バンガー (ウェールズ)

ウェールズの都市

バンガー (Bangor、英語: [ˈbæŋɡər])またはバンゴルウェールズ語: [ˈbaŋɡɔr])は、イギリスウェールズ北西部の単一自治体グゥイネッズにある大聖堂シティコミュニティ英語版である。イギリスでは最小のシティの一つであるとともに、ウェールズ最古のシティでもある。歴史的にはカーナヴォンシャー英語版に属し、バンガー大学を中心とした大学町として発展している。

バンガー

バンガー時計台
バンガーの位置(グウィネズ内)
バンガー
バンガー
グウィネズにおけるバンガーの位置
人口15,060人 (2021年)[1]
プリンシパル・エリア
構成国ウェールズの旗 ウェールズ
イギリスの旗 イギリス
郵便地域BANGOR
郵便番号LL57
市外局番01248
警察ノース・ウェールズ
消防ノース・ウェールズ
救急医療ウェルシュ
欧州議会ウェールズ
場所一覧
イギリス
ウェールズ
グウィネズ
北緯53度13分41秒 西経4度07分41秒 / 北緯53.228度 西経4.128度 / 53.228; -4.128座標: 北緯53度13分41秒 西経4度07分41秒 / 北緯53.228度 西経4.128度 / 53.228; -4.128

地理

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メナイ海峡近くの北ウェールズの海岸に位置し、シティ東部にはバンゴー山がある。また、シティ内には、アデア川とケーギン川の川があり、ケーギン川は、シティ東端のペンリン港に達する。

歴史

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バンガーの歴史は、6世紀初頭の聖デニオールによる修道院(現在のバンガー大聖堂)の建立に始まる。1557年にフライアーズ・スクールが文法学校として開校し、1884年にはユニバーシティ・カレッジ・オブ・ノースウェールズ(後のバンガー大学)が創設された。第二次世界大戦の際には、ロンドン大学の学生やBBCの一部の疎開先になった。

地域

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ウェールズにある6つのシティの1つである。シティ内は、デイニオル、デウィ、ガース、グライダー、ヘンダー、ヒロー、マーチョグ、メナイの6地区に分かれる。

2001年の国勢調査における人口は13,725人であった。ただし、人口にはバンガー大学の学生約10,000人は含まれていない。2001年の国勢調査によると、学生でない住人の46.6%がウェールズ語を話すが、グウィネズの中で、その割合は少ない方である。

文化

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バンガー大聖堂

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英国最古とされる大聖堂で、525年に聖デニオールが創建した修道院に始まる。1073年にノルマン人により破壊されるが、12世紀に再建される。その後もジョン王やエドワード1世の攻撃を受けるなか、増改築が繰り返された。内部は白壁の木造建築で、15世紀に作られた木彫のキリスト像などがある。

バンガー・ガース桟橋

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1896年に供用開始。アングルシー島マン島とのフェリーの発着基地であったが、バスの普及などを背景に、1971年に閉鎖。1984年に歴史建造物に指定され[2]、1988年に観光施設として再開された。ビクトリア朝の雰囲気を今に留め、全長は458メートルに達する桟橋である。

教育

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バンガー大学
大学
専修学校
中学校
  • フライアーズ中学校 - ウェールズ最古の学校の一つ
  • トライファン中学校
小学校

ヒレル小学校など、7校が所在する。

保健医療

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グウィネズ病院が位置する。病床数は453.8床で、Betsi Cadwaladr University Health Boardの本部が置かれている。

交通

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バンガー駅
 
メナイ吊橋

道路は、ナショナル・サイクル・ネットワークの5号線、8号線、85号線が走る。公共鉄道交通として、ノース・ウェールズ・コースト線バンガー駅が位置する。最寄りの国際線空港は、リバプール・ジョン・レノン空港で、約83マイルの道路距離である。また、アングルシー島と本土をつなぐメナイ吊橋が19世紀建築の傑作として世界的に知られる。

スポーツチーム

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ウェルシュ・プレミアリーグに所属するバンガー・シティFCが本拠を置く。バンガー・シティは同リーグで3度の優勝を経験している(1993-94年、1994-95年、2010-11年)。

出身人物

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出典

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  1. ^ city population”. 13 May 2023閲覧。
  2. ^ Bangor Garth Pier, North Wales”. The Heritage Trail. 30 April 2016閲覧。

関連項目

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