トト(Toto)[1]は、ジャマイカの小さなココナッツケーキ[2][3][4]で、スナックデザートとして食べられる[5]。すり下ろしたココナッツ、ブラウンシュガー小麦粉ベーキングパウダーココナッツミルクから作る[1]オールスパイスナツメグショウガ食塩等で味付けすることがある[6]

トト
焼成中のトト
種類 ケーキ
発祥地 ジャマイカ
主な材料 ココナッツ砂糖小麦粉
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トトはジャマイカの御馳走であり、家族が集まった時等に食べられる。

歴史 編集

トトは奴隷が起源である。食べ物がなく空腹になると、彼らはココナッツ、糖蜜、小麦粉を混ぜてケーキ型に入れ、金属板で上部を覆って、下からの炭火で焼いた[7][8]

誤解 編集

2008年に出版された書籍Jamaican food: history, biology, cultureの中で、この料理は20世紀に発明され[1]、20世紀末にはあまり見られなくなったと言及されている[1]。これは、この料理が主に家庭で作られ、広く市販されていないことによる誤解である。トトのレシピは家族内で受け継がれ、19世紀から存在するとされるレシピもある。トトは、同じジャマイカのココブレッドとは無関係である。

関連項目 編集

出典 編集