ドソンDozón)は、スペインガリシア州ポンテベドラ県の自治体、コマルカ・デ・デサに属する。ガリシア統計局によると、2012年の人口は1,328人(2009年:1,827人)[1]

Dozón

{{{市章説明}}}


サン・ペドロ・デ・ドソン教会
 ガリシア州
 ポンテベドラ県
コマルカ デサ
司法管轄区 ラリン
面積 74.2 km²
教区数 8
居住地区数 55
人口 1,328 人 (2012年)[1]
人口密度 17.9 人/km²
ガリシア語率 98.86% (2011年[2]
自治体首長
(2011年)
アドルフォ・カンポス・パナデイロ(PPdeG
Dozónの位置(スペイン内)
Dozón
Dozón
スペイン内ドソンの位置
Dozónの位置(ポンテベドラ県内)
Dozón
Dozón
ポンテベドラ県内ドソンの位置

北緯42度35分 西経8度01分 / 北緯42.583度 西経8.017度 / 42.583; -8.017座標: 北緯42度35分 西経8度01分 / 北緯42.583度 西経8.017度 / 42.583; -8.017

ガリシア州内の位置

ガリシア語話者の自治体住民に占める割合は98.86%(2001年)。

地理 編集

ドソンはポンテベドラ県の北東部に位置し、コマルカ・デ・デサに属する。北から西にかけてはラリンと、東はロデイロ、南はピニョールオ・イリーショ(両自治体ともオウレンセ県)の各自治体と隣接している[3]。面積は75km²で、コマルカ内で最も小さい。ドソンは8の教区に分けられており、中心地区はオ・カストロ・デ・ドソン。

ドソンはデサ川によって形成された谷の高地に位置し、平均高度は700mである。地形は波打つような谷の連続で、最高地点はロチャ山の770mである。

ドソンはラリン司法管轄区に属す[4]

人口 編集

住民は8の教区の55の地区(集落)に居住する[1]

ドソンの人口推移 1900-2010
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[5]、1996年 - [6]

歴史 編集

ドソンについての最も古い記録は、832年にDezónという名称で、言及されており、この地名は13世紀まで使われていた。現行の地名Dozónが初めて記録されたのは1226年のことで、ゴンサーロ・ロドリゲスがドソンの助祭長として署名している。

10世紀には、サンチョ1世とその王妃によってさまざまな特権を有するレアル・コウト・デ・ドソン(王直轄領)となった。この直轄領の起源は、最初サン・ペドロ・デ・ドソン修道院の女修道院長の所領であったが、その後オセイラ修道院の修道院長の所領となった。そのため、壁面に当時の紋章が残されている建物が現在も見られる。

史跡 編集

  • カストロ - ドソンには青銅器時代に作られたカストロが現在も残されている。それらのうち、保存状態が良好なものはマセイラス教区のカストロ・デ・サン・ブレイショとドソン教区のカストロ・デ・サンタ・マリーア。
  • ローマ時代の街道跡と橋が残されている。
  • サン・ペドロ・デ・ビラノバ・デ・ドソン教会 - 12世紀建造のロマネスク教会。

政治 編集

自治体首長は、ガリシア国民党(PPdeG)のアドルフォ・カンポス・パナデイロ(Adolfo Campos Panadeiro)、自治体評議員はガリシア国民党:7、ガリシア民族主義ブロック(BNG):2となっている(2011年5月22日の自治体選挙結果、得票順)[7]

1999年6月13日自治体選挙[7]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 727 60.94% 7
PSdeG-PSOE[8] 290 24.31% 3
BNG 172 14.42% 1

首長当選者:アドルフォ・カンポス・パナデイロ(PPdeG)

2003年5月25日自治体選挙[7]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 653 60.80% 7
BNG 224 20.86% 2
PSdeG-PSOE 194 18.06% 2

首長当選者:アドルフォ・カンポス・パナデイロ(PPdeG)

2007年5月27日自治体選挙[7]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 716 64.22% 6
BNG 264 23.68% 2
PSdeG-PSOE 132 11.84% 1

首長当選者:アドルフォ・カンポス・パナデイロ(PPdeG)

2011年5月22日自治体選挙[7]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 699 73.12% 7
BNG 183 19.14% 2
PSdeG-PSOE 62 6.49% 0

首長当選者:アドルフォ・カンポス・パナデイロ(PPdeG)

教区 編集

ドソンは8の教区に分けられている。

  • ビドゥエイロス(サンタ・マリーア)
  • オ・カストロ(サン・サルバドール)
  • ドソン(サンタ・マリーア)
  • アス・マセイラス(サン・レミシオ)
  • サー(サンティアーゴ)
  • サンギニェード(サンタ・マリーア)
  • オ・シスト(サン・ショアン)
  • ビラレージョ(サント・アンドレ)

参考文献・脚注 編集

  1. ^ a b c IGE(ガリシア統計局)” (ガリシア語). ガリシア自治州政府. 2013年9月22日閲覧。
  2. ^ Neira, Carlos (ガリシア語), Evolución no uso do galego por concellos, Praza Pública., http://praza.gal/recurso/1263/evolucion-no-uso-do-galego-por-concellos/ 
  3. ^ Dicionario Xeográfico Ilustrado de Galicia vol.10、p.7-8、Xeogal Publicacións、2009、ISBN 978-84-613-5820-5
  4. ^ Lalín, partido judicial nº8 de Pontevedra” (スペイン語). Consejo General de los Procuradores de España. 2013年9月22日閲覧。
  5. ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
  6. ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.
  7. ^ a b c d e Consulta de Resultados Electorales” (スペイン語). Gobierno de España, Ministerio de Interior, Subsecretaría Dirección General de Política Interior. 2013年9月22日閲覧。
  8. ^ PSdeG-PSOEはPartido dos Socialistas de Galicia-Partido Socialista Obrero Español、全国政党スペイン社会労働党の地域支部政党のガリシア社会党