マーシュ(Terry Marsh, 1958年2月7日 - )は、イギリス男性プロボクサータワーハムレッツ区ステップニー出身。第4代IBF世界スーパーライト級王者。てんかんの発作に悩まされ29歳で世界王座在位のまま引退した。引退後はフランク・ウォーレンの銃撃事件で容疑者として逮捕・拘留(後に無罪になった)されたことがある。

テリー・マーシュ
基本情報
本名 テリー・マーシュ
通称 the Fighting Fireman(戦うファイヤーマン)
階級 スーパーライト級
身長 165cm
リーチ 170cm
国籍 イギリスの旗 イギリス
誕生日 (1958-02-07) 1958年2月7日(66歳)
出身地 タワーハムレッツ区ステップニー
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 26
KO勝ち 10
敗け 0
引き分け 1
無効試合 0
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2010年3月にNone Of The Above X上記の候補者以外)という名前に改名し、イギリス総選挙に無所属候補として出馬した。

来歴 編集

1981年10月12日、プロデビューを果たし6回60-57の判定勝ちで白星でデビューを飾った。

1982年4月5日、ロイド・クリスティーと対戦し8回78-78の引き分け。

1983年4月26日、BBBofCサウザンエリアスーパーライト級王座決定戦をバーノン・バンリエルと対戦し10回100-97の判定負けで王座獲得に成功した。

1984年9月19日、BBBofC英国スーパーライト級王者クリントン・マッケンジーと対戦し12回判定勝ちで王座獲得に成功した。

1985年10月24日、EBUヨーロッパスーパーライト級王座決定戦をアレッサンドリオ・スカペッチと対戦し6回TKO勝ちで王座獲得に成功した。

1986年1月22日、ツシコレタ・ンカランケレと対戦し12回3-0(119-116、118-117、119-118)の判定勝ちで初防衛に成功した。

1986年4月12日、フランセスコ・プレジオソと対戦し12回判定勝ちで2度目の防衛に成功した。

1987年3月4日、IBF世界スーパーライト級王者ジョー・マンリーと対戦し10回20秒TKO勝ちで王座獲得に成功した。

1987年7月1日、元日本スーパーライト級王者亀田昭雄と対戦し7回TKO勝ちで初防衛に成功した。

しかし、持病だったてんかんの発作がひどくなったためIBF世界スーパーライト級王座を返上し、無敗レコードのまま12月に現役を引退した。

引退後は株の仲売人になり、56歳の時にはチェスボクシングで世界ウェルター級王座を獲得した。

フランク・ウォーレン銃撃事件 編集

1989年11月30日に発生した、マーシュの元プロモーターフランク・ウォーレンルガーP08で銃撃された事件の容疑者として逮捕され10ヶ月間拘留されるが、証拠不十分で釈放された(現在も犯人は捕まっていない)。

獲得タイトル 編集

  • BBBofCサウザンエリアスーパーライト級王座
  • BBBofC英国スーパーライト級王座
  • EBUヨーロッパスーパーライト級王座
  • 第4代IBF世界スーパーライト級王座(防衛1)

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
ジョー・マンリー
IBF世界フェザー級王者

1987年3月4日 - 1987年12月(返上)

空位
次タイトル獲得者
バディ・マクガート