トレオニンアルドラーゼ

トレオニンアルドラーゼ(Threonine aldolase、EC 4.1.2.5)は、以下の化学反応触媒する酵素である。

トレオニンアルドラーゼ
識別子
EC番号 4.1.2.5
CAS登録番号 62213-23-4
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / QuickGO
検索
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トレオニンアルドラーゼ1偽遺伝子
識別子
略号 THA1P
Entrez英語版 390816
HUGO 18004
RefSeq XM_372682
他のデータ
遺伝子座 Chr. 17 q25.3
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L-トレオニングリシン + アセトアルデヒド

従って、この酵素の基質はL-トレオニンのみ、生成物はグリシンアセトアルデヒドの2つである。

この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するアルデヒドリアーゼに分類される。系統名は、L-トレオニン アセトアルデヒドリアーゼ (グリシン酸形成)(L-threonine acetaldehyde-lyase (glycine-forming))である。この酵素は、グリシン、セリン、トレオニンの代謝に関与している。補因子としてピリドキサールリン酸を必要とする。

構造

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2007年末時点で、5つの構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、1JG81LW41LW51M6S及び1SVVである。

ヒトとマウスでの存在

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この酵素は、マウス中で合成され、機能を持っている[1]

ヒトもこの酵素をコードする遺伝子の残骸(GLY1)を持っているが、過去の変異によって損傷し、不活性である[1]。ヒトの遺伝子では2つの1ヌクレオチドが欠落し、フレームシフトと未成熟な終止コドンを生じている。また、他に保存性の高い領域でも変異が起こっているため、コードされたタンパク質が生成したとしても機能はしない。ヒトの遺伝子はRNA転写もされない。

出典

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  1. ^ a b Alasdair J Edgar (2005) Mice have a transcribed L-threonine aldolase/GLY1 gene, but the human GLY1 gene is a non-processed pseudogene. BMC Genomics March 2005, 6:32. pdf
  • Bell SC and Turner JM (1973). “Bacterial threonine aldolase and serine hydroxymethyltransferase enzyme”. Biochem. Soc. Trans. 1: 678–681. 
  • KARASEK MA, GREENBERG DM (1957). “Studies on the properties of threonine aldolases”. J. Biol. Chem. 227 (1): 191–205. PMID 13449064. 
  • Kumagai H, Nagate T, Yoshida H, Yamada H (1972). “Threonine aldolase from Candida humicola. II. Purification, crystallization and properties”. Biochim. Biophys. Acta. 258 (3): 779–90. doi:10.1016/0005-2744(72)90179-9. PMID 5017702.