ノート:クルト・エクウィルツ

最新のコメント:7 年前 | 投稿者:Gruppetto

ドイツ語音韻論#子音#文字と発音にもある通り、基本的にドイツ語ではquは/kv/と発音します。また、記事作成から24時間経っていない現時刻でのgoogle検索では、「クルト・エクヴィルツ」のほうがヒット数が多く、日本でも浸透しているカナ表記だと言えます(「クルト・エクウィルツ」で記事が制作されたため、今後は「エクウィルツ」のヒット数が増えてくる可能性はありますが)。以上のことから「クルト・エクヴィルツ」への改名を提案致します。--Gruppetto会話2016年7月30日 (土) 13:33 (UTC)返信

  • [1][2][3]のように、販売サイドで「エクウィルツ」と表記していることもあるので、「クルト・エクヴィルツ」のほうが日本でも浸透しているとは一概に言えないような気がしますね。そういえば、オーストリアでのドイツ語の訛りは、「ヴィーン」を「ウィーン」と書くように、独特の発音体系があるような気がするのだけど、その点はどうなんでしょう?このテノール歌手の方はオーストリア出身の方のようですし…。--ショーン・マクアードル川中会話2016年7月30日 (土) 18:48 (UTC)返信
こちらの販売サイドでは「エクヴィルツ」表記ですね。ちなみにオーストリアなど南部方言では有声唇歯摩擦音[v]ではなく 唇歯接近音[ʋ]になりますが、ドイツ語の発音にこだわれば「ウィーン」ではなく「ヴィーン」という表記が好まれます。なぜなら唇歯接近音はあくまで下唇と上の前歯の接近音であり、「ウィーン」というカナ表記では英語のwのような有声両唇軟口蓋接近音や日本語のワ行のような両唇接近音がイメージされてしまうからです。--Gruppetto会話2016年7月30日 (土) 19:36 (UTC)返信
オーストリアでの発音についてのご教示ありがとうございます。オーストリアではオーストリアドイツ語なる発音の特徴があるようですね。Gruppettoさんご提示のtower.jpのコンテンツ内では、[4][5][6]のように「エクヴィルツ」と「エクウィルツ」が混在しています。件のテノール歌手がドイツ出身ではなく、ウィーン出身のオーストリア人であることを示すためにも、ドイツのドイツ語の発音よりもオーストリアのオーストリアドイツ語なる発音に似せたほうが、彼の出自を連想しやすいのではないかと思います。表記ゆれが存在することを指摘すればよいのではないかと思うのですが…。--ショーン・マクアードル川中会話2016年7月31日 (日) 03:12 (UTC)返信
ですから、オーストリアドイツ語であっても、「ウィ」より「ヴィ」という表記が適切です。理由は上で書いたように、「ウィ」表記はオーストリアドイツ語のwの唇歯接近音[ʋ]よりも英語やフランス語のwの有声両唇軟口蓋接近音[w]に近くなってしまうからです。クラシック音楽の文化的にはドイツとオーストリアの違い以上に独墺圏と英語圏、仏語圏の違いが大きいです。ちなみに、手元にあるアーノンクールが1986年に録音したバッハのロ短調ミサの日本盤CD(日本での販売元はワーナーミュージック・ジャパン)でも「エクヴィルツ」という表記になっています。
また、現在改めてgoogle検索すると、「クルト・エクウィルツ」約 690 件(「もしかして: クルト・エクヴィルツ」と案内が出ます)、「クルト・エクヴィルツ」約 3,060 件と、4倍以上の差が出ています。 表記揺れの案内であれば記事名を「クルト・エクヴィルツ」とし、「クルト・エクウィルツ」という表記もあります、と案内すべきでしょう。--Gruppetto会話2016年7月31日 (日) 05:00 (UTC)返信
賛成 クルト・エクヴィルツへの改名に賛成します。原音表記の正確性はもとより、各音楽レーベルのサイト表記でも「クルト・エクヴィルツ」表記が主であり(例:ナクソスジャパン[7])、エクウィルツは表記ゆれの範囲です。改名に支障はないでしょう。なお、オーストリアの首都Wienをウィーンと表記することが多いのは、ドイツ語のオーストリア方言に基づくものではなく、日本語における慣用表記(表記ゆれ)です。「正確にはヴィーンだが、日本語としてはウィーンが定着している」というだけの話であり、「エクウィルツ」と書くことでオーストリア出身であることを明示することには決してならないことを申し添えておきます。--Coptic Light会話2016年8月1日 (月) 06:55 (UTC)返信

音声学方面には暗いのだけど、有声唇歯摩擦音とか唇歯接近音とか有声両唇軟口蓋接近音とか両唇接近音とかって、日本のカタカナで転写する際に、「ヴ」にしましょうとか「ウ」にしましょうとか、そういう取り決めみたいなものが規格的なものとしてあるのでしょうか?そういう取り決めがあって「エクヴィルツ」が絶対的に正しいというのであれば、賛成なのですが。ちなみに、ミシェル・コルボの指揮するJ.S.バッハのヨハネ受難曲のCD[8]を試しに取り寄せてみたら、こちらでは「エクウィルツ」表記でした。--ワンツスリッフォー会話2016年8月7日 (日) 13:56 (UTC)返信

「絶対的に正しい」とは主張していません。「エクヴィルツ」の方がドイツ語圏の人名の表記として「より適切ではないか?」と申しています。日本盤CDでは「エクウィルツ」「エクヴィルツ」の両表記が見らるとして、google検索では今日の時点でも「クルト・エクウィルツ」約 740 件(相変わらず「もしかして: クルト・エクヴィルツ」と出ます)「クルト・エクヴィルツ」約 3,070 件と4倍以上の差です。このような状況でそれでも「エクヴィルツ」より「エクウィルツ」の方が記事名として適切とする根拠は何かあるのでしょうか?--Gruppetto会話2016年8月7日 (日) 14:41 (UTC)返信
コメント 改名に賛成の立場から、再度コメントします。
ならば、クルト・エクヴィルツに変えても何の問題もないでしょう。決してややこしい話でも揉める話でもなく、ましてや音声学方面を持ち出す必要もない。これが、たとえばリヒャルト・ワーグナーのように(本来ならヴァーグナーが正確でも)すでに日本語としてそれが定着しきっているという話なら違いますが、そうではないわけです。また、どこかのCDレーベルにより「エクウィルツ」表記が要望されているというような事実もありません。ならば、今回の改名提案に関しては、特に反対の理由は存在しないのではないかと。--Coptic Light会話2016年8月7日 (日) 15:54 (UTC)返信
論点をまとめてくださってありがとうございます。私が気になっているのは、「クルト・エクヴィルツ」というカタカナ表記への転写が、オーストリア人の発音に即した表記として、本当により正確なのかということですね。つまり、その「より正確」だとする判断が何に基づいているかということです。上の方でウィーンがヴィーンかという話がありましたが、こちらにしても独検のコラム[10]ではWの発音がウィーン式ではワ行の発音に近いとのこと。この歌手の方もウィーン生まれでウィーンでご活躍の人であれば、ウィーン式の発音に即すのが、「より正確」なのではないかと考える次第です。個人的には「エクウィルツ」のほうが、ウィーン式の発音としてより正しいのではないかという心証を持っていますが、この心象が客観的に正しいかどうか、専門家ではないので自信がありません。この心象が間違いであるということが論証できれば、「エクウィルツ」は不正確だとして賛成したいところです。もっとも、Gruppetto氏の示すgoogle検索のヒット数を見るにつけ、そもそも日本語版ウィキペディアにこの人の記事が必要かどうか疑問に思うところもあります。一応スタンスとしては、「エクヴィルツ」にどうしても直さなければいけない理由が現状見いだせないので「放っておけばいいんじゃない?」という感じで反対寄りですが、どうしても「エクヴィルツ」でなければならない理由が出てきたら、賛成に転じます。この記事の不要論が唱えられた際には、「別になくてもいいんじゃない?」という感じで賛成しようかと思っている次第です。--ワンツスリッフォー会話2016年8月7日 (日) 18:36 (UTC)返信
改めて質問しますが、「エクヴィルツ」より「エクウィルツ」が適切である、という根拠は何ですか?google検索で4倍ヒットする「エクヴィルツ」を否定するだけの明確な根拠を示して下さい。ワンツスリッフォーさんがそれを示せないなら、「専門家ではないので自信がありません」といいつつ主観的な「心象」で反対しているだけ、ということになります。そのあとの部分は「エクヴィルツ」に改名されるくらいなら削除されてしまえ、と仰っているようにも読めますがそれは如何なものでしょうか。--Gruppetto会話2016年8月7日 (日) 19:07 (UTC)返信
まずショーン・マクアードル川中氏とのやり取りの中で書かれたGruppetto氏のオーストリアなど南部方言では有声唇歯摩擦音[v]ではなく 唇歯接近音[ʋ]になるという下りで、オーストリアではドイツにおける発音に比べてオーストリア特有の発音の変化があることを確認し、次に、先に上げた独検サイトのコラムでドイツでは有声唇歯摩擦音となる発音がウィーン界隈ではワ行の発音(おそらくはGruppetto氏のいう「有声両唇軟口蓋接近音」)に近くなるという記述(実例としてWの発音が挙げられていました)を読みました。本項の歌手がウィーンの出身でウィーンを中心にキャリア形成をしていたことを本項本文で確認し、先の独検のページで言うところのウィーン式の発音に倣えば「エクウィルツ」が適切だいう結論を、素人判断ですが導き出しました。google検索云々については、既にGruppetto氏も編集に参加しているアントン・デルモタのように、「アントン・デルモータ」のほうが検索ヒット数が多く、「アントン・デルモタ」との検索ヒット数の倍率が4倍以上あり、検索ヒット総数も同レベルなのに「アントン・デルモタ」として立項されている前例もあり、googleの検索ヒット数の倍率が改名しなければならない要件になるとは限らないといえます。ただ、デルモタの場合は、事典等でそのような表記で紹介されていることが「アントン・デルモタ」としての立項の存続の理由としてノートで合意に至っていたように、専門書で紹介されるという著名性が保証されていました。本項の歌手については、事典等での経歴の紹介がされているでもなく、ディアナ・ダムラウのように検索ヒット数が5桁に届くような話題性があるわけではありません。一連の議論の中で挙げられたCD等を見ると、アーノンクールやコルボといった指揮者のアルバムにメンバーとして参加しているアルバムはあっても、単独でアルバムを作っているようでもなければ、我が国での目覚ましい活動実績も見当たりません。調べれば調べるほど、日本語版の百科事典に載るほどの人物ではないのではないかという気がしています。ただ、「エクヴィルツ」に改名されるくらいなら削除されてしまえというのは、まさしくその通り!というわけではありません。「エクヴィルツ」になろうと「エクウィルツ」になろうと、この記事はいらないという判断が生じた時には、その判断を積極的に支持するというだけです。--ワンツスリッフォー会話2016年8月8日 (月) 10:33 (UTC)返信
ワンツスリッフォーさん宛にコメントします。まずご紹介いただいた独検コラム[[11]]ですが、確かに「ドイツ語の [v] は,英語の [v] ほど強くなく,とくにウィーンでは摩擦も息も弱まり,むしろワ行の [w] に近く聞こえます」とは書かれています。しかし、これだけでエクウィルツのほうがふさわしいとは、やや牽強付会に過ぎるのではないでしょうか。ドイツ語の日本語表記では「エクヴィルツ」のほうがより正確であるという点は変わりません。ドイツ語辞典の発音記号に即した判断よりも、Webコラムの記述を優先するという点は不適当ですし、そもそもドイツ語圏の人名または地名の記事名を決める際に、標準ドイツ語の発音より、当人や当地の方言を考慮するというような合意は、コミュニティ内で形成されていません。しかも、その根拠がWeb検索によるコラムの一部抜き出しであるとなれば、当然批判も出てきます。
なお、このページの特筆性(削除うんぬん)については、なぜこの場でそのような議論になるのか分かりません。全く別の話ではないですか?本当にこのページが不要であるとお感じになるなら、ここでの改名議論とは別にケースEとして削除依頼を出せばよい話です。その意味では、ワンツスリッフォーさんの意図がわからない…というのが、失礼ながら正直なところです。--Coptic Light会話) 2016年8月8日 (月) 13:53 (UTC)一部修正--Coptic Light会話2016年8月8日 (月) 13:57 (UTC)返信
独検のサイトのコラムで書いていることは、「有声両唇軟口蓋接近音」になる、という意味ではありません。 唇歯接近音[ʋ]のページに音声ファイルがありますが、これを聴いてどう聴こえますか?私には「ヴァー、アヴァー」ときこえますが、人によっては「ワー、アワー」と聴こえるのかもしれません。ヴァーとワーの中間のような音です。独検のコラムにある「むしろワ行の [w] に近く聞こえます」とはこのことです。ただし、「摩擦も息も弱まり」とあるように、上の歯と下唇の摩擦音である有声唇歯摩擦音[v]の摩擦が弱まったら、必然的に、同じく上の歯と下唇による唇歯接近音[ʋ]になるのであり、両唇の接近音である有声両唇軟口蓋接近音にはなりません。
あのコラムで言いたいことは、日本人の苦手な上の歯と下唇による子音を出すのが難しければ、両唇による子音で代用しても構わないが、その際にバ行音を用いると"B"と勘違いされ通じなくなるが、ワ行音ならなんとか通じますよ、という意味でしょう。
ちなみに、forvoにも発音があり http://ja.forvo.com/word/kurt_equiluz/#de 、発音した人はヴィーンの人ではありませんが、地図を見るとドイツとオーストリアの国境付近の人であり、バイエルンやオーストリアといった独語圏南東部の発音の例を示しています。私には「エクヴィルツ」と聞こえますが、人によっては「エクウィルツ」と聞こえる人もいるかもしれません。このような音だからこそ両表記が混在しているのでしょう。
…で、両表記が混在している場合にどうするのか?という点ですが、ノート:アントン・デルモタでの議論でgoogle検索数の差にもかかわらず「デルモータ」表記が退けられた要因としては
1.平凡社のオックスフォード・オペラ大事典や音楽之友社の新音楽辞典等では「デルモタ」と表記されている。
2. スロベニア語的に「デルモータ」が正しいかどうかわからない。
というものです。これに対し今回の件では、
1. 平凡社のオックスフォード・オペラ大事典や音楽之友社の新音楽辞典など、日本盤CDの表記よりも権威が高いと思われる専門書、辞典などの記述は見つかっていない。
2. オーストリアドイツ語的には「エクヴィルツ」という表記は間違い又は不適切とは言えず、むしろより適切である(クルト・ヴェスヨハネス・ヴィルトナーなどの例もあります)。
つまり、google検索数の大差を否定できる理由がありません。--Gruppetto会話) 2016年8月8日 (月) 15:41 (UTC)一部修正--Gruppetto会話2016年8月9日 (火) 05:00 (UTC)返信
私の方では、先の独検のコラムでは、ことウィーンで有声唇歯摩擦音が有声両唇軟口蓋接近音により近づき、それが「ウィーン式」だと解しています。つまりワ行の発音でも不都合を生じないということです。ヴェスもヴィルトナーもオーストリアの人ではありますが、生粋のウィーン生まれではないので、有声唇歯摩擦音寄りの発音として表記されるのだろうと思います。「エクヴィルツ」表記が不適切だとは思いませんが、「エクウィルツ」表記が「エクヴィルツ」表記に対して適切さが劣位にあるとは思えないですね。さらに、総検索数を鑑みても知名度の高い人というわけでもないので、「エクヴィルツ」でなければどうしてもいけないという積極的理由が見いだせません。専門書や辞典などで記載されていないなどの特筆性の問題については、Coptic Light氏より、ケースEとして削除依頼を出せば良いとのご助言をいただき、そのように対処させていただきました。この項の初稿執筆者は、このような「ケースE」に抵触するような記事を多数新規作成しているようなので、この削除依頼が通れば、その抑止につながることを期待しています。--ワンツスリッフォー会話2016年8月9日 (火) 05:48 (UTC)返信
ワンツスリッフォーさんには何度もgoogle検索の大差をくつがえすだけの根拠は何ですかと質問していますが、「『エクウィルツ』表記が『エクヴィルツ』表記に対して適切さが劣位にあるとは思えないですね」という個人的な思いを示すだけで、客観的根拠についてお答え頂いていません。では、「エクヴィルツ」「エクウィルツ」両表記の適切さは等しい、とした場合でも、google検索の大差を否定できる根拠は何ですか?--Gruppetto会話2016年8月9日 (火) 06:34 (UTC)返信
google検索の数値を「大差」とみなすか否かが問題なのだと思います。4倍というのは、1:4でも10:40でも100:400でも1000:4000でも10000:40000でも他方が一方の4倍だといえます。いわゆる特筆性のある人というのは、例えば「ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ」で48,100件、「ヘルマン・プライ」で53,300件、「ホセ・カレーラス」で94,000件、「ホセ・クーラ」で23,200件というように、ヒット数では大概5桁をキープしています。さもなくば、「アントン・デルモタ」のように専門書に経歴が載っています。こうした5桁レベルの人たちで表記をめぐって他方が一方の4倍だという話であれば、一目瞭然の「大差」といえますが、この「エクヴィルツ」だか「エクウィルツ」だかという人は、この表記の両方を足しても「デルモタ」の話題で出てきた専門書の類に載っていないホセ・クーラの四分の一にも足りないという有様です。比較すべき対象の母集団としてのヒット数が日本において関心を集めているとは言いがたいマイナーな人物だということを示しているので、そのような中での「大差」はどんぐりの背比べでしかないという私の解釈にもとづいています。この問題は、正式なドイツ語の発音では「エクヴィルツ」と発音すると一筆添えればいいだけのこと(私自身は、この記事が存在する価値があるかどうか自体を疑っていますが)であり、改名するほどのことではないと思っています。記事名が「エクウィルツ」であることで、どういう不都合があるのかが疑問です。--ワンツスリッフォー会話2016年8月9日 (火) 07:53 (UTC)返信
>「そのような中での『大差』はどんぐりの背比べでしかないという私の解釈にもとづいています。」そのようなワンツスリッフォーさん個人の主観的で独自の解釈はgoogle検索数というある種の客観的な数字を否定する根拠にはなりえないと思います。検索数が5桁なら数字の差は有効だが4桁以下は無効、というのは全くの独自ルールで意味不明です。Coptic Lightさんも仰っているように、特筆性と、どちらのカナ表記の方が浸透しているのか、は全くの別問題です。--Gruppetto会話) 2016年8月9日 (火) 09:00 (UTC)追記--Gruppetto会話2016年8月9日 (火) 13:04 (UTC)返信
なるほど。しかし、いわゆる特筆性のある有名な歌手名と検索数とこの歌手名の検索数の差も客観的に見て比肩するとはお世辞にも言えませんね。削除依頼でも日本国内での一般的知名度が低いことは指摘されています。知名度、というか特筆性の問題は「どちらのカナ表記の方が浸透しているのか」という問題の前提です。一般的な知名度を得ていない人の名前はそもそも浸透していないので、どちらかがより適切だとは言えないのではないかと考えます。つまり、「エクウィルツ」も「エクヴィルツ」も、どちらのカナ表記も浸透していないのです。--ワンツスリッフォー会話2016年8月15日 (月) 20:27 (UTC)返信
>「特筆性の問題は『どちらのカナ表記の方が浸透しているのか』という問題の前提です。」いえ、違います。全くの別問題です。勝手に前提にされては困ります。
>「『エクウィルツ』も『エクヴィルツ』も、どちらのカナ表記も浸透していないのです」これも違いますね。google検索数が4倍以上であり、「エクヴィルツ」の方が浸透していると言う客観的事実があります。--Gruppetto会話2016年8月16日 (火) 05:00 (UTC)返信
ふむ。どうして別問題なのでしょう。この歌手の名前が知名度の高い特筆性のある歌手と比べて一般的に浸透していないのも客観的事実ですが。どちらかが浸透しているかという問題は、無前提の話ではないと思います。--ワンツスリッフォー会話2016年8月16日 (火) 07:11 (UTC)返信
削除依頼は「存続」で決定し、特筆性があることが認められました。ワンツスリッフォーさんの「特筆性が無いのでgoogle検索数の4倍もの差も無視できる」という反対意見の主張は、その論拠を完全に失ったといえます。--Gruppetto会話) 2016年8月16日 (火) 13:15 (UTC)一部追記--Gruppetto会話2016年8月16日 (火) 14:17 (UTC)返信
確かに他国での特筆性が勘案されて存続が認められましたが、依然として国内での知名度が低いという事実はあります。つまり「エクウィルツ」のほうが「エクヴィルツ」よりも浸透しているというよりも、そのいずれの表記もが、国内では一般的といえるほど浸透していないというわけです。--ワンツスリッフォー会話2016年8月16日 (火) 15:30 (UTC)返信
「エクウィルツ」と「エクヴィルツ」の比較ではgoogle検索数で4倍も差があるのでエクヴィルツの方が浸透しているのは明らかです。--Gruppetto会話) 2016年8月16日 (火) 15:39 (UTC)一部追記--Gruppetto会話2016年8月17日 (水) 04:43 (UTC)返信

専門書である小学館のバッハ全集第5巻[12]の礒山雅氏の執筆した「カンタータ演奏史」のp.16の箇所では、「エクウィルツ」表記でした。--ショーン・マクアードル川中会話2016年8月20日 (土) 07:03 (UTC)返信

commmons: schola vol.1 J.S.Bachでは本文中で「エクヴィルツ」と表記されています[13]。専門書でも表記は分かれています。ならば、日本でより多く用いられている表記に改名すべきかと思います。--Gruppetto会話2016年8月21日 (日) 12:37 (UTC)返信
専門書での表記が分かれており「認知度」について書籍での判断をするのが難しい以上、Gruppettoさんが主張しているとおりGoogle検索での4倍差を判断のよりどころにして良いのではないかと思います。もとより、「もともとの知名度が低いからどちらでも同じ。なら変える必要もない」というワンツスリッフォーさんの主張は、改名に反対する理由としては明らかに決め手を欠くのではないでしょうか。もっと書けば、そのような判断基準はWikipedia自体に存在しないのではないかと。--Coptic Light会話2016年8月22日 (月) 08:19 (UTC)返信
web検索のヒット数を判断のよりどころにしていいのかどうかで迷いますね。Wikipedia:検索エンジンによる調査によれば、記事名は通俗性より中立性を重んじるらしく、web検索のヒット数は通俗性の指標にしかならないようです。そこで、Googleのブック検索[14][15]を試してみて、「エクウィルツ」の方は2件のヒット、「エクヴィルツ」のほうは4件のヒットが確認されました。ただし、「エクヴィルツ」の4件のほうはいずれも音楽と関係のない書籍がヒットしているので検索結果としては信用性がない感じです。--ショーン・マクアードル川中会話2016年8月22日 (月) 15:21 (UTC)返信
(インデント戻します)皆様すみません。日本国内で出版された書籍やCDなど音楽メディアを調べる際には、まずは国会図書館サーチ[16]が非常に有効であることを忘却しておりました。改めてそれで調べてみました。その結果は以下の通りとなっています。
  • 「クルト・エクウィルツ」7件
  • 「クルト・エクヴィルツ」42件
これにより、国会図書館に収蔵されている書籍や録音メディアの大部分、つまり日本国内に流通している本やCDの大部分は「クルト・エクヴィルツ」表記である、という言い方が可能かと思います。少数派の7件の中には、ショーン・マクアードル川中さんご紹介の小学館バッハ全集第5巻も入っていますね。「クルト・エクヴィルツ」に改名するための充分な根拠と言って良いと思いますが、いかがでしょうか。--Coptic Light会話2016年8月22日 (月) 16:03 (UTC)返信
国会図書館サーチでヒットしたものは、いずれもレコード、CDやDVDがヒットしており、書籍は「エクヴィルツ」のほうに雑誌記事が一件含まれる程度のようですね。またGruppetto氏の挙げておられる坂本龍一さんの監修したcommmons: schola[17]は、専門書として扱われるものなのでしょうか。Amazonでは書籍ではなくミュージックに分類されております。書籍であるならばISBNが割り振られているはずなのですが。--ワンツスリッフォー会話2016年8月23日 (火) 13:44 (UTC)返信
commmons: schola vol.1 には116頁のブックレットがついています。CDに本がついているという形式は小学館のバッハ全集と同じです。ISBNの有無が権威に直結するとは思えません。また、現代において、CDやDVDの解説書よりも「書籍」に極端に強い権威があるとも思えません。端的に言えばたまたま礒山雅氏が「エクウィルツ」表記を採用したからそれが書籍として検索にヒットしているだけではないでしょうか。Coptic Lightさんの示された国会図書館サーチを見れば、専門分野においても「エクヴィルツ」表記の方が多く用いられているのは明らかで、これを「通俗性」とは言えないでしょう。--Gruppetto会話2016年8月23日 (火) 16:04 (UTC)返信
Coptic Lightさんの示した図書館サーチの結果は、専門分野において「エクヴィルツ」表記の方が多く用いられているというのではなく、レコード会社サイドが「エクヴィルツ」表記を多く用いているという事実を確認するに留まります。ISBNの有無は、それがCDとして扱われるものなのか、書籍として扱われるものなのかという大きな違いを生むものです。つまり、ブックレットという付属品つきのCDなのか、CDという付属付きの専門書なのかということです。既にGruppetto氏は以前の発言で「日本盤CDの表記よりも権威が高いと思われる専門書、辞典などの記述」と書いておられ、CDの表記よりも専門書などの記述のほうが権威が高いという見解を示しておられます。それに従えば、commmons: schola vol.1はコンピレーションCDアルバムのシリーズと見なされる以上、116ページのブックレットも、そのCDの付属品として「CDの表記」の範疇であるといえます。--ワンツスリッフォー会話2016年8月24日 (水) 12:19 (UTC)返信
コメント Wikipediaの方針を再確認しましょう。「Wikipedia:記事名の付け方」を参照ください。「記事名を付けるには」によれば、記事名を決める基準のひとつに
  • 認知度が高い - 信頼できる情報源において最も一般的に使われており、その記事の内容を表すのに最も著名であると考えられるもの。
というのがあります。Gruppettoさんの示したGoogle検索結果や私の示した国立国会図書館サーチの結果によれば、世に広まる「Kurt Equiluz」の日本語カナ表記は、ほかと比べ「クルト・エクヴィルツ」が最も多数であり、最も一般的に使われていることは明らか。販売されているCDの表記がそうである点は、決定的な結果でしょう。改めて申し上げることでもありませんが、クルト・エクヴィルツ氏の作品CDは海賊盤でもない限り「信頼できる情報源」です。
失礼ながら率直に申し上げますと、ワンツスリッフォーさんのご意見は反対のための反対と受け取られかねないものがあります。そうではないのでしたら、記事名が今のままで良いという明確な理由を、「明確な根拠とともに」かつ「Wikipediaの方針に沿った形で」改めて示していただけませんでしょうか。よろしくお願いします。--Coptic Light会話2016年8月24日 (水) 13:00 (UTC)返信
「日本盤CDの表記よりも権威が高いと思われる専門書、辞典などの記述」という私の記述ですが、これはあくまでワンツスリッフォーさんが例として挙げたノート:アントン・デルモタにおける改名議論との(その時点での)比較で述べている言葉であって、私自身は書籍の表記が日本盤CDの表記より極端に権威が高いとは考えてはいません。もし「エクウィルツ」と「エクヴィルツ」の用いられ方がほぼ同数または僅差ならば、書籍の方で多く用いられている表記を採用しよう、というのならわかりますが、国会図書館サーチでも7対42という大差ならば、「CDの表記だから」といって軽視するべきではないと考えます。--Gruppetto会話2016年8月24日 (水) 13:46 (UTC)返信
国立国会図書館サーチの検索ヒット数を単純に比較するのではなく、その内容の吟味も必要かと思います。まず「エクウィルツ」での国会図書館サーチの検索結果の中に小学館のバッハ全集が含まれているとCoptic Light氏が述べておられますが、私にはどうも見つけられません。また国会図書館サーチで「エクヴィルツ」の検索結果として出てきた情報データ[18]のものの中には音楽文化会館音楽資料室の資料データ[19]のように「エクウィルツ」で表記されているものもあり、資料の正確さに疑念があります。国会図書館サーチの検索結果を見ると、確かに「エクヴィルツ」表記が「エクウィルツ」より多いとはいえ、ワーナーミュージックにしろユニバーサルミュージックにしろ、レコード会社サイドで「エクヴィルツ」に表記を統一しているわけでないこともわかります。また日本盤CDの表記は権威づけられた専門家による公表物ではないので、専門書ほどの信頼性はないと考えられます。--ワンツスリッフォー会話2016年8月25日 (木) 15:37 (UTC)返信
「信頼性」とは何についての信頼性なのでしょうか。研究内容の信頼性なら当然音楽学者に権威はあるでしょうが、単にカナ表記についていえば別です。音楽学者の外国語は極端な話「会話が通じれば良い」「文献を読めればよい」もので、音声学者や声楽家ほど外国語の発音を深く理解してはいません。Kurt Equiluzのカナ表記についてのみ言えば、「信頼性」は書籍と日本盤CDに差はありません。--Gruppetto会話2016年8月25日 (木) 17:59 (UTC)返信
信頼できる情報源において「彼らが議論している分野において、修士以上の学位、もしくは実証可能な形で公表された専門知識を有する人によるものを情報源に使ってください」ということなので、日本盤CDの表記が「修士以上の学位、もしくは実証可能な形で公表された専門知識を有する人によるもの」といえるかどうかが問題です。仮にそういう「信頼できる情報源」だとして、日本盤CDを発売しているレコード会社の表記は「エクウィルツ」と「エクヴィルツ」がさしたる規則性もなく混在している状況にあり、どちらでも良いというスタンスにあるといえるでしょう。従って、日本盤CDの表記を根拠に「エクヴィルツ」が「エクウィルツ」よりも適切だと断じることは出来ません。一方、「エクウィルツ」表記をとっている礒山氏は、その経歴からもわかるように、修士以上の学位を持っております。CDの表記も重んじよということでしたら、[20]で解説を書いておられる服部幸三氏も、「エクウィルツ」表記を通し、このテノール歌手の略歴も書いていますが、この服部氏も東京芸術大学教授を歴任した、専門知識を有する人です。[21]の解説で「エクウィルツ」表記を使っている菅野浩和氏も作曲家の傍らで音楽評論家として1970年代のNHK-FMの音楽番組の解説をしていた人なので、「会話が通じれば良い」レベルで適当に「エクウィルツ」と書いたとは考えにくいですね。--ワンツスリッフォー会話2016年9月8日 (木) 14:19 (UTC)返信
「修士以上の学位、もしくは実証可能な形で公表された専門知識を有する人」ですと、みどりオルトナーというピアニストがいらっしゃるんですが(プロフィール)、この方は元々声楽家で、ウィーンで声楽を学んだ後、ウィーンを初めとしたドイツ語圏で舞台に立ち(つまりドイツ語圏の舞台上で実際にドイツ語で歌唱し)、後にピアニストとしての才能を見いだされて実際にエクヴィルツの伴奏もした人物です。この方が自らのウェブサイトで「エクヴィルツ」と表記しているのは大きいかなと思います。ちなみに、ヘルムート・ラッヘンマンが日本の某音楽大学で公開講座を行った時、ラッヘンマンは当然日本語は話せませんから通訳がついたのですが、ラッヘンマンの通訳をするくらいですから相当にクラシック音楽や現代音楽に精通した学識のある方だったのでしょう。ところが、ラッヘンマンがアントン・ヴェーベルンのことを「ヴェーベアン」のように発音するので、これは私は「ヴェーベルン」のことだなとわかったのですが、また、その場に居た方々もほぼ全員(通訳さん含め)わかっていたと思いますが、通訳の方が「ウェーバーンは…」と訳すので、それをきいていた作曲科の先生が(wikipedia日本語版にも記事のある高名な作曲家の方です)「ウェーバーじゃないよ。ウェーベルンだよ」と通訳の方を注意をしていました。ラッヘンマンが苦笑して「カール・マリア・フォン・ヴェーバーではなくてアントン・ヴェーヴェルンは〜」などと話しはじめて…つまり、如何にその分野について深い専門知識がある方でも、発音することを専門としていない方々だとそういう混乱が起こることもあります。--Gruppetto会話) 2016年9月8日 (木) 18:29 (UTC)一部細部の修正--Gruppetto会話) 2016年9月9日 (金) 05:18 (UTC)一部修正--Gruppetto会話2016年9月9日 (金) 05:43 (UTC)返信
このテノール歌手に師事したという歌手の方のプロフィール[22]では「エクウィルツ」と表記されています。もっとも、こうしたプロフィールの類は、本人が書いたものという確証はありませんが…。--ワンツスリッフォー会話2016年9月10日 (土) 14:42 (UTC)返信
ウィーン在住でドイツ系声楽曲の演奏を中心としている方と、国内でシャンソンを活動の中心としている方とでは、前者の方がドイツ語の表記についてはより適切なのではないかと思います。--Gruppetto会話2016年9月10日 (土) 15:05 (UTC)返信
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