パーソンスポーツ
パーソンスポーツ(person-sports)*パーソン(人)とスポーツ(豊かな楽しさ・遊び)の造語。「人には内在する障害(不得手)が必ずある」という考え方から、障害の有無に関わらないダイバーシティ&インクルージョンの理念をスポーツに応用させた日本独自の新用語である。
パーソン(人)の定義として、自然人(naturliche Person)と法人(juristische Person)に分類され、一般的に人は自然人として解釈される。人の分類から:解剖学的には性別(多様な性「LGBTQIA+」含む)、出生からの経過年数的には年齢、形質的特徴によって区分したものには人種、国籍などに分類されるが、WHOの定義としては、障害者と健常者といった分類はしていない。このことから、障害者は人として特別な分類ではなく、障害(不得手)人に内在するものであり複雑な現象として捉えている。
パーソンスポーツの考え方は、人の存在そのものとして特別な分類としては捉えていない。スポーツの分類から:さまざまな分類の解釈が存在するが、総体的にスポーツを状態や状況としている。パーソンスポーツでは、スポーツを遊び(身体的な遊び・思考的な遊び・エレクトロニック的な遊び)などとして、一般的な身体運動のみに限定せず、活動・行動・生きることそのものをスポーツとして捉えている。
パーソンスポーツとは、すべての人(障害のあるなしに関わらない)を対象に「人の多様性を受容した豊かな遊び方」や「人を区別せず人間の豊かさの本質に向き合うための行動」「個人の特徴を理解すること」など「寛容な精神」の根底にある「総合的な人間力の素」の総称のことである。
脚注
編集- ^ https://jp-ia.or.jp/ 一般社団法人JPIA