ノート:酵素栄養学

最新のコメント:1 年前 | トピック:確認できない | 投稿者:210.138.45.123

ハウエル氏・ダイアモンド氏の著書の正確性の検証とその他の情報源の募集 編集

 海外において「酵素栄養学」の提唱者とされる両氏の著作が参考文献として提示されていますが、これらを支持するほかの著作、論文はありますでしょうか?  この著作は私も読んだのですが、書かれたのが古いために、さらに参考文献として引用されている実験・報告をたどれない場合が多く、信頼性を検証することが困難でした。  また、引用の仕方も、たとえば必ずしも酵素の影響とは断定できない多要素が考えられる報告を酵素の影響として引用したり、人工的にすい臓を破壊したり、人工的な酵素添加などの極端な条件下で行われた研究を根拠としており、「生の食物中の酵素摂取が健康や長寿に重要である」「”潜在酵素”の消費が抑えられることにより寿命が延びる」といったコンセプトの証明となってはいないと思われました。したがってこの著作のみで酵素栄養学の情報源として用いるのは困難であると考えました。  お聞きしたいのですが、「参考文献の実験結果と矛盾。さらに経口的に消化酵素を与えた場合の症状の改善を説明できない」「「医者も知らない酵素の力」 エドワード ハウエル著 に原因を切り分けた実験結果の記述あり」と記入した方、それは具体的に何ページにある記述なのでしょうか?

 世界最大の医学・生物学情報データベースであるPubmedでは、酵素栄養学の原語であると思われる「"Enzyme nutrition"」で検索してもただのひとつの論文も検索されないという状況になっております。"Enzyme nutrition"をクオートせずに個々の単語で検索したり、食物中の酵素と消化、ひいては各種の疾病や寿命との関係を調べようにも、それぞれあまりにも一般的な語であるがゆえに絞込みが困難であり、探した限りでは直接的に酵素栄養学的なアイデアについて検討した論文を見つけることはできませんでした。特にハウエル氏の著作は原著が半世紀前ということもあり、現代の進んだ測定法、生化学知識によりアップデートされた酵素栄養学の記述を期待したのですが、そのようなものは存在しないのでしょうか?

 逆に一般的な生理学的観点からは上記の酵素栄養学のコンセプトは成立しづらいと考えられ、現状、ハウエル氏、ダイアモンド氏らの著作を主な情報源として酵素栄養学が証明された学問分野であるとするのは、Wikipediaの基本方針である中立的な観点および、ガイドライン信頼できる情報源に抵触する可能性が高いと考えられ、テンプレートを使用しました。

これらの点に関する回答や議論を期待します。 --Pat. 2009年9月27日 (日) 14:34 (UTC)返信

2週間が経過したようですが、だれも以上の疑問点および資料の提示を行いませんでした。私の知識の及ぶ範囲で書き直しを行うこととします。--Pat. 2009年10月12日 (月) 12:15 (UTC)返信

ダイアモンド氏のほかには、ロリー・フリードマンとキム・バーノウィンの『スキニービッチ』 ISBN 978-4887596467や、鶴見隆史の著作、『ホリスティック健康学・ホリスティック栄養学入門』があります。いくらかありますが、『ここまで変わる!!酵素ダイエット』のようなタイトルの著作でちょこちょこハウエルが言及されています。一般的な生理学的観点からの説明があれば、出典を出して記述していただければいいと思います。酵素栄養学が証明されているかというより、ある程度普及しているので大衆文化としての観点から記述しても十分であると思います。Wikipediaでは証明されているかどうかということが基準ではなく、誰々が何と主張しているということをさまざまな観点から羅列することがる中立的な観点のルールです。もちろん証明あるいは否定されているという文献があればさらにいいと思います。Patさんが書いているように古い研究がもとになっているので、Pudmedには比較的新しい研究論文が掲載されているだけで登録を網羅しているわけではないので、個々の論文を検証するのは困難ですが、ハウエルの著作という出典があるので研究がなされていないというような記述は誤りであると思います。--Veegi 2009年11月7日 (土) 16:28 (UTC)返信
著作がある=研究がなされている、ということにはなりません。根拠となるもとの研究が古くてたどりづらいということだけでも検証困難である上に、かりにこれらの研究自体がすべて正しかったと仮定してさえも、現在の本文中や、脚注としてあるホームページに解説されているように、ハウエル氏のまとめ方が強引で、元の報告を恣意的に解釈しているため、実質的には根拠になるような研究が何もないに等しい状態なのです。したがって酵素栄養学と名乗る「主張が存在する」ことは事実ですが、「根拠・研究がない」ことも事実であり、「学問・学術分野」ですらないことも事実です。現状の本文で「ハウエル氏が酵素栄養学を主張している」ことと、その概要は十分に解説されているので中立的な観点は達成されていると思われます。--Pat. 2009年11月8日 (日) 09:05 (UTC)返信

柴田博氏の実験は酵素栄養学の根拠にならない 編集

参考文献として提示されていた柴田氏の論文を削除しました。これは酵素栄養学の根拠になっていません。消化力が衰えた老人に人工的に消化剤を飲ませていますから、おそらく「食物酵素」よりはるかに濃度が高くて有用な消化剤を用いている点、膵臓などの「潜在酵素」の消費が抑えられたのではなく栄養の吸収が消化剤により単純に良くなっただけと考えられる点から、普通の生理現象で説明できる単純なことが起こっているに過ぎないと思われます。--Pat. 2009年10月14日 (水) 02:14 (UTC)返信

[1]ですね。寿命が伸びるのではみたいなことを言っています。--126.112.201.38 2016年8月1日 (月) 07:20 (UTC)返信

参考文献と出典に関して 編集

 以前の「柴田博氏の実験は酵素栄養学の根拠にならない」とノートに記して私が削除した記述がVeegi氏によって復帰されているようなので、ほかの引用もあわせて私の考えを述べたいと思います。

 これを含め、現在の「酵素を含んだ食事や酵素サプリメントによる研究」に記されている研究はいずれも酵素栄養学と関連が薄く、かかれるべき項目と思われません。

 まず、「市販の消化剤を用いて虚弱高齢者の栄養状態を改善する試み」という研究ですが、これは条件が限局されておりハウエル氏が唱える一連の説の支持になっていないと思われます。明らかに消化能力が低下した高齢者を被験者としている点、「食物酵素」に比べ高純度で大量、そしておそらく胃酸への防御も考慮された酵素製剤を用いているという2点において、通常の生理学や栄養学で解釈可能な消化の改善が行われただけであると考えられます。また論文そのものも読みましたが、著者らも通常の生理学から逸脱する解釈や理論をとなえてはおらず、「潜在酵素」や「食物酵素」といったハウエル的な酵素栄養学との関連性を見出すことができませんでした。

 次にPMID 10436305の研究ですが、これはローフード実践中の副作用としてありうる栄養障害のリスクを検証した論文であり、食物酵素に関してはなんら関係がありません。酵素栄養学ではなく、ローフードの項目にかかれるべき参考文献です。

 3つ目、PMID 4012382ですが、残念ながら古い文献なので私も大学図書館などで直接読むことはできませんでしたが、Pubmed上のアブストラクトを読む限り、ローフードの実際のメニューや酒、タバコが患者の自由に任せられたラフな実験であったこと、筆者らはローフード実践者の摂取カロリーが62%に減少したことを記述している点から見て、酵素に関する検証はされておらず、これも酵素栄養学との関連が薄いと考えられます。この文献からは、「ローフードを実践すると食事が低カロリー・低塩分になる傾向があるため、高血圧や肥満が改善される」ということしか言えません。これも、ローフードの項目にあるならば違和感は無いのですが、酵素栄養学にあるべき記述ではないと思われます。

 なお、同様の研究は近年にもありますが、やはりメニューが被験者の自由に任され「生か調理か」の違いだけでなく食材の種類や量が変わってしまっている可能性が高く、かつ研究者たちも酵素に関しては一切検討していません(PMID: 18028575 )。


 さて、もう一点、Veegi氏が大幅に削除した、「 一般的な生理学・分子生物学等との矛盾点 」内の記述なのですが、これが「独自研究」にあたると判断されたということでしょうか?

 私は生物系の大学教員であり、標準的な生物系の知識を持っていると自負しておりますが、これらの記述は、ごく基礎的な生物系学問の知識から自然に導かれる内容であり、独自研究に当たるとは思われません。出典を求めるならば、各種の教科書を何冊も並べることが可能です。

 いかがいたしましょうか?さしあたって、網羅的な教科書を示すのが適切でしょうか?

 以上に関して回答いただけると幸いです。さしあたって1週間待ちますので、それまでに返答がいただけない場合、私が独断で編集を行うことといたします。--Pat. 2009年10月28日 (水) 12:07 (UTC)返信

 1週間以上が経過しましたが、残念ながら返答はありませんでした。私の考えで編集を進めることにします。--Pat. 2009年11月6日 (金) 03:16 (UTC)返信

ノートに目を通していなくてすみませんでした。わたしもこの項目は研究が少ないので中立的に見ています。Wikipedia:ウィキペディアは何ではないかWikipedia:独自研究は載せないがWikipediaのルールであって、執筆者が大学教員であると主張する必要はないです。むしろ出典を大学教員が書いているということが重要です。Patさんのおっしゃるとおり、教科書を示すのが適切でしょう。酵素栄養学の主張は潜在酵素以外に、酵素サプリメントを摂取することによって酵素を補う、ダイアモンド氏の著書のように「酵素が壊れるのでローフードを」というようにつながりがありますのでローフードや酵素サプリメントの記述はこの記事に書かれていても問題がないと判断しました。ハウエルの著作は、酵素と健康が関連するという古い研究を根拠としたある程度根拠付けられた論説と、潜在酵素という仮説の組み合わせであるように思います。--Veegi 2009年11月7日 (土) 16:28 (UTC)返信
すでに出典を補強した版になっております。ローフードや酵素サプリメントの研究引用に関する考えはすでに述べたとおりですが、仮に関連性を認めたとしてもかなりの補足説明をしながら書かれるべきだと思います。そのままでは、あたかもハウエル氏らの酵素に関する理論そのものが、ローフードを通じて実証されたかのような印象を抱かせかねません。結局、今証明されている範囲では、ローフードの健康効果はカロリー・塩分・ビタミンといった常識的な項目でしか説明されていません。また、すでに述べましたように、「酵素と健康が関連するという古い研究を根拠としたある程度根拠付けられた論説」という部分も、実際には根拠は存在しません。
なおVeegi氏が新たに指摘した「酵素がそのまま吸収されるという主張はなされていません」という部分ですが、これも難しいんですよね。ハウエル氏に限らず、新谷氏、そしてあまたの酵素サプリメントメーカーの説明文はそれぞれ類似しながらも亜流となっており、なかにはあたかも酵素が補充されるかのような印象を抱かせる書き方がされているものもあります。また酵素が消化された後の「部品」が体内で再び酵素になるかのような「記憶」を持っているとする主張もあるようです。ただこれはそれぞれ出典を明らかにして盛り込むのが望ましいので、さしあたってはやめてハウエル氏の主張を中心にしますか。--Pat. 2009年11月8日 (日) 09:05 (UTC)返信

確認できない 編集

「酵素栄養学に則った主張をしていた」「膵臓の切除など極端な条件下での実験を引用したり、必ずしも酵素の影響とは特定できない結果を酵素のためと結論付けるなど、恣意的な解釈や論理破綻が見られる。」

こうなるとヴォート生化学の出典も怪しいので、要ページ番号としておきました。--126.112.201.38 2016年8月1日 (月) 07:22 (UTC)返信

独自研究として削除しました。--210.138.45.123 2022年7月26日 (火) 13:00 (UTC)返信
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