デューティ比
各周期において信号がオンである時間の割合
デューティ比(デューティひ)、もしくは デューティサイクル(英: duty cycle)とは、周期的な現象において、"ある期間" に占める "その期間で現象が継続される期間" の割合である。制御工学、電気通信や電子工学で使う。

- デューティ比
ここで
- は、信号(関数)がゼロでない期間。
- は、信号(関数)の周期。
例えば、理想的なパルス列(方形波のパルス)では、パルス幅をパルス期間(周期)で割ったものがデューティ比である。パルス幅が1 μsでパルス周期が4 μsの場合、デューティ比は0.25(25%)である。矩形波では、デューティ比は0.5(50%)である[1]。
別の例としては、電気モーターのような電気機器において、オーバーヒートなどの問題を起こさずに機能する期間のことをいうこともある。
音楽用シンセサイザーには、演奏中のオシレータのデューティ比を変えるのにパルス幅変調が使われているものがあり、それにより微妙な音色の効果が得られる。
この記事は w:Federal Standard 1037C(en) および w:MIL-STD-188(en) に基づく。
脚注
編集- ^ “デューティ比の意味・解説”. デジタル大辞泉. 2022年6月17日閲覧。