ディック・ケット
ディック・ケット(Dick Ket、1902年10月10日 - 1940年9月15日)はオランダの画家である。静物画や自画像を描いた。「マジック・リアリズム」の画家の一人とされる。
ディック・ケット Dick Ket | |
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![]() 自画像 | |
生誕 |
1902年10月10日![]() |
死没 |
1940年9月15日(37歳没)![]() |
運動・動向 | 「マジック・リアリズム」 |
略歴
編集デン・ヘルダーで生まれた。ホールンやエーデで暮らした後、1922年から1925年までアーネムの美術学校(Kunstoefening) で学んだ。生まれつき悪かった心臓病が悪化し[1][2]、旅行をすることを避け、1930年から亡くなるまで両親とベンネコムの家に閉じこもって暮らし、友人とは手紙のやり取りをした。書籍などの複製で近代絵画を学び、静物画や自画像を描き続けた。
初期には印象派のスタイルの作品を描いたが、1929年に「新即物主義」の画家たちの作品に影響を受けで、スタイルを変えた。「キュビズム」の絵画を思わせる独特な構成の静物画は、描く対象の配置が気に入るようになるまで何日もかけたとされる。
作品
編集-
自画像 (1932)
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自画像 (1933)
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自画像
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Composition au violon
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(1925)
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Stilleven met fluit(1932)
脚注
編集- ^ "Genetic Disorders in Portraits" @ PubMed
- ^ Lock, Last, & Dunea 2001, p. 66.
関連書籍
編集- Lock, S., Last, J. M., & Dunea, G. (2001). The Oxford illustrated companion to medicine. Oxford: Oxford University Press. ISBN 0-19-262950-6
- Schmied, Wieland (1978). Neue Sachlichkeit and German Realism of the Twenties. London: Arts Council of Great Britain. ISBN 0-7287-0184-7