ノート:中央構造線

最新のコメント:5 年前 | トピック:外部リンク修正 | 投稿者:InternetArchiveBot

編集上の留意点 編集

産業技術総合研究所・地質調査総合センターが2016年5月13日に作成しサイトに公表した「中央構造線に関する現在の知見-九州には中央構造線はない」を踏まえた編集をお考えの方は、#地質調査総合センター「中央構造線に関する現在の知見」を踏まえた編集についてでの問題提起等をまずご一読下さい。また、「知見」では中央構造線を「地層や岩体の境界の断層が地表に現れた“線”」だと説明していることにご留意下さい。現在、多くの書籍や資料が中央構造線を断層だと説明しており、中央構造線またはそれと連続していると考えられている構造線が九州にあると説明していることから、「九州には中央構造線はない」というのが産総研地質調査総合センターの見解であるのを明記するなどの配慮をお願いします。--Æskja会話2017年3月26日 (日) 00:56 (UTC)返信

地質調査総合センター「中央構造線に関する現在の知見」を踏まえた編集について 編集

利用者:Hyper neo会話 / 投稿記録 / 記録さんによって、産業技術総合研究所・地質調査総合センターが2016年5月13日に作成しサイトに公表した「中央構造線に関する現在の知見−九州には中央構造線はない−」を踏まえた、2016年6月24日 (金) 15:09‎ (UTC)・同27日 (月) 01:07‎ (UTC) の2版の編集(差分)と2017年1月4日 (水) 08:23‎ (UTC) から同日08:24 (UTC) にかけての3版の編集(差分)がありました。当方は、そのように主張しているたった1つの情報源に基づいてウィキペディアまでが「九州には中央構造線はない」と説明してしまっても良いのか、疑問を感じております。Hyper neoさんには不本意なことと存じますが、編集を差し戻しさせて戴きました。2016年4月の熊本地震によって中央構造線は日本国内外から広く注目され、発災直後は記事のアクセス数も増大しました。Hyper neoさんの編集は信頼できる情報源に基づいておりますが、今回は、コメント依頼などで地学に詳しい方々からさまざまな意見を寄せて戴いた上で慎重に編集をされるべきではなかったかと存じます。(もっとも、実際にそうした詳しい方々が集まったら、知識の乏しい当方は何も言えなくなるでしょう。)返信

九州における中央構造線について当方が調べた範囲では、地震本部の「九州地域の活断層の長期評価(第一版) (PDF) 」(2013年2月)のp.9で「臼杵-八代構造線と大分-熊本構造線は中央構造線から連続し」ていると説明されており、『日本列島のおいたち』(東海大学出版部、1995年2月。ISBN 978-4-486-01308-2)の「3章 新第三紀の日本列島」p.96でも「中央構造線の延長である臼杵-八代構造線」と説明されており、『もういちど読む数研の高校地学』(数研出版、2014年。ISBN 978-4-410-13959-8)のp.253の「図43 日本列島の主要な地質帯の分布と時代」で中央構造線の実線が八代海の手前まで引かれており、雑誌『Newton』2016年7月号の特集「巨大地震研究の最前線(第2回)」のp.67の図「地質的な意味での中央構造線と、活断層としての中央構造線断層帯」では中央構造線の実線が九州北部の慶長豊後地震で動いた活断層を示すオレンジ色の線を境に九州内では点線(確定していない領域)で表示されています。また、『改訂版 理科の地図帳〈地形・気象編〉』(技術評論社、2014年。ISBN 978-4-7741-6817-3)のp.58の地図は、大鹿村中央構造線博物館が提供した資料に基づいており、そこでは中央構造線の実線は四国から九州を横断しさらに八代海から甑島列島の西まで延びています(Wikipediaの中央構造線の地図も、大鹿村中央構造線博物館のこの見解に基づいています)。いっぽう、伊藤谷生・田中秀実両氏による、『新版 地学事典』(平凡社、1996年。ISBN 978-4-582-11506-2)のp.826「中央構造線」には「地表トレースは九州東部から近畿(略)中部地方(略)糸魚川-静岡構造線に切断」とあり、九州東部より西の中央構造線について触れていませんが、あくまでも「地表トレース」に限っての説明です。

もちろん、「中央構造線に関する現在の知見」には重要かつ詳細な情報も含まれており、参考文献や関係資料として利用することを問題にする方はいらっしゃらないでしょう。しかし当方は「九州には中央構造線はない」という主張については記事に反映するのは好ましくないのではと考えます。皆さんはいかがでしょうか。--Æskja会話) 2017年1月5日 (木) 14:42 (UTC) 下線部を追加、「知見」自体に関するコメントを他の節に移動。--Æskja会話2017年1月8日 (日) 10:12 (UTC)返信

  コメント 門外漢の意見として。結論から申し上げると、日本で最も地質に詳しい公的組織が「中央構造線に関する現在の知見−九州には中央構造線はない」というタイトルで「専門家でもこれを混同している場合が多々ありますので、厳然と区別して使う必要があります。」とまではっきり述べているのですから従ってよいと思います。あとHyper neo氏の記述と現在の記述がどうなっているか知りませんが、「専門家でもこれを混同している場合が多々ある」は入れたしたほうが良いと思います。「と産業技術総合研究所の地質調査総合センターは述べている」もあってもいいかもしれません。
要点としては「中央構造線とは特定の岩石でできた地質の境界にある断層の線であって、九州ではそれと同じ地質の境界はないし、続いているような感覚を持っちゃう断層系はあるけど、そもそも地質からして違うのに中央構造線が続いてるとかこっち系の専門家が言ったらダメでしょ」というふうに私は理解しました。--Batholith会話2017年1月6日 (金) 14:56 (UTC)返信
  返信 Batholithさん、こんばんは。コメントをありがとうございます。ところで「中央構造線」の変更履歴を見ていたら、当方が記事への加筆を始めた2016年3月27日 (日) 12:33 (UTC) の版の前、2016年3月24日 (木) 15:14‎ (UTC) の版でBatholithさんが編集されていたのですね。「鬼界カルデラ」ではご迷惑をおかけしております。門外漢は当方のほうです。
さて、Batholithさんが書かれた要点については当方も同意致します。ですが、たとえば「九州には中央構造線はないと産業技術総合研究所の地質調査総合センターは述べている」などと書くのであれば、その中央構造線が断層自体ではなく「断層が地表に現れた "線"」であることも書くべきではないかと思います。「中央構造線は(引用略)境界の断層が地表に現れた "線"」だと定義しているのですから。しかし、Hyper neoさんの編集が入った版では、冒頭部で「九州にはない」、九州の節で「地質構造の境界線はない」と言い切り、断層の中央構造線がないと読める状態になっています。当方にはとうてい受け入れられるものではありませんでした。
ところで、「専門家でもこれを混同している場合が多々ありますので、厳然と区別して使う必要があ」るのは、地層境界断層としての中央構造線と、活断層帯である中央構造線断層帯ではないでしょうか。これについては学者の論文でも見かけるので、地震本部のように「中央構造線断層帯」と名前で分ける場合と、中央構造線という言葉の前後の文脈でそれが地質境界か活断層かを判断させる場合とがあるのかも知れないと感じております。「中央構造線断層帯は総延長1000km以上」とあったらやはり混同ですが、「中央構造線は全長約360km」とあったら中央構造線断層帯のことでしょうし。「断層帯」のあるなしでの区別をしない学者もいるのだと思います。ここは『Newton』での説明の程度に留めたほうがよいかと思います。 --Æskja会話2017年1月7日 (土) 11:38 (UTC)返信

  提案 どうしても「知見」に基づいて加筆をなさるのであれば、「知見」では中央構造線を「地層や岩体の境界の断層が地表に現れた“線”」だと説明しているのですから、記事でも「線としての中央構造線」が九州にないと説明すべきだと考えます。2017年1月14日 (土) 14:02 (UTC) 現在、記事の冒頭部には「断層と活断層について説明する」と明記しておりますから、この箇所なり九州の節なりに、線としての中央構造線の定義も加筆して戴きたく思います。また、中央構造線を線だと説明しているのは、当方が調べた範囲では「知見」と『新版 地学事典』ぐらいしか見つかりませんでした。多くの書籍や資料がことごとく中央構造線を断層だと説明しており、中央構造線またはそれと連続していると考えられている構造線が九州にあると説明していることから、「九州には中央構造線はない」というのが産総研地質調査総合センターの見解であることは明記すべきだと考えます。--Æskja会話2017年1月14日 (土) 14:02 (UTC)返信

時間が空いてしまいましたが、その後ご意見も寄せられなかったので、上記提案をこのノートの上部(#編集上の留意点)に再掲し注意喚起を図りました。--Æskja会話2017年3月26日 (日) 00:56 (UTC)返信

「ファイル:Tectonic map of southwest Japan.png」での編集について 編集

ウィキメディア・コモンズにある、九州地方から関東地方にかけての地質構造図「Commons:File:Tectonic map of southwest Japan.png」についても、利用者:Hyper neo会話 / 投稿記録 / 記録さんによって、中央構造線を表す線が九州と四国の間(豊予海峡付近)で切られて九州には中央構造線がないとする編集が2016年9月5日 (月) 15:15 (UTC) にてなされました。ところがHyper neoさんはファイルページの「概要」の節にある出典情報(中央構造線マップ(グーグルマップ) - 大鹿村中央構造線博物館)を修正なさいませんでした。そのため、出典サイトで日本地図上に示された中央構造線の線と、コモンズのファイルに示された中央構造線の線とが異なってしまっています。当方は、2017年1月5日 (木) 14:45 (UTC) にてHyper neoさんの編集を差し戻しました。その後Hyper neoさんが再度差し戻しをなさいましたが、出典情報の修正はまたもして戴けませんでした。返信

Hyper neoさんのコモンズでの編集もまた、「中央構造線に関する現在の知見−九州には中央構造線はない−」を踏まえているようですので、このノートにて一緒に扱いたく存じます。当方は記事本文のみならずコモンズのファイルにおいても、「九州には中央構造線はない」とする地質調査総合センターの主張を反映するのは好ましくないと考えております。仮にその主張に基づく中央構造線の図を掲載するならば、Hyper neoさんが編集する前の図、すなわち大鹿村中央構造線博物館の見解に基づく図(西側が甑島列島付近まで延びている)も、そして、たとえば雑誌『Newton』が熊本地震の直後に一般向けに広く伝えた中央構造線の姿に基づく図(九州での位置が確定していない)も、一緒に掲載すべきだと考えます。皆さんはいかがでしょうか。(もっとも、当方はコモンズでの活動経験がなく、この地質構造図の編集のしかたもわからないのですが。) --Æskja会話) 2017年1月6日 (金) 13:37 (UTC) 「知見」自体に関するコメントを他の節に移動。--Æskja会話2017年1月8日 (日) 10:12 (UTC)返信

「ファイル:Tectonic map of southwest Japan.png」の一時非表示の提案 編集

Commons:File:Tectonic map of southwest Japan.png」における九州での中央構造線の扱いについて一定の合意が得られるまで、日本語版ウィキペディアにおいてのみですが画像の表示を一時控えることを提案します。1週間ほどご意見をお待ちして、反対がなければ、このファイルを掲載している記事から一時的に除去(あるいはコメントアウト)させて戴きます。

非表示を提案する理由は下記の通りです。

  • 産業技術総合研究所も地質調査総合センターも検証可能かつ信頼できる情報を多数発信しており、ウィキペディアにおいてもたくさんの記事がこれらのウェブページを出典として挙げている。しかし「中央構造線に関する現在の知見」に関しては、産業技術総合研究所の関係者の知見ばかりで構成されており利害関係のない立場の識者から多くの支持を得ているとは思えない。
  • そうした情報を、おそらくは地質学者でもない一般人が匿名で、多くの人々から信頼され利用されている百科事典のウィキペディアを利用して、さも地質学の最新の知見に基づく中央構造線の姿だといって世の中に(そして世界中に)広めて良いとは思えない。

--Æskja会話2017年1月6日 (金) 13:37 (UTC)返信

  取り下げ 1週間ほどご意見をお待ちし、反対意見はありませんでしたが、一時非表示については見合わせることと致します。利用者:Hyper neo会話 / 投稿記録 / 記録さんの履歴を拝見すると、他利用者から記事編集上の誤りなどを指摘されると以後はその記事の編集から離れる傾向があるようにお見受けしました。今回も当方がコメント依頼を出すなどしたことから、「中央構造線」の記事や画像の編集は今後はなさらない可能性があります。提案はいったん取り下げ、今後また同様の問題が発生した場合には改めて提案させて戴くこととします。--Æskja会話2017年1月14日 (土) 13:25 (UTC)返信

「中央構造線に関する現在の知見」自体の問題点 編集

中央構造線に関する現在の知見−九州には中央構造線はない」自体についてもう少し書かせて戴きます。--Æskja会話2017年1月7日 (土) 11:38 (UTC)返信

当方は「中央構造線に関する現在の知見」を読んだとき、中央構造線にあてはまる条件をわざと厳しくして九州内にはそれにあてはまる地質境界がないと主張したがっている、と感じました。たびたび大地震を引き起こした中央構造線活断層系は九州には延びていないのに、中央構造線と中央構造線活断層系を区別せよとわざわざ注意喚起をした上で、中央構造線も中央構造線断層帯もないのだと書いています。参考文献を見れば作成した学者が過去に共同で書いた論文が大半で、掲載誌の発行は多くは地質調査総合センターで、『地質学雑誌』の2016年12月現在の編集委員には産業技術総合研究所に所属する学者が何人も加わっています。さらに、産業技術総合研究所の前身は旧通商産業省(現在の経済産業省)に属する複数の研究所です。--Æskja会話) 2017年1月5日 (木) 14:42 (UTC) 下線部を追加。--Æskja会話2017年1月8日 (日) 10:12 (UTC)返信

地質調査総合センターが示した中央構造線の知見とは、以前からある知見を除去してまでもウィキペディアに掲載しなければならないほど、2017年1月現在は有識者に広く知られて支持されているのでしょうか? 産業技術総合研究所との利害関係のない有識者や第三者が「中央構造線に関する現在の知見」をどのように評価しているか、気になるところです。--Æskja会話2017年1月6日 (金) 13:37 (UTC)返信

当方がネット上で探した限りですが、「知見」について内容の評価をされた専門家の方は小山真人氏と早川由紀夫氏しか見つけられませんでした(しかもTwitterでした)。--Æskja会話2017年3月26日 (日) 00:56 (UTC)返信

正直申し上げて、タイトルだけで西南日本を貫く大断層の中央構造線が九州にはないという印象を与えており、危なっかしくて外部リンク節にも掲載しかねると当方は感じております。本文中にある「地上に現れた線」とは当方が記事に加筆した「トレース線」のことも含んでいる[† 1]でしょうけども、「中央構造線は厳密にはトレース線を指す」と言っている他の文献は、当方が見つけたのは『新版 地学事典』p.826の「中央構造線」(伊藤谷生・田中秀実)だけです。伊藤谷生氏は、「中央構造線に関する現在の知見」における地上に現れた線という定義の出典、「Ito,(T.) et al.,1996」のTanio Itoと同じ学者だと思われます。伊藤氏らによる『新版 地学事典』の記事では「中央構造線という名称は、本来、地表トレースとしての線に限定すべきであるが、すでに習慣的に断層の意に用いられている。」とあります。そのとおりで、専門家に限らず、数研出版の高校地学の教科書、東海大学出版部の地学教師などを対象にした書籍、一般人が気軽に読める科学雑誌や書籍なども、中央構造線を断層だと説明しています。そうした書籍では、図版では中央構造線を示すラインは九州を横断しており、説明文では中央構造線と連続または相当すると考えられている九州内の構造線が挙げられています。用語を正しく定義することは確かに重要ではありますが、熊本地震後のタイミングで突然、経済産業省と縁の深い研究所が「九州には中央構造線はない、だから中央構造線断層帯もない」とは。当方は強い不信感を感じております、そのいいかたに。--Æskja会話) 2017年1月7日 (土) 11:38 (UTC) 少し修正。--Æskja会話) 2017年1月7日 (土) 13:11 (UTC) 少し修正。--Æskja会話2017年1月8日 (日) 10:12 (UTC)返信

  1. ^ 「知見」は、九州の中央構造線については「それに近い断層は地下にあり地表に露出しておらず、「断層線」に当たるものがない」(それも「九州中央部に」)と言っています。いっぽう関東平野の中央構造線については、高橋 (2006) を出典に「地下に地層の境界断層線として存在している」と言っています。関東では地表に露出していなくてもトレース線として中央構造線を認めるのでしょう。

産業技術総合研究所地質調査総合センターが発行している『GSJ地質ニュース』 Vol.5・No.6(2016年6月)のpp. 175-178に「中央構造線に関する現在の知見 (PDF) 」が掲載されているのを見つけました。ところで、その翌月の『GSJ地質ニュース』 Vol.5・No.7(2016年7月)のpp. 218-225に掲載された、高橋雅紀氏の「東西日本の地質学的境界【第一話】事の発端 (PDF) 」のp. 221には「九州から関東山地まで連続する日本最大の断層である中央構造線」、p. 224には「三波川帯や中央構造線で代表される西南日本外帯の帯状配列は,九州東部から関東山地まで連続することは明らかである.」とあります。高橋氏の論文は熊本地震前の2016年4月4日受付、「知見」は熊本地震後の2016年5月13日公開のようですが、『GSJ地質ニュース』は高橋氏の論文を「知見」の次の月から掲載しています。「知見」の斎藤・宮崎両氏も高橋氏も同じ地質情報研究部門に所属しているようです。高橋氏の説明する「九州から」「九州東部から」は、「知見」の図にあるように九州の陸地にかからない手前までという意味なのでしょうか? 「知見」は地質調査総合センターの統一見解なのでしょうか? --Æskja会話2017年1月14日 (土) 14:02 (UTC)返信

当方が記事「中央構造線」の編集を始めたのは、参加直後から尊敬し憧れていた利用者を自分がウィキペディアから追い出す結果となった出来事によって、いつも活動している分野から離れたいという気持ちが生じたのがきっかけでした。理科の科目の中では地学が一番得意でしたが百科事典の記事が書けるほどの知識はなく、図書館やネットで資料を集めて編集に取りかかった程度の素人です。地震本部のサイトで「中央構造線断層帯」という名称を見つけた後、中央構造線博物館のサイトでその名称が活断層を評価している地震本部による名称だというのを確認し、当方は「記事内で約360kmの活断層帯を呼称する際には、既に書かれいている『中央構造線断層帯』よりも、活断層であることがはっきりしている『中央構造線活断層系』のほうが良いのではないか」と考えましたが、他の記事で活断層帯の名称がことごとく「中央構造線断層帯」であったこともあり、不本意ながら記事内でも「中央構造線断層帯」と呼称させるようにしました。もっとも、当方が一通りの編集を終えた後に熊本地震が発生し、活断層帯は「中央構造線断層帯」という名称で広く知られることになったので、結果的には正解でした。

そうした折にも、この地震本部(文部科学省)による「中央構造線断層帯」という名称ではなく「中央構造線活断層系」を用いて「知見」を書いたのが地質調査総合センター(経済産業省)です。おそらく、地質調査総合センターは以前からもこれからも「中央構造線活断層系」という名称で呼称しているので、報道で広く知られたからと言って地震本部による名称「中央構造線断層帯」に切り替えることはないのでしょう。ですが、当方が知る限りですが、「中央構造線と中央構造線断層帯を混同」する例は見かけますが、「中央構造線と中央構造線活断層系を混同」する例は見かけません。中央構造線活断層系のことを例えば「全長約1000km」とか「関東から九州を横断」などと言っている例は見かけていない、ということです。また、断層の意味で用いているなら中央構造線断層帯のことを「全長約1000km」とか「関東から九州を横断」などと言っても混同にはあたらないでしょう。確かに、地震本部が言う「中央構造線断層帯」は約360kmの活断層を指しています。しかし地震本部以外の立場で、トレース線としての中央構造線と区別する意味で断層としての中央構造線を中央構造線断層帯と呼ぶ例もあるかも知れません。この例ではないかと思われたのが、『日経サイエンス』2016年7月号の記事「緊急特集:熊本地震 火の国の地下を解く」(NAID 40020861861)でした。当方は別冊日経サイエンス『大地震と大噴火 - 日本列島の地下を探る』(日経サイエンス編集部編、日経サイエンス、2016年12月、ISBN 978-4-532-51217-0に再録された記事で確認したので以下のページ番号は別冊のものになりますが、p.35に「関東以西の日本列島を縦断する長大な「中央構造線断層帯」(以下,「中央構造線」と略称)」、p.36の囲み記事 (KEY CONCEPTS) に「西日本を縦断する日本最大の中央構造線断層帯」とあります。これは「中央構造線と中央構造線断層帯を混同」しているのでしょうか。活断層の評価を行う地震本部が約360kmの活断層に対して名付けた「中央構造線断層帯」の名称が広く知られたからといって、約1000kmの断層を「中央構造線断層帯」と呼ぶのを活断層との混同だと決めつけられるのでしょうか。そして繰り返しますが、当方が調べた限りでは、用語の「中央構造線活断層系」を中央構造線と混同している例は見つかりませんでした。

あるいは、こんなやりとりがあったのかも知れません。「震源が九州の中央構造線断層帯沿いだと認識されるとはちが…」「無いとは言えない。言いかたを…」。……当方の空想に過ぎませんが、そうでもなければ、熊本地震の今後の推移を皆が心配しているさなか、このようなセンセーショナルなタイトルは出て来ないと思うのです。有益な内容の文章ではありますが、不用意に出典として採用すればこのタイトルも掲載されてネット上に拡散しかねず、当方は非常に心配しております。

この節は以上で終わります。--Æskja会話2017年3月26日 (日) 00:56 (UTC)返信

外部リンク修正 編集

編集者の皆さんこんにちは、

中央構造線」上の4個の外部リンクを修正しました。今回の編集の確認にご協力お願いします。もし何か疑問点がある場合、もしくはリンクや記事をボットの処理対象から外す必要がある場合は、こちらのFAQをご覧ください。以下の通り編集しました。

編集の確認が終わりましたら、下記のテンプレートの指示にしたがってURLの問題を修正してください。

ありがとうございました。—InternetArchiveBot (バグを報告する) 2019年4月21日 (日) 06:58 (UTC)返信

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