ノート:ナンマトル

最新のコメント:6 年前 | トピック:外部リンク修正 | 投稿者:InternetArchiveBot
テンプレで署名を補足しました。--210.199.109.12 2011年10月8日 (土) 01:13 (UTC)返信

改名提案 編集

冒頭を「ナンマトル(ナン・マドール)」に変えた方が出て、Wikipedia:スタイルマニュアル違反の状態となっているため、ナン・マドールへの改名を提案します。ナンマトルと変えた方に改名等の対応をお願いしたのが7月5日ですが、1週間反応が無かった時点で代理提出を想定して、私の方で調べてありました。更に1週間待っても動きが無いので、代理提出する次第です。調べた範囲での用例を列挙すると以下の通りです。

  • ナン・マドール
    • 門脇淳『黒潮の洗う遺跡 ポナペ島ナン・マドール』揺籃社、1985年
    • 吉村作治監修『地上から消えた謎の文明』東京書籍、2001年(*)
    • 印東道子編著『ミクロネシアを知るための58章』明石書店、2005年
    • 世界大百科事典』改訂新版、2007年 (*「ナン・マドール」で項目が立っていますが、「ポナペ[島]」の項目に、「ナン・マドールNan Madol(現地の発音ではナン・マトル)」という記述あり。26巻p.358)
    • 『新版オセアニアを知る事典』平凡社、2010年
    • 石村智「遺跡・遺産は地域住民にどのように認知されるのか ―ミクロネシア連邦ナン・マドール遺跡の事例―」『パブリックな存在としての遺跡・遺産』奈良文化財研究所、2013年
    • ポンペイ案内 (PDF) (在ミクロネシア日本国大使館、2014年)(*)
    • 片岡修、長岡拓也「ミクロネシア連邦ポーンペイ島のナン・マドール遺跡とシャウテレウル王朝期の遺跡について」『関西外国語大学研究論集』 (101) 2015年
    • 日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2017』講談社、2016年
  • ナンマドール
  • ナンマ・ドール
    • 高山純『ミクロネシアの先史文化』海鳴社、1983年
  • ナン・マトール
  • ナンマトール
    • 『世界考古学事典・上』平凡社、1979年
    • 『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』2015年
  • ナンマタール
    • 植木武『南太平洋の考古学』学生社、1978年
    • 田辺悟『島 (ものと人間の文化史175)』法政大学出版局、2015年(*)
  • ナン・マタール
    • 太平洋学会『太平洋諸島百科事典』1989年
    • 『ブルーガイドワールド グアム・サイパン・ミクロネシア』実業之日本社、1998年
  • ナン・マトル(ナン・マドール)
    • ASIOS『謎解き古代文明』彩図社、2011年
  • ナンマトル

最後の写真展は、長年、この遺跡を調査していらした片岡氏が関わっているものであり、『世界大百科事典』の記述ともあわせると、「ナンマトル」としても、おかしなものとは思いません。ただし、その片岡氏が2015年の論文では「ナン・マドール」としていたことや、他の専門家たちも(そして現地音ではナンマトルだとする『世界大百科事典』も)そうであったことなどを踏まえると、Wikipedia:記事名の付け方の「認知度が高い」「見つけやすい」という基準に最も適合するのは(すくなくとも今の時点では)「ナン・マドール」であろうと思います。いずれにせよ、「ナン・マトール」表記が、私の探している範囲内では1件(中黒を無視すれば3件)しか見つからないことからすると、現地音だという「ナンマトル」か、慣例的に広く用いられてきた「ナン・マドール」かということになるのではないでしょうか。--Sumaru会話) 2017年7月19日 (水) 13:00 (UTC) 例を追加。文献の後に(*)をつけているもの。--Sumaru会話2017年7月26日 (水) 10:56 (UTC)返信

  •   賛成 「ナン・マドール」に賛成。提案者票。--Sumaru会話) 2017年7月19日 (水) 13:00 (UTC) いったん票を取り下げます。理由は後述。--Sumaru会話2017年8月13日 (日) 09:35 (UTC)返信
  • 英語版のポンペイ語の記事を確認しましたが、世界大百科事典とASIOSの「ナン・マトル」表記が、綴り上は妥当と思われます(2語、Dはタ行、Oは長音ではないため)。また、連続する語を明確に区切らずに発音することはしばしばある・連続する2語の転写であれば区切らずに記載されるケースも少なからずあるので、通常の記事名からは外れますが「ナンマトル」もあり得ると考えます。一方、現在の「ナン・マトール」はOに長音符を付けてしまい、多数派の「ナン・マドール」はDをダ行にするローマ字読みをした上でOに長音符をつけています(ポンペイ語ではどうなるのかと疑わなければこうなるので自然な発想)。ここで慣例的に「ナン・マドール」にしてしまうと、間違いが1から2に増えてしまうのは無視できないと考えます。綴り重視の「ナン・マトル」か、発音に寄せた「ナンマトル」となりますが、ここは「ナンマトル」で妥協しておいて、他はリダイレクト設定でどうでしょうか。--Open-box会話2017年7月22日 (土) 01:23 (UTC)返信
    •   コメント コメントありがとうございます。私はナン・マドールは英語読み(ランダムハウス大英和の発音記号をもとにすると、英語の発音は「ナーン・マドウル」に近いもののようです)に引きずられた慣例的なもの、と認識しています(Københavnをコペンハーゲンとは発音しないから誤りだ、とは誰も言わないのと同様のケースという認識。Open-boxさんは「自然な発想」とおっしゃいますが、調べた範囲では古い文献は「ナン・マタール」の方が一般的だったらしいことが窺われます。いくつかの文献には「古くはナン・マタール」のように書かれているため。逆にいうと、それが「ナン・マドール」になったのは意図的な変更を専門家たちが行なった可能性があります)。コペンハーゲンに限らず、メキシコシティやスペインなど、日本では慣例的に定着した現地名と違う名称がいくつもあります。「ナンマトル」がおそらく正しいのだろうという印象を持ちつつ、あえて『すくなくとも今の時点では』ナン・マドールを推したのは、そういうことです。--Sumaru会話2017年7月22日 (土) 02:58 (UTC)返信
  コメント 提案から1週間になります。まずはコメントを下さったOpen-boxさんに重ねて御礼申し上げます。ただ、その後、Open-boxさんからの追加コメントも、他の方の賛否もないため、改めて論点を整理しておきます。
Wikipedia:記事名の付け方では「認知度が高い」「見つけやすい」「曖昧でない」「簡潔」「首尾一貫している」という5つの基準が挙げられていますが、後の3つは「ナン・マドール」「ナンマトル」のいずれでも支障がないと考えます。問題は前2つで、『すくなくとも今の時点では』「ナン・マドール」に分があると認識しています。
また、草案ではありますがWikipedia:外来語表記法には「一般的慣用」「専門的慣用」「原音主義」「正式名称」の4つの基準が挙げられています。これに当てはめて考えると、
  • 一般的慣用 - 明らかにナン・マドールが優勢
  • 専門的慣用 - 現状ではナン・マドール(いずれはナンマトル?)
  • 原音主義 - ポンペイ語を基準にするならナンマトル(ただしミクロネシア連邦の公用語=英語を重視するならナン・マドール。実際の発音とのズレがあるとはいえ、『ブルーガイド・ワールド』のように、ナン・マドールを「英語読み」として挙げている文献もある)
  • 正式名称 - 上に例を付け足したように、ミクロネシア連邦政府観光局および日本側の在ミクロネシア大使館は「ナン(・)マドール」
となります。ナンマトルは現地音としておそらく適切であろうということ、また、今後も日本語で研究成果を公表なさる可能性が高い方がナンマトルを採用し始めていることなどを踏まえると、いずれは『ナンマトル』が優勢になる可能性は確かにあると思います。反面、ウィキペディアではそのような利用者個人の推測に基づいて記事名を決めることは認められておらず、また、他言語版も含め、ウィキペディア自身はWikipedia:信頼できる情報源とは見なせないわけですから、それに基づく推論も採用できません(誤解の無いように付け加えておきますが、Open-boxさんの読みに関する推論の内容自体は、状況証拠から推してその妥当性を疑うべき理由は無いと、個人的には考えています。ただし、島内の地区名 Madolenihmw は「マタラニウム」「マタレニーム」などと音写され、「マト~」という表記を見かけない点からすると、かつての「ナン・マタール」という表記も、委任統治領時代の日本人の耳にはそう聞こえたといったものだったのではないか、と推測していますので、「ナンマトル」が唯一の原音表記といえるのか、の判断は保留したいです。なお、そんな風に、現状のポンペイ関連の日本語表記は、慣例的に定着した、または逆に、てんでバラバラでまったく統一できないものがかなりあり、現地音読み、というような一つの原則で統一することが困難だという事情もあるように思います)。
以上から、『少なくとも今の時点』ではいったん「ナン・マドール」にすることを改めて支持するものです。「ナンマトル」を最初から改名候補に含めているように、それを排除する意図は全くありませんが、ウィキペディアの方針と整合する新たな論拠などが出てこない限り、積極的には支持しづらいと考えています。なお、ノート:イスタンブールのように、他の地名記事でも原音から慣用へと戻された例があり、現状のウィキペディアの方針上では、無条件に現地音が優先されるものではないのも事実です。--Sumaru会話2017年7月26日 (水) 10:56 (UTC)返信

あと1週間お待ちして、どなたからも特に反対が出なければ、ナン・マドールに改名したいと思います。--Sumaru会話2017年8月2日 (水) 13:08 (UTC)返信

Sumaruさん、どうもありがとうございます。 最近、ミクロネシア連邦政府のナンマトル遺跡の世界遺産登録を支援した日本人研究者が、相手国の言語への尊重を示すため、原音主義に基づき「ナンマトル」という表記を使用した事例として以下のものがあります:

  • 片岡修「世界文化遺産に登録されたナンマトル遺跡(ミクロネシア連邦)」第28回天理考古学・民俗学談話会。
  • 長岡拓也・片岡修・石村智「ミクロネシアの巨石遺跡ナンマトルの研究の現状と世界遺産への登録について」、『古代文化』68(4), pp. 120-126。
  • 長岡拓也2016「新世界遺産・ナンマトル遺跡:1.ナンマトル遺跡とは」『NPO法人ミクロネシア振興協会会報:カセレーリエ』No. 46, pp. 1‐2
  • 長岡拓也2017「新世界遺産・ナンマトル遺跡:2.島の歴史の中でのナンマトル」『NPO法人ミクロネシア振興協会会報:カセレーリエ』No. 47, pp. 1‐2
  • 片岡修・長岡拓也・石村智、2017『ミクロネシア連邦ポーンペイ州のナンマトル遺跡およびチェムェン島所在遺跡の現状調査報告書』文科省科学研究費報告書。
  • 第21回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会「危機に瀕する楽園の遺産―ミクロネシア連邦ナンマトル遺跡を中心に―」2017年7月24日開催。

以下は、原音主義に基づくと「ナンマトル」になるということの説明で、現在広く使われているポンペイ語の辞書(Rehg. Kenneth, and Damian Sohl. 1979. Ponapean,English dictionary. PALI Language Texts: Micronesia. Honolulu: The University Press of Hawail.)に基づいています。 まず、Sumaruが書かれている「ただしミクロネシア連邦の公用語=英語を重視するならナン・マドール」ですが、ポンペイ語は元来文字がない言語です。1970年代にその言語の発音をアルファベットを用いて表記にする際に、「タ・チ・ツ・テ・ト」という発音を「da, di, du, de, do」、「チャ・チィ・チュ・チェ・チョ」という発音を「ta, ti, tu, te, to」という表記にアルファベットを当てはめただけなので、「英語を重視するならナン・マドール」というわけではありません。このため、「do」は、「ド」ではなく、「ト」です。 ポンペイ語では、長母音を「h」で表記しており、「madol」を「マト―ル」や「マドール」と読むのは間違いです。 「ナンマトル」は、「ナン」(前置詞「~の中」)+「マトル」(名詞「間」)という成り立ちの地名です。現在、前置詞+名詞からなるポンペイの地名は、Nanmand、Nanmeir、Nanpahniop、Nanriohkのように2語の間にスペースを置かずにくっつけて表記することが慣例となっています(グーグル・アースやグーグル・マップの地名を参照)。 Sumaruさんが書かれている「てんでバラバラでまったく統一できないものがかなりあり、現地音読み、というような一つの原則で統一することが困難だという事情もあるように思います」ということはなく、バラバラな表記は、単に現地語を知らない日本人が表記したために起因します(これは前述のポンペイ語の辞書をご覧になっていただければ、明らかです)。ポンペイ語には、北部方言とキチ方言がありますが、どちらでも発音は「ナンマトル」です。 以上のことから、原音主義に基づく日本人研究者が表記するように「ナンマトル」という表記が妥当であると考えられます。 上記の研究会を主催した文化遺産国際協力コンソーシアムは、日本の文化遺産国際協力の推進するために設置された文化庁の下部組織であり、今後文化庁や外務省など政府機関をはじめ「ナンマトル」という名称が公式化すると考えられます。また日本で数少ないポンペイ・ミクロネシア専門家である上記の日本人研究者が、今後も継続して「ナンマトル」という呼称を論文、書籍、研究発表、講演、テレビ番組などで使っていくため、この表記が一般化すると思われます。例えば、今、グーグルで「ナンマトル」を検索すると、すでに非常に多くの最近の記述はこの表記を採用していることがわかります。 以上の点から、「ナンマトル」への改名が妥当であると考えます。--しゃう会話2017年8月10日 (木) 18:11 (UTC)返信

コメントありがとうございます。今晩あたりの改名実行を予定していたので、その前にコメントをいただけて何よりです。さて、
>相手国の言語への尊重を示すため、原音主義に基づき「ナンマトル」という表記を使用した
>今後も継続して「ナンマトル」という呼称を論文、書籍、研究発表、講演、テレビ番組などで使っていく
この方針を明示した事例は上記のうちのどれでしょうか。上記カセレーリエのネットで見られるものの一つには、「今後はポーンペイ語の発音に従って」という断り書きがあるのは確認しましたが、研究者たちの間でコンセンサスが出来ていることをここから読み取るのは、やや難しいように思います(最近、この主題について色々調べており、その調査の過程で石村、片岡、長岡各氏の貢献の大きさは認識していますので、彼らがこの主題で重視すべき専門家であることには全く異論はありません、念のため)。
誤解の無いように明記しておきますが、事実関係としてはおそらく正しいのだろうと考えますし、いずれは「ナンマトル」になるであろうことには(上でも書いているように)異論はありません。しかしながら、ウィキペディアは未来を予測する場ではありませんという方針があることからすれば、ウィキペディアン個人の憶測(「公式化すると考えられます」「一般化すると思われます」)は採用できません。実際に公式化、一般化してからでよいではないか、という話になるのです。現に、私が上に挙げたように、ミクロネシア連邦政府観光局も、在ミクロネシア日本国大使館も今の時点では「ナン(・)マドール」です。また、シャウプェリさんが挙げておられる各氏も、去年や一昨年の文献では「ナン・マドール」を使っていたことからすると、ナンマトルへの変更はごく最近のもののように思えます。
言い換えますと、現時点でナンマトルに改名するのであれば、『現時点で』それを後押しするような専門家による典拠が必要だ、ということです。是が非でもナン・マドールと主張するつもりはないので、それが具体的に示されたならば、ナンマトルに賛成いたします。
(以下蛇足)「現地語を知らない日本人が表記したために起因」について補足しておきますが、「真実かどうか」ではなく「検証可能かどうか」という方針がありますので、「正しい発音は一つだから真実は一つ」であったとしても、それが過去の日本語文献の慣例に反するならば、ウィキペディアン個人が「こっちこそが真実だ」と示すことは、示し方によってはWikipedia:独自研究は載せないに反することになります。なお、「チェムェン島」にしても、そういう表記例は上の題名で初めて知りました。日本語文献の慣例からすると「テムエン」か「テムウェン」あたりが妥当かと思っていました(たぶんチェムェンのほうが現地音には近いのでしょうけれど)。ここしばらく、この記事の加筆案をローカルで作成していて、すでに6万バイトを超えているのですが、固有名詞は暫定的に一つに絞って残りは注に回す形にしているものの、実に悩ましいところです。--Sumaru会話2017年8月11日 (金) 08:20 (UTC)返信
(追記)最も極端な例を示しておきますと、ウィキペディアではノート:ジョージア (国)/過去ログ04のように、『当該国の要請に基づいて日本政府が公式に表記を変更した』事例でさえも、一定期間は静観すべきだという慎重論が複数寄せられて、即時の改名とはならなかった例がございます。『現時点で』の明示的な論拠を求めることは、決して否定のための否定ではないとご理解いただければ幸いです。--Sumaru会話2017年8月12日 (土) 09:35 (UTC)返信
  コメント 自己レスになりますが、「ウィキペディアンとしてそれが最も原音に近いと判断したから」「今後、一般的になっていくはずだから」といった理由では慎重になるべきと考えますが、まったく異なる観点からならば、追加の論拠が挙げられなくとも、ナンマトルに賛成します。その理由は『統一性』です。
シャウプェリさんが挙げて下さった論拠のうち、
  • 片岡修・長岡拓也・石村智、2017『ミクロネシア連邦ポーンペイ州のナンマトル遺跡およびチェムェン島所在遺跡の現状調査報告書』文科省科学研究費報告書
が、ネット上で閲覧・ダウンロード可能だと、今日知りました(国会図書館の検索でもヒットしなかったので、今の時点では一般向けには利用できないものと思っていたのです)。そして、そこには、私が加筆案を作る上で悩んでいた、全ての人工島・歴代シャウテレウル・(マタレニームの)歴代ナーンマルキのカナ表記が載っていました(正直申し上げて、このような報告書を無料でアップしてくれている事実にかなり感動しましたが)。
この文献を知るまで私は、加筆に当たってカナ表記の出典がかなりバラバラになることは不可避だと考えており、特に「サウ・デ・モイ」のように明らかに現地音と違うんだろうな、と私などにもわかる表記もローカルの加筆案では使っていました。しかし、上記の報告書のカナ表記を、表記統一性のために便宜上の基準(今後、公式化されるかは問わない)とする分には、検証可能性を満たした上で、記事の発展可能性にも寄与するものと考えます(ナンマトル、ナン・マドール以外のナン・マタールなどであろうと、過去の専門家が採用していた表記なら、検証可能性を満たしています。現状で検証可能性を満たしていないのは、「どの表記が一般化していくか」などの将来的評価の部分です)。
まとめると、「何が一番正しいか」「今後どうなっていくか」といった基準で考えるのは方針文書との兼ね合いで微妙なので、正しい・正しくないという評価を形式上は棚上げし、「既存の文献に見られる表記の中で、表記をめぐる不毛な編集合戦を回避しやすく、記事そのものを発展させやすい表記はどれか」という観点ならばナンマトルに賛成、ということです。--Sumaru会話2017年8月13日 (日) 09:35 (UTC)返信

Sumaruさん、コメントどうもありがとうございます。 「この方針を明示した事例は上記のうちのどれでしょうか」:長岡・石村・片岡2017論文では、「現地語の発音に従って」という但し書きがされています。また科研報告書の中でも片岡氏が、「今回現地の発音に近いカタカナ表記に統一し、それらの名称を今後使用することを推奨したい」(80ページ)と書かれています。「相手国の言語への尊重を示すため」ですが、これについては、上記の出版物などは学術的な成果物であるため、このことについては触れられていません。ただご存知のように、植民地時代、ポーンペイはPonapeと書かれていましたが、独立の機運や自民族へのアイデンティティ意識が高まった頃から、自分達の言語の発音に従ったPohnpeiに変更されており、現地と関わる文化人類学者や考古学者はこれを尊重するために、現地語に沿ったカタカナ表記しています。それに対して観光に関連するミクロネシア連邦政府観光局や在ミクロネシア日本国大使館が、従来の表記を踏襲するのは、日本人にわかりやすいようにという意図です。ナンマトルに関わる研究者の表記の変更は、世界遺産登録に伴ってで、Sumaruさんが書かれている「『現時点で』それを後押しするような専門家による典拠」は、前述の片岡氏の記述になるかと思います。以上のような理由から、Sumaruさんの加筆案についても、科研報告書で使われている表記に従っていただければと思います。--しゃう会話2017年8月16日 (水) 02:18 (UTC)返信

ご回答ありがとうございます。表記については、上記コメントでも科研費報告書を便宜上の基準とする、と申し上げている通り、ローカルの加筆案では既に書き直しています。
ですが、頂いたご回答では「正しい表記であるから」式の理由には賛成できません。
>ミクロネシア連邦政府観光局や在ミクロネシア日本国大使館が、従来の表記を踏襲するのは、日本人にわかりやすいようにという意図です。
シャウプェリさんがなぜこのような意図を断言なされるのか分かりませんが、そうであるなら『百科事典で、当局も採用している「わかりやすい」表記を優先して何が悪いのか』という話になりかねないように思います。
>「相手国の言語への尊重を示すため」ですが、これについては、上記の出版物などは学術的な成果物であるため、このことについては触れられていません。
触れられていないのであれば、この点も検証可能性を満たしません(主観的には支持します。あくまでもウィキペディアの方針上、受け入れが難しいということです)。
ですので、上の追加コメントでも申し上げたように、正しい発音だから、とか、それが主流になっていくはずだから、という理由では賛成できない、という姿勢は堅持します。私がナンマトルへの  賛成 に転じたのは、あくまでも科研費報告を基準とすることで、ナントワス、シャウテムォイ、ペインキチェルといった細かい情報についても、統一的な表記で踏み込んだ叙述が可能になり、記事を発展させやすいから、ということです。
結果的にナンマトルにするなら理由なんかどうでもいいのでは、と思われるかもしれませんが、ある場所での合意は別の場所での先例として引き合いに出される場合もありますし、方針文書上、微妙な理由で合意に達したという形跡を残したくないのです。--Sumaru会話2017年8月16日 (水) 13:33 (UTC)返信

コメントどうもありがとうございます。Sumaruさんの御見解については理解しました。それでは、Sumaruさんが、これからナンマトルへの改名の申請を行われるという理解でよろしいのでしょうか?--しゃう会話2017年8月17日 (木) 04:12 (UTC)返信

改名提案自体は「ナンマトル」「ナン・マドール」の両論で出している状態ですので、(理由は三者三様とはいえ)ナンマトルを支持する意見しか出ていない状態になっていますから、このまま1週間ほどお待ちして、どなたからも異論が出ず、シャウプェリさんも形式的な理由にはこだわらない、ということでしたら、ナンマトルに改名(移動)の上、事後処理とともにローカルの加筆案を投稿するようにしたいと思います。--Sumaru会話2017年8月17日 (木) 11:42 (UTC)返信

Sumaruさん:私は、Sumaruさんの書かれているウィキペディアのルール的なものも理解した上でナンマトルを支持します。「(移動)」というのは、どういうことでしょうか?多分Sumaruさんも同意見なのではと思うのですが、項目名をナンマトルにし、文中に「他の表記にナン・マドール、ナン・マトールなど。」とするのが良いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?--しゃう会話2017年8月17日 (木) 23:57 (UTC)返信

詳しくはHelp:ページの移動をご確認いただければと思うのですが、ざっくり申し上げますと、この場合、改名と移動は実質的に同じことでして、現在、
となっていますが、このページの内容と履歴をナンマトルに『移動』することで、
という形にしよう、という話です。この『移動』の際に内容をコピペすることは非推奨(理由は上記 Help 文書をご覧ください)ですので、専用の『移動』機能を使います。
移動後は当然ページ名が「ナンマトル」になりますから、記事冒頭も含む本文は「ナンマトル」で統一されることになります(他の表記例は『名称』という節を新設して、そこにまとめる予定です。将来的に公式化するかなどの見通しは記事に書けませんが、片岡・長岡・石村2017の表記が、ポンペイ語に基づくものとして提示されている点は検証可能な事実ですので、そこにはきちんと触れます)。
改名と移動を併記したのは、手続きをより正確に表現しようとしたためですが、かえって分かりづらくなってしまったようですみませんでした。--Sumaru会話2017年8月18日 (金) 11:01 (UTC)返信

ご説明どうもありがとうございました。よくわかりました。--しゃう会話2017年8月18日 (金) 13:55 (UTC)返信

外部リンク修正 編集

編集者の皆さんこんにちは、

ナンマトル」上の2個の外部リンクを修正しました。今回の編集の確認にご協力お願いします。もし何か疑問点がある場合、もしくはリンクや記事をボットの処理対象から外す必要がある場合は、こちらのFAQをご覧ください。以下の通り編集しました。

編集の確認が終わりましたら、下記のテンプレートの指示にしたがってURLの問題を修正してください。

ありがとうございました。—InternetArchiveBot (バグを報告する) 2017年9月15日 (金) 22:44 (UTC)返信

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