ネオペンチルアルコール
ネオペンチルアルコール (Neopentyl alcohol) は分子式 C5H12O または (H3C-)3C-CH2OH を持つ化合物である。ネオペンタン C(CH3)4 に由来するアルコールである。
ネオペンチルアルコール[1] | |
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2,2-dimethylpropan-1-ol | |
別称 tert-butyl carbinol tert-butylmethanol neoamyl alcohol | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-84-3 |
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特性 | |
化学式 | C5H12O |
モル質量 | 88.15 g mol−1 |
外観 | 無色のフレーク状もしくは粉末状固体 |
密度 | 0.812 g/mL at 20°C |
融点 |
52.5°C |
沸点 |
113.5°C |
水への溶解度 | 36 g/L |
溶解度 | エタノール、ジエチルエーテルにかなり溶ける |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-399.4 kJ·mol-1 |
危険性 | |
引火点 | 37°C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
他のペンチルアルコールとは異なり樹脂状の結晶性固体であるが、他のアルコール同様引火性・刺激性が強いため取り扱いには注意が必要である。
臭素と化合させたトリブロモネオペンチルアルコールは、合成樹脂の難燃材の原料として用いられている[1]。
脚注
編集- ^ Lide, David R. (1998), Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.), Boca Raton, FL: CRC Press, pp. 3-228, 5-42, 8-102, 16-22, ISBN 0-8493-0594-2
関連項目
編集外部リンク
編集- 2,2-ジメチル-1-プロパノール(75-84-3) - Chemical Book
- 2,2-ジメチル-1-プロパノールの性質及び取り扱いについて - ナカライテスク株式会社