トーチweb

日本のweb漫画サイト

トーチweb(トーチウェブ)は、リイド社が運営するweb漫画サイト。編集長は中川敦[1]

概要 編集

2014年8月「トーチ」プロジェクトは『オルタナティヴな表現』と『自分たちの老後への道筋』を探し、光をあてる(発信する)ことを目的に始まった[2]

リイド社は、これまで40代~60代に向けた劇画や時代劇マンガを多く出版してきたが、トーチwebでは20代~30代に向けたコンテンツを掲載することになり、今年2014年で創刊40周年を迎えた同社の新たな試みといえる[3]

名前の由来は「未来へ向かっていくとき冒険するときのアイテムは何か?」というお題から「たいまつじゃない?」となって「トーチ」[4]

掲載された作品はリイド社から「torch comics」として発行されている。

歴代編集長 編集

連載作品 編集

  • 大橋裕之「太郎は水になりたかった」
  • 平方イコルスンスペシャル
  • 奥田亜紀子「心臓」
  • 紺津名子「サラウンド」
  • 不吉霊二「あばよ 〜ベイビーイッツユー〜」
  • ばったん「姉の友人」「そしてヒロインはいなくなった」
  • ちほちほ「みやこまちクロニクル」
  • カシワイ「カシワイ作品集」「107号室通信」
  • 松虫あられ「自転車屋さんの高橋くん
  • 佐藤秀峰Stand by me 描クえもん
  • タナカミホ「円紫さんと私シリーズ」
  • 肋骨凹介「宙に参る」
  • 朴ノ木二郎「火と煙とアクビ」
  • 永美太郎「エコール・ド・プラトーン」
  • バスティアン・ヴィヴェス「年上のひと」
  • 意志強ナツ子「アマゾネス・キス」
  • 三島芳治「児玉まりあ文学集成」「三島芳治作品集」
  • 高浜寛「’Amant ー愛人ー」「ニュクスの角灯」「SADGiRL/蝶のみちゆき」
  • 大山海「奈良へ」
  • スケラッコ「平太郎に怖いものはない」「大きい犬」「盆の国」
  • 斎藤潤一郎「死都調布」
  • 鮫島円人「蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選」
  • めそめそ「神様は沼の中」
  • ネルノダイスキ「にわか雨のてがみ」
  • 赤瀬由里子「サザンと彗星の少女」
  • オレリア・オリタ「苺とチョコレート」
  • バロン吉元「柔俠伝」「バロン吉元 画俠伝」
  • 澤江ポンプ「パンダ探偵社」
  • 鯨庭「いとしくておいしい」「言葉の獣」
  • 見富拓哉「雪が降って嬉しい」
  • RENA「本橋兄弟」
  • しゃんおずん「ネヴァーマインド・カムトゥゲザー」「飛行文学」
  • 鶴谷香央理「don’t like this」
  • 川勝徳重「電話・睡眠・音楽」
  • 田所コウ「僕だけに優しい物語」「彼女のやりかた」
  • ひらのりょう「ファンタスティックワールド」
  • 山田参助「ニッポン夜枕ばなし」
  • ドリヤス工場「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」
  • 水野まどか「大魔王のOFF」
  • シバタヒカリ「シバタヒカリ作品集」
  • つゆきゆるこ「ストレンジ」
  • 中川学「くも漫。」
  • 重野なおき「政宗さまと景綱くん」
  • 横山了一「横山さんちの理不尽むすこ」
  • 少年アヤ「少年アヤ『果てしのない世界め』特別寄稿企画」
  • U-temo「百合好きくんと百合好き好きくん」
  • 佐々木充彦「SHORT / WONDER / SHORT /」
  • 松本次郎「いちげき」
  • 永美太郎「What’s Golden」
  • 田中圭一「Gのサムライ」
  • 道草晴子「みちくさ日記」
  • 窓ハルカ「名も無き一夜のファンタジー」「窓ハルカ漫画大賞」「俗の金字塔」「窓ハルカ短編マンガ集成」「漫画として表れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ」
  • 谷口菜津子「人生山あり谷口」
  • 牧鉄兵「トキワブルーに憧れて」
  • たからもも。「ままごとは、ほんのむし。」
  • 辺音夢「かさぶた部」
  • 瑞山可子「goldwrap」
  • 衿沢世衣子「2年1組 うちのクラスの女子がヤバい」
  • 岩澤美翠「千年ダーリン」

イベント 編集

  • 「トーチ五輪」〈マンガ〉と〈音楽〉の融合型イベント。「トーチweb」連載マンガ家による展示&販売。「会えるweb マンガ雑誌」として企画された[6]
    • 2015年に東京・渋谷の映画館「UPLINK FACTORY」にて1月25日 「トーチ五輪第1夜」、3月6日「トーチ五輪第2夜」行う[7]
  • 「2018年の空想力 -インターネットにおけるマンガ表現の進化と拡張-」BOOKDAYとやま×富山市立図書館 共同企画[8]
    • 2018年5月4日に富山TOYAMAキラリで連載漫画家ひらのりょうがトーチweb関谷編集長とマンガ表現についてのトーク、そしてサイン会おこなう[5]

コーナー 編集

「老後への道筋」とあるように「老後を考える」という随筆のコーナーがある。

作品の持ち込み常時受け付けている[9]

編集部 編集

編集部は「webサイト上にある辺境の観光地」と称する(トーチweb公式サイト)。

また、書評サイトHONZにてトーチWEB編集部が書評をおこなっている。カレーが好きな関谷(好きな漫画は『関東平野/上村一夫』)、寿司が好きな中村(好きな漫画は『河童の三平/水木しげる』)、ラーメンが好きな中川(好きな漫画は『風の谷のナウシカ/宮崎駿』)、パンが好きな山田(好きな漫画は『棒がいっぽん/高野文子』)の4名で送る。[10]

ロゴデザインは装丁家・グラフィックデザイナーである平野甲賀である。

torch comics 編集

webに掲載された作品は「torch comics」としてリイド社から刊行されている。

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集