ノート:マヘシュ・ブパシ

最新のコメント:17 年前 | トピック:英語風の慣例表記か、現地語表記に即した新たな表記か | 投稿者:チロチロ

英語風の慣例表記か、現地語表記に即した新たな表記か 編集

記事タイトルをいきなり変更したのは問題だったと思いますが、現在の「マヘシュ・ブパシ」にはやはり違和感があります。同様の違和感を変更前の「マヘーシュ・ブーパティ」に感じた方が多くいらっしゃったのを重々承知した上で、お互い編集合戦に陥らないためにも、以下に当方の意見を記しておきます。

外国の人名のカタカナ表記は、たいていマスコミが最初に使ったものがそのまま日本で何となく慣例化していくのが一般的かとは思います。しかし、英語(や欧州などの他のいくつかの言語)圏以外の人名については、マスコミ各方面でも法則性のない恣意的な表記をしている事も多いと思います。おそらく通常は英語アルファベット表記をもとに、さして原語の音韻特性などを調べもせず適当に英語風読み(するのが「法則」だとも言えるかもしれませんが)しているだけでしょう。そのように大して根拠もなく、とりあえず当てられたカナ表記に従う必要もあまり無いと個人的に考えています。

この項目の名称については、とくに以下の2点を論点に挙げたいと思います。

  • 原語の表記における長母音を「ー」で区別するべきか?

マスコミ、特に活字媒体では字数制限もあって「ー」が避けられる傾向があります。だがウェブでは特に掲載スペースや字数における制限も考慮する必要もないので、この点ではマスコミなどの慣例表記に倣う理由も無いと思います。

もちろん、原語ネイティヴ話者の発音が一般的な日本語ネイティヴ話者の耳に「マヘシュ・ブパティ」のように聞こえる可能性も否定はしません。「そう聞こえる」とか「そう発音するのが近い」という事でなく、あくまで表記に限った話です。

  • 「-thi」を英語風に「シ」とカナ書きすべきか?

これに関しては日本のマスコミの「英語中心主義」ともいえる悪しき傾向の顕れだと思います。よくインド系(特にタミル語圏)の人名では誤解されるのですが、「th」と綴ってあっても決して英語で同じ綴りの発音(IPA:[θ])のようには発音しません。おそらく日本人が「ブパシ」と言っても現地で理解されないと思います。

もしかしたら「テニスの国際大会での紹介なども主に英語でなされるのだから、名前も英語(風)読みでもいいのでは?」と考えることもできるかもしれません。しかしながらフランス語・ドイツ語・スペイン語などの人名が日本のマスコミ報道などであまり英語風にカナ表記&読みされないのと同じように、その他の言語の人名でもその言語の音韻構造や表記が考慮されるべきだと思います。

以上の2点のうち、特に後者のほうを「見過ごせない」くらいのレベルで自分は問題視しています。ウィキペディアが公共的なものである以上、多くの人が奇妙に感じるほど複雑なカタカナ表記は避けるべきとは思います。しかし、Hhstさんがページ移動の理由として挙げた「日本語でよく知られた呼び方」なるものの根拠を検討したうえ、もし根拠のない(または、根拠に乏しい)誤解が多く含まれていると判断されるならば、そのような名称は積極的に改訂して「日本語でよく知られた呼び方」のほうへ逆に働きかけていく事も百科事典の役目だと考えています。

それを踏まえた上で提案なのですが、とりあえず「マヘシュ・ブパティ」としてはどうでしょうか?やたらと「ー」を入れるのは見た目の違和感も大きいでしょうが、「シ」を「ティ」に変えるだけなら字面もそれほど変わらないので抵抗感も少ないかと思われます。チロチロ 2007年1月27日 (土) 17:51 (UTC)返信

これもだめです。ウィキペディアの一般の読者すべてが、貴殿のようにインド言語の事情に精通しているとは限りません。それにテニスのことも分からない人だっているでしょう。「平木理化さんと一緒に全仏の混合ダブルスで勝った人、何て名前だったっけ…??」とか。インド関連を詳しく説明したサイトであれば、ブパシやミルザのことが現地読みに近い発音で書いてあったりするけれど。リダイレクトページは作ればいいけど、「事情を知らない一般の読者」のことも考えるべきです。したがって(専門家には違和感があるとしても)記事名はマスコミの慣例表記のままでおいてください。-Hhst 2007年2月2日 (金) 13:41 (UTC)返信
日本人は「ブパシ」「ブパシ」とよく言ってると思います。ですから、日本語で呼ばれているようにするのがベストだと思います。そのほうがなじみがあってよい気がします。インド語表記はリダイレクトのみの対応でよいのではないのでしょうか?-- 2007年2月2日 (金) 14:23 (UTC)返信
Hhstさんのおっしゃる意見はわかりました。ただ、「『事情を知らない一般の読者』のことも考える」とは、つまり「多くの人が辞書として参照する場合の利便性を考慮する」という意味でしょうか?この事は必ずしも慣例表記を優先すべき十分な理由だとは個人的に了解できませんが、こちらも「現地語の音韻・表記を考慮したカナ表記」に記事名にすべき決定的な根拠を今のところ提示できそうにはないので、記事名そのままで本文に併記という現在の形式に今回はとりあえず合意します。なので改名テンプレは消しておきます。--- チロチロ 2007年2月6日 (火) 17:23 (UTC)返信
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