ナツメヤシシロップ

ナツメヤシシロップ、あるいはナツメヤシ蜜デーツハニー(英語: Date honey)、ルッブ (アラビア語: رُب‎, 発音 [rubb])は濃い暗褐色の非常に甘い、ナツメヤシから引き出された濃縮果汁である。中東北アフリカで広く使われている。

ナツメヤシシロップ
リビアのアシダ。精製羊乳バターとナツメヤシシロップと

リビアでは、たいていアシダと一緒に、広く用いられている。

ユダヤ=イラク・アラビア語(イラク方言のそのまたユダヤ教徒方言)のシランはヘブライ語にもなり、イスラエルでもパンと共に食されている。またムハッレビ、つまりミルクプディングの方言マラビにもトッピングする。またイラク南部と東部のメゼであるゴマかナッツと一緒に薄焼きパンと巻いて食べる甘い鶏料理を作るのにも使う。また過ぎ越しの際の「ハリク」(ハローセトのようなもの)にも使う[1][2]

イラン料理では、 ナツメヤシシロップ ( ペルシア語: شیره خرما‎シーラ・ホルマー)はタヒーニ(練りゴマ)と混ぜて朝食に食べる。ナツメヤシシロップの代わりに、ブドウの濃縮果汁を用いることもできる(ブドウ濃縮果汁とタヒーニを混ぜた物は東アラブでも一般的)。

ナツメヤシシロップは、単糖類が豊富であり(ブドウ糖果糖)、ゆえにその糖分の多くは口中で血流に吸収され、それはつまりその他の濃縮果汁より、効果的活迅速に血糖値を上げるということである。すなわち低血糖症に悩む人びとに大変良い。またブドウ糖不耐性や二糖類の吸収に関し問題があり膵臓に問題を抱える者にも適している。ナツメヤシシロップは、メープルシロップ等のある種の天然甘味料に比べ、マグネシウムやカリウムを豊富に含み、それゆえ近年人気の砂糖の代替品である[3]

関連項目編集

参考文献編集

  1. ^ Levy, Faye (2011年9月17日). “It's a Date, Honey”. Jerusalem Post. http://www.jpost.com/Food-Index/Cooking-Class-Its-a-datehoney 2015年5月29日閲覧。 
  2. ^ Gershenson, Gabriella (2011年12月29日). “Date Honey”. Saveur. http://www.saveur.com/article/Kitchen/saveur-100-date-honey 2015年5月29日閲覧。 
  3. ^ Date Lady Nutrition Information”. Date Lady. 2018年11月9日閲覧。

外部リンク編集