ハイデマリー・シュミット

ハイデマリー・シュミットライプニッツ光工学研究所英語版の教授である。彼女の研究は量子検出及び(量子限界におけるシステムを特徴付けられる)新しい検出器システムの開発を検討することである。彼女はニューロモルフィック・コンピューティングの分野に貢献し、そしてメモリスティブ・デバイスに基づく新しいコンピューティング・アーキテクチャを提唱した。

Heidemarie Schmidt
研究機関 ケムニッツ工科大学英語版
ヘルムホルツ-センター・ドレスデン-ルッセンドルフ英語版
ライプツィヒ大学
ライプニッツ光工学研究所英語版
出身校 ライプツィヒ大学
論文 Semiconductor based spintronics using ZnO thin films (postdoc)「酸化亜鉛薄膜を用いた半導体ベースのスピントロニクス (ポスドク)」 (1999)
プロジェクト:人物伝
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幼少期の生活と教育 編集

シュミットはドイツで生まれた。彼女は(極薄III-V(族)半導体のバンド幅を測定するための戦略を開発した)旧: ライプツィヒ工科大学英語版、(現: ライプツィヒ応用科学大学英語版[1])にて物理学を勉強した[2]。彼女は自分のポスドクのために(自身がZnOを用いたスピントロニクスに取り組んだ)ライプツィヒに残った[3]

研究とキャリア 編集

2003年にシュミットはライプツィヒ大学にてナノ-スピントロニクスに関わる研究グループを設立した。彼女は2007年に(自身が5年間費やすことになる)ヘルムホルツ-センター・ドレスデン-ルッセンドルフ英語版に移動した。2012年にドイツ研究振興協会はシュミットにフラウンホーファー・アトラクト・フェローシップ(研究助成金)[4]を授与し、彼女はケムニッツ工科大学英語版にて、それを獲得した[5]。ここで彼女はエッジ分析およびセキュア・エレクトロニクス用のメモリスティブ・デバイスに取り組み始めた。彼女はBiFeO3英語版に基づくアナログ・メモリスタ及びYMnO3に基づくデジタル・メモリスタを実証した。

彼女は2017年にライプニッツ光工学研究所に参画した[5]。シュミットは量子現象を理解するための新しい検出器を開発している。彼女はテラヘルツおよび赤外線領域を検出できる非冷却式および冷却式の時空間センサーの両方に取り組んでいる。この検知を実現するために、シュミットはマイクロ-(テクノロジー)及びナノテクノロジーを用いている[6]。彼女は(それらは量子技術にて見受けられるような)極低温環境における利用および宇宙ミッション用メモリスタを開発した[7]。彼女のメモリスタは神経回路要素をモデルにしており、そして間違いなく確実に (透過的に、反復的に、そして正確に働く) 計算を実行し – そして結果を格納できる[8]。2023年に彼女はニューロモルフィック コンピューティング・アーキテクチャ用の新しい電子部品を供給する、MemLogを設立した[8]

選書 編集

  • Qingyu Xu; Heidemarie Schmidt; Shengqiang Zhou et al. (2008年2月25日), “Room temperature ferromagnetism in ZnO films due to defects” (英語), Applied Physics Letters 92 (8): 082508, doi:10.1063/1.2885730, ISSN 0003-6951 , Wikidata Q62394509
  • Sylvain Saïghi; Christian Mayr; María Teresa Serrano Gotarredona et al. (2015年3月2日), “Plasticity in memristive devices for spiking neural networks” (英語), Frontiers in Neuroscience 9: 51, doi:10.3389/FNINS.2015.00051, ISSN 1662-453X, PMC 4345885, PMID 25784849, http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=4345885 , Wikidata Q28085560
  • Shengqiang Zhou; Qingyu Xu; Kay Potzger et al. (2008年12月8日), “Room temperature ferromagnetism in carbon-implanted ZnO” (英語), Applied Physics Letters 93 (23): 232507, arXiv:0811.3487, doi:10.1063/1.3048076, ISSN 0003-6951 , Wikidata Q62394510

脚注 編集

  1. ^ HTWK Leipzig History”. 2024年5月9日閲覧。
  2. ^ PD Dr. Heidemarie Schmidt”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  3. ^ Semiconductor based spintronics using ZnO thin films | WorldCat.org” (英語). search.worldcat.org. 2024年4月2日閲覧。
  4. ^ Fraunhofer Attract” (英語). Fraunhofer-Gesellschaft. 2024年4月2日閲覧。
  5. ^ a b Neue Impulse für Jenaer Quantentechnologie und Festkörperoptik” (ドイツ語). Leibniz-Institut für Photonische Technologien e.V. (2017年9月5日). 2024年4月2日閲覧。
  6. ^ Quantum Detection” (ドイツ語). Leibniz-Institut für Photonische Technologien e.V.. 2024年4月1日閲覧。
  7. ^ Schmidt, Heidemarie (2024-03-29), Prospects for non-linear memristors as so-far missing core hardware element for transferless data computing and storage, arXiv:2403.20051 
  8. ^ a b memlog” (英語). Bundesagentur für Sprunginnovationen. 2024年4月2日閲覧。