ディヴィジオン1/エールステ・クラッセ1963-1964

ディヴィジオン・アン / エールステ・クラッセ 1963-1964ベルギー最上位サッカーリーグの第61回目のシーズンである。RSCアンデルレクトワが10回目の優勝を決めた[1]

ディヴィジオン・アン
エールステ・クラッセ
シーズン 1963-1964
優勝 RSCアンデルレクトワ (10回目)
昇格 KFCマリノワ
KFCトゥルンハウト
降格 KFCマリノワ
KFCトゥルンハウト
得点王 ベルギーの旗 ポール・ファン・ヒムスト (26)

概要 編集

2位ベリンヘンと王者スタンダールとのレースを制して優勝回数を二桁にしたアンデルレヒトには、初めて得点王を獲得し代表チームでも中心選手となっていく若きポール・ファン・ヒムストがいた。下位ではKFCマリノワが最下位となり1年で降格、昇格2年目のベルシェン・スポールが15位となったが、不正事件で処罰を受けたKFCトゥルンハウトが強制降格を命じられたため、その恩恵でベルシェンは残留した。なお久々に開催されたカップ戦クープ・ドゥ・ベルジーク/ベーケル・ファン・ベルヒエは、今季からシーズンを通して行われる大会となっている。

出場クラブ 編集


 
アントウェルペン拡大図
赤文字:消滅したクラブまたはスタジアム


名前 クラブ番号 ホームタウン ホームスタジアム 監督
RSCアンデルレクトワ 35 アンデルレクト スタッド・エミール・ヴェルゼ   ピエール・シニバルディフランス語版
RアントウェルプFC 1 アントウェルペン ボサイルスタディオン   カール・フーメンベルガー
RベールショットAC 13 アンヴェール スタッド・オランピック・ダンヴェール   アンドラーシュ・ベーレシュ
Rベルシェン・スポール 28 ベルシェン エト・ローイ   ピーテル・ヴァン・デ・ヴェン
KベリンヘンFC 522 ベリンヘン メインスタディオン   アルトゥール・クーレールス
RCSブリュージョワ 12 ブリュージュ スタッド・エドギャール・ドゥ・スメット   ジョルジュ・ムリス
RFCブリュージョワ 3 ブリュージュ スタッド・アルベール・ディセランク   フアン・シュワネル
RダリンCB 2 モルンベーク スタッド・オスカル・ボサールト   レオナール・ドゥネイエ
KFCディースト 41 ディースト デ・ワランデ   マルセル・ヴェルカーメン
ARAラ・ガントワーズ 7 ヘントブルッヘ スタッド・ジュール・オッテン   ルイ・ヴェルストラーテン
RFCリエージョワ 4 ロクー スタッド・ヴェロドローム・ドゥ・ロクー   ブラニスラフ・セクリッチ
RスタンダールCL 16 スクレサン スタッド・ドゥ・スクレサン   オーギュスト・ジョルダン
KリールセSK 30 リール ヘルマン・ヴァンデルポールテンスタディオン   フスターフ・ヴァン・デン・ベルフ
KFCマリノワ 25 マリーヌ アフテル・デ・カゼルネ   オリヴァー・ガスパー
Kシント=トライデンセVV 373 シント=トライデン スタイエン   レイモン・ゲタルス
KFCトゥルンハウト 148 トゥルンハウト ヴィラパルクスタディオン   不明


順位表 編集

チーム 出場権または降格
1 RSCアンデルレクトワ 30 18 9 3 77 28 +49 45 UEFAチャンピオンズカップ 1964-65
2 KベリンヘンFC 30 16 9 5 49 30 +19 41
3 RスタンダールCL 30 16 8 6 58 28 +30 40
4 RベールショットAC 30 12 13 5 47 26 +21 37
5 RFCリエージョワ 30 15 6 9 39 27 +12 36 インターシティーズ・フェアーズカップ 1964-65
6 RアントウェルプFC 30 13 9 8 42 38 +4 35
7 KFCディースト 30 13 7 10 43 39 +4 33
8 ARAラ・ガントワーズ 30 10 6 14 37 51 −14 26 UEFAカップウィナーズカップ 1964-65出場
9 KリールセSK 30 8 10 12 39 43 −4 26
10 RCSブリュージョワ 30 8 10 12 25 43 −18 26
11 RダリンCB 30 8 9 13 41 48 −7 25
12 RFCブリュージョワ 30 8 8 14 35 48 −13 24
13 Kシント=トライデンセVV 30 8 8 14 36 50 −14 24
14 KFCトゥルンハウト 30 7 10 13 28 50 −22 24 ディヴィジオン・ドゥ1964-1965に降格[注 1]
15 Rベルシェン・スポール 30 8 6 16 29 49 −20 22
16 KFCマリノワ 30 3 10 17 20 47 −27 16 ディヴィジオン・ドゥ1964-1965に降格
出典: BelgiumSoccerHistory.com
順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 勝利数; 3) 得失点差; 4) 順位決定戦;
注釈:
  1. ^ 不正による強制降格処分

得点ランキング 編集

順位 国籍 選手 クラブ 点数 出場数
1.   ポール・ヴァン・ヒムスト RSCアンデルレクトワ 26 29
2.   ロジェ・クラーセン RスタンダールCL 20 18
3.   エティエンヌ・ザマン RベールショットAC 19 30
4.   フランス・ヴェルメイエン KリールセSK 16 24
5.   フローラン・ボエ RアントウェルプFC 13 30
6.   テオ・ヴァン・デ・ヴェルデ RアントウェルプFC 12 27
=.   ユリエン・ヴァン・ロースブルック KFCディースト 12 28
=.   ヨニー・ティオ RFCブリュージョワ 12 30
9.   ジャン=マリー・ルタウェ RFCリエージョワ 11 25
=.   ヨーゼフ・ヴァン・カンプ KFCディースト 11 25
=.   カレル・ベイエルス RアントウェルプFC 11 28
12.   ヴィクトル・ウェグリア RFCリエージョワ 10 19
=.   ジャック・ストックマン RSCアンデルレクトワ 10 23
=.   ロジェ・フロン RダリンCB 10 27
=.   エリック・ダールス RCSブリュージョワ 10 29
=.   アルマント・ペーテルス KベリンヘンFC 10 29

ソース:BelgiumSoccerHistory.com

その他のトピック 編集

  • 1963年に「上位カテゴリークラブ同盟」なる団体が解散し、これと入れ替わるようにプロ解禁 (および拡大)を求めるクラブの連合体「リーグ・ナシヨナル」が結成され、1964年2月1日にベルギーサッカー協会に加盟した[2]。リーグ全体ではないが、クラブ単位のプロ化は事実上認められたことになる。

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ Belgium 1963/1964” (英語). WildStat.com. 2023年4月29日閲覧。
  2. ^ LES ANNÉES SOIXANTE ET SEPTANTE” (フランス語). ベルギーサッカー協会. 2023年5月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集