ノート:オーボエ

最新のコメント:9 年前 | トピック:替え指について (提案) | 投稿者:93.221.102.84

オーケストラでの基準音 (質問) 編集

「オケの演奏前のチューニングで、先ずオーボエがAの音を発する」理由を記載しようと思い文献やウェブで色々調べた結果、

①オーボエは最も音程が安定している楽器だから。

②オーボエは最も音程が不安定な楽器だから。

③古来からの慣習。

などと様々な解答が出てきてしまい、判断に苦しんでいます。もし詳細をご存知の方がいらっしゃれば、是非ご助言をお願いします。--雄輔サンタマリア筆口 2007年3月25日 (日) 05:09 (UTC)返信

これはなかなか答えの出ない質問なのですが、ひとことでいうと③の慣習というほかないと思います。オーボエは確かにうまく吹けば音程が一点に安定し、通りやすい音でチューニングに向くともいえますし(①)、リードの抜き差し以外で音程を変えられないから音程の調整が利かない(②)ともいえます。しかし現代の楽器事情や演奏技術を考えれば②はもっともな理由とはいえないので、結局古来からの慣習ということになるのだと思います。プロの奏者でも言っていることがまちまちで、あまりはっきりしたことはいえないのですが、いちおうご参考までに。--Ich57 2007年3月25日 (日) 10:07 (UTC)返信

この質問が投稿されてから時間がかなり経過していますが、強化記事となっていましたので、一応私が知っていることを。 オーボエの奏者さんに聞いた話なのですけれど、なんでもオーボエにはチューニングを行うための機構が無いのだそうです。それでオーケストラでは他の楽器を、オーボエに合わせてもらうために、基準音を出すのだそうです。
確か、そんなことを書いてあった書籍もあったような気がするのですが、失念してしまいました。--G-Sounds 2008年4月8日 (火) 07:39 (UTC)返信

オーボエがいつごろどのようないきさつでチューニングの基準楽器になったかは知りません。しかし、私が過去に読んだ本のなかで、『楽器の科学―角笛からシンセサイザーまで』(橋本尚 著、講談社ブルーバックス)という本によると、たしかオーボエの440Hzの音自身が他の楽器に比べると、440Hzよりちょっとずれた音程の成分をあまり含んでいない(というより、より数学的に言えば、440Hz近傍におけるスペクトル密度分布の変化が急峻である)ことがあげられています(この本ではホルンとトロンボーンのそれぞれ440Hzの音との比較をしていましたが)。簡単に言えば、オーボエはかなり正確な音程の音を出し、わずかに音程のずれた音とも合いにくい音を出す楽器であり、チューニングにはこのような楽器にあらかじめあわせるのがいいということになりますね。もっともこれは、オーボエが正しい音程を出しやすい楽器であるかどうかとは別の話ですが。なお、440Hzの単波長でわずかにずれた音程の成分も含んでいない音を出すものには音叉がありますが、これは音量が小さくしかも減衰音なので、当たり前ですがチューニングには不適格ですね。--Zw105000 2008年4月25日 (金) 14:38 (UTC)返信

関連楽器について (質問) 編集

バリトンオーボエのことを、バスオーボエと呼ぶというのは聞いたことがないのですが、俗称なのでしょうか?
なおバリトンオーボエとヘッケルフォーンは別の楽器ですので、項目を分割しておきました。--G-Sounds 2008年4月9日 (水) 08:14 (UTC)返信

グスターヴ・ホルストは『惑星』において Bass Oboe の名称でバリトンオーボエを指定しています。また、英語版の記事名はen:Bass oboeです。--モンゴルの白い虎 2008年9月5日 (金) 14:12 (UTC)返信
お答え、ありがとうございました。では、本文のままで正しいのですね。--G-Sounds 2008年10月28日 (火) 09:39 (UTC)返信

替え指について (提案) 編集

私はオーボエ奏者ではないのでよく判らないですし、当然私では替え指について記述することは出来ませんが、オーボエには一般的な替え指なるものがあるらしいですね。(他の楽器でも替え指はあるそうですけれども。) 替え指についても記述してみてはいかがでしょうか?
いつだったか、たまたまどこかで読んだ本に、アメリカでは替え指を積極的に使い、ヨーロッパでは替え指をなるべく使わないようにする傾向があるなど、色々なことが書かれていてなかなか興味深かったのですが……。--G-Sounds 2008年4月9日 (水) 08:32 (UTC)返信

上記の変え指に付いて、多分重音奏法と同じく楽器メーカー、奏者の力量、調子によって違うと思います。これに付いて書かれた本はマーンコップフとかかなりありますがほとんどが無駄に終わっているようです。出典はイサン・ユン、トニーフォルカー、ハインツ・ホリガー。

またオーボエのチューニングですが先の理由に加えて木管楽器では息が一番長続きしますのでやはり適しているとのことです。また音程の調節はリードを差し込む深さでちっとだけ変えられるようです。--93.221.102.84 2014年6月23日 (月) 09:40 (UTC)返信

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