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トップ (アルバム)

『トップ』（英: Top）は、アメリカ合衆国のラッパー、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの2作目のスタジオ・アルバム。2020年9月11日にネヴァー・ブローク・アゲイン、アトランティック・レコードからリリースされた。ミックステープ『38 Baby 2』、『Still Flexin, Still Steppin』に続く、ヤングボーイの2020年3作目の作品となる。アルバムは全21曲で構成されており、客演としてスヌープ・ドッグ、リル・ウェインが参加している。

『トップ』
ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン の スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヒップホップ
時間
レーベル ネヴァー・ブローク・アゲイン、アトランティック
ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン アルバム 年表
『38 Baby 2』
(2020年)		『トップ』
(2020年)		『Until I Return』
(2020年)
『トップ』収録のシングル
  1. 「All In」
    リリース: 2020年8月3日 (2020-08-03)
  2. 「Kacey Talk」
    リリース: 2020年8月13日 (2020-08-13)
  3. 「Callin」
    リリース: 2020年9月1日 (2020-09-01)
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背景 編集

前作『38 Baby 2』のリリース後、4年間継続して音楽をリリースしてきたヤングボーイは[1] 、楽曲のリリースを一時的に休止することを発表した。その際、「俺は金曜日に『38 Baby 2』をリリースしたら、より良い状況になるまで、二度と曲/アルバムをリリースしない」とツイートした[2]。また、アルバム4枚と引き換えに、所属レーベルにマスターズを求めたことも公にしている。しかし、レーベルはこのオファーを断った[3]。2020年8月20日、ヤングボーイは自身のソーシャルメディアを通じて、次回作の発売日、収録曲数 (18曲) を発表した[4]。8月25日、本作は予約注文だけでApple Musicで1位を獲得した[5]。

プロモーション 編集

シングル 編集

2020年8月3日、「All In」を本作のリードシングルとしてリリース。 同曲ではヤングボーイの傷心と喪失感をギターの音で表現している[5]。

8月13日、「Kacey Talk」をセカンドシングルとしてリリース。同曲ではヤングボーイの息子ケイシーの声が収録されている。また、ミュージックビデオでは彼と彼の弟であるケイデンが出演してる[6]。

9月1日、スヌープ・ドッグを客演に迎えた「Callin」をサードシングルとしてリリース[7]。

その他のリリース 編集

2020年6月12日、「Sticks with Me」を本作の先行シングルとしてリリース。ミュージックビデオはリッチ・ポーターが監督を務め、ヤングボーイが棺や墓場の周りでパフォーマンスする内容となっている[8]。

8月25日、「Murder Business」をプロモーション・シングルとしてリリース。同曲のミュージックビデオもリッチ・ポーターが監督を務めており、ヤングボーイとそのクルーが様々な場所でパフォーマンスする内容となっている[2]。

「House Arrest Tingz」は本作の18曲目に収録されている。同曲はヤングボーイが自宅謹慎中の2019年9月25日にYouTubeで独占公開されたものである[9]。

「The Last Backyard...」は、2020年初頭にライヴを経て流出した曲である。同曲は本作の3曲目に収録されている[10]。

アートワーク 編集

本作の発表とともにアートワークが公開された。しかし、それは同じアトランティック・レコードのレーベルメイトであるロディー・リッチが2019年にリリースした『Please Excuse Me for Being Antisocial』に似ているとの批判を集めた[11]。どちらのアートワークも白黒、似たようなポーズ、服装が特徴である。XXLの記者、ゾーイ・ジョンソンは「ロディーは首のジュエリーをシャツの中に入れているが、彼 (ヤングボーイ) は2つのアイスアウト・キューバ・リンク・チョーカー・チェーンを着用している。」と記載している[11]。 リッチはTwitterで反応し、「ロディーはたった一人だ」とツイートした。また、彼は今回のヤングボーイとの問題についても軽視しており、「俺はこのことを気にしていない。比較されるのはうんざりだ。」とコメントしている[11]。

売上 編集

本作は、リリース初週に12.6万枚 (純粋なアルバム売上は1.9万枚) を売り上げ、本国アメリカのBillboard 200で初登場1位を獲得した。これはヤングボーイにとって3作目の全米1位を獲得した作品となった。 (2020年で2作目) また、9月26日週までに、アルバム全21曲のストリーミング再生が合計1億5632万回を記録した[12]。

収録曲 編集

#タイトル作詞・作曲プロデューサー時間
1.「Drug Addiction」
  • Palaze
  • LayZ Beats
2.「Cross Roads」
  • Gaulden
  • Joseph Boyden
  • John Carrington Jr.
  • Keenan Webb
  • Keenan Webb
  • Trauma Tone
  • Seph Got the Waves
3.「The Last Backyard...」
  • Gaulden
  • Tavian Dawson Carter
TayTayMadeIt
4.「Right Foot Creep」
  • Gaulden
  • Carter
TayTayMadeIt
5.「Dirty Stick」
  • Gaulden
  • Daniel Lebrun
  • Logan Christopher
  • Sven Steenbergen
  • D-Roc
  • 17onDaTrack
  • ABonTheBeat
6.「Kacey Talk」
  • Gaulden
  • Julia Lewis
  • Jason Goldberg
  • Sebastian Lopez
  • Julia Lewis
  • 1Mind
7.「My Window」(featuring Lil Wayne)
  • Smash David
  • TenRoc
8.「I'm Up」
  • Gaulden
  • Wesley Glass
  • Aaron Selva
  • Wheezy
  • Selvziño
9.「Off Season」
  • Gaulden
  • Aaron Lockhart
  • Mike Laury
  • Dubba-AA
  • Mike Laury
10.「All In」
  • Gaulden
  • Luke Clay
  • Michael O'Brien
  • Brandon Russell
  • Yung Lan
  • LC
  • 12Hunna
  • BJ Beatz
11.「Dead Trollz」
  • Gaulden
  • Jarrian Thompson
  • Lukas Payne
  • Sterling Reynolds
  • PlayboyXO
  • LondnBlue
  • Karltin Bankz
12.「Fuck Ya!」
  • Gaulden
  • Don'Taye Shephard
  • Gregory Sanders Jr.
  • Allen Kelly
  • Hitman Audio
  • AKel
  • WassamWop
13.「Big Bankroll」
  • Gaulden
  • Brandon Russel
  • Jaylen Jackson
  • Kendrell Mattox
  • BJ Beatz
  • DrellOnTheTrack
  • BxsedJay
14.「Boom」
  • Gaulden
  • Braylen Rembert
  • Sanders
  • Hitman Audio
  • Ayo Bleu
15.「Reaper's Child」
  • Gaulden
  • Vincent Verdi
  • Kevin Gomringer
  • Tim Gomringer
  • Jack Lomastro
  • Nizzy
  • Farsi
  • Wallis Lane
  • Vinny For Good
  • Cubeatz
  • Jack Lomastro
16.「Murder Business」
  • Gaulden
  • India Williams
  • Gregory Sanders
  • India Got Them Beats
  • Hitman Audio
17.「Sticks with Me」
  • Gaulden
  • Don'Taye Shephard
  • Daniel Wright
  • WassamWop
  • Trapman TwoThree
18.「House Arrest Tingz」
  • Gaulden
  • Brian Carroll
  • Tevin Revell
Drum Dummie
19.「To My Lowest」
  • Gaulden
  • Mattox
  • Nikola Pejovic
  • DrellOnTheTrack
  • DZIMI
20.「Peace Hardly」
  • Gaulden
  • Dondre Moore
  • Tahj Morgan
  • Tobias Fagerstroem
  • JetsonMade
  • Neeko Baby
  • Humblebee
21.「Callin」(featuring Snoop Dogg)
  • Cássio
  • Vinny For Good
  • Wallis Lane
合計時間:

チャート 編集

アルバム『Top』のチャート
国/地域 最高位
ベルギー (Ultratop Flanders)[13] 167
カナダ (Billboard)[14] 4
オランダ (MegaCharts)[15] 50
フランス (SNEP)[16] 146
UK アルバムズ (OCC)[17] 62
US Billboard 200[18] 1
US Top R&B/Hip-Hop Albums (Billboard)[19] 1

脚注 編集

[脚注の使い方]
  1. ^ Zidel, Alex (2020年8月25日). “NBA Youngboy Previews New Music From "TOP" Album”. HotNewHipHop. 2020年9月8日閲覧。
  2. ^ a b Elder, Sajae (2020年8月26日). “Watch YoungBoy Never Broke Again's new video "Murder Business"”. The Fader. 2020年9月8日閲覧。
  3. ^ Caraan, Sophie (2020年8月21日). “NBA YoungBoy Announces New Album 'TOP'”. Hypebeast. 2020年9月8日閲覧。
  4. ^ Proce, Joe (2020年8月20日). “Migos Share "Need It" Video f/ YoungBoy Never Broke Again”. Complex. 2020年9月8日閲覧。
  5. ^ a b Am, Aron (2020年7月25日). “NBA Youngboy Is Back With His Latest Drop "All In”. HotNewHipHop. 2020年9月8日閲覧。
  6. ^ “YoungBoy Never Broke Again Paints With His Kids In "Kacey Talk" Visual”. AllHipHop (2020年8月19日). 2020年9月8日閲覧。
  7. ^ Johnson, Patrick (2020年9月1日). “YoungBoy Never Broke Again and Snoop Dogg Drop New Single "Callin"”. Hypebeast. 2020年9月8日閲覧。
  8. ^ Powell, Jon (2020年8月20日). “Youngboy Never Broke Again drops new visual for "Sticks With Me”. Revolt. 2020年9月8日閲覧。
  9. ^ Groce, Nia (2020年9月26日). “NBA YoungBoy Shares New Song and Video, "House Arrest Tingz"”. Hypebest. 2019年9月8日閲覧。
  10. ^ “NBA youngboy- The Last BACKYARDIGAN ( live Audio) (unreleased song) - YouTube” (2020年2月26日). 2020年9月8日閲覧。
  11. ^ a b c Johnson, Zoe (2020年8月21日). “People Accuse YoungBoy Never Broke Again of Copying Roddy Ricch's Album Artwork”. XXL. 2020年9月8日閲覧。
  12. ^ Caulfield, Keith (2020年9月20日). “YoungBoy Never Broke Again Achieves Third No. 1 Album in Less Than a Year on the Billboard 200 Chart With 'Top'”. Billboard. 2020年9月20日閲覧。
  13. ^ "Ultratop.be – YoungBoy Never Broke Again – Top" (in Dutch). Hung Medien. 2020年9月18日閲覧。
  14. ^ "YoungBoy Never Broke Again Chart History (Canadian Albums)". Billboard. 2020年9月22日閲覧。
  15. ^ "Dutchcharts.nl – YoungBoy Never Broke Again – Top" (in Dutch). Hung Medien. 2020年9月18日閲覧。
  16. ^ “Top Albums (Week 38, 2020)” (French). Syndicat National de l'Édition Phonographique. 2020年9月21日閲覧。
  17. ^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2020年9月18日閲覧。
  18. ^ "YoungBoy Never Broke Again Chart History (Billboard 200)". Billboard. 2020年9月22日閲覧。
  19. ^ "YoungBoy Never Broke Again Chart History (Top R&B/Hip-Hop Albums)". Billboard. 2020年9月22日閲覧。
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