ブィドゴシュチュ
ポーランドの都市
(ビドゴシチから転送)
ブィドゴシュチュ(Bydgoszcz [ˈbɨdɡɔʂt͡ʂ] ( 音声ファイル))は、ポーランドの都市。かつてはブィドゴシュチュ県、現在はクヤヴィ=ポモージェ県の県都。ビドゴシチ、ビドゴシュチュ、ビドゴシュチなどとも表記される。ドイツ語ではブロンベルク(Bromberg)。人口は約34万人。
Bydgoszcz | |||
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From upper left: The Brda river, The Eagle Hotel, "The Archeress" statue, Two examples of traditional architecture, Courts of Justice | |||
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北緯53度7分 東経18度0分 / 北緯53.117度 東経18.000度 | |||
国 | ポーランド | ||
県 | クヤヴィ=ポモージェ県 | ||
郡 | 県都 | ||
創立 | 1238年以前 | ||
Town rights | 1346 | ||
政府 | |||
• 市長 | Rafał Bruski (PO) | ||
• 議長 | Monika Matowska (PO) | ||
面積 | |||
• 都市 | 174.57 km2 | ||
標高 | 60 m | ||
人口 (2021) | |||
• 都市 | 339,053人 | ||
• 密度 | 1,900人/km2 | ||
• 都市圏 | 470,285人 | ||
等時帯 | UTC+1 (CET) | ||
• 夏時間 | UTC+2 (CEST) | ||
郵便番号 |
85-001 to 85-950 | ||
市外局番 | +48 52 | ||
カープレート | CB | ||
ウェブサイト | https://www.bydgoszcz.pl |
地勢・産業
編集ヴィスワ川支流のブルダ川沿いに位置する[1]。また、ブィドゴシュチュ運河の東端に位置しており、内陸都市であるが水運の拠点として重要な役割を果たす。機械工業なども盛んで、ポーランドの大手鉄道車両メーカーPESAの本社工場がある。近隣の都市としては、約150キロメートル北のグダニスク、100キロメートル南西のポズナン、40キロメートル東のトルンなどが挙げられる。
気候
編集ブィドゴシュチュ (1991–2020)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 13.0 (55.4) |
14.1 (57.4) |
22.8 (73) |
30.7 (87.3) |
31.9 (89.4) |
35.5 (95.9) |
38.3 (100.9) |
37.0 (98.6) |
33.4 (92.1) |
28.2 (82.8) |
19.5 (67.1) |
15.9 (60.6) |
38.3 (100.9) |
平均最高気温 °C (°F) | 1.1 (34) |
2.7 (36.9) |
6.9 (44.4) |
14.1 (57.4) |
19.4 (66.9) |
22.1 (71.8) |
24.6 (76.3) |
23.9 (75) |
18.6 (65.5) |
12.7 (54.9) |
6.2 (43.2) |
2.0 (35.6) |
12.86 (55.16) |
日平均気温 °C (°F) | −1.5 (29.3) |
−0.4 (31.3) |
2.5 (36.5) |
8.5 (47.3) |
13.7 (56.7) |
16.7 (62.1) |
19.1 (66.4) |
18.2 (64.8) |
13.3 (55.9) |
8.2 (46.8) |
3.5 (38.3) |
−0.3 (31.5) |
8.46 (47.24) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.7 (25.3) |
−3.0 (26.6) |
−0.8 (30.6) |
3.5 (38.3) |
8.1 (46.6) |
11.2 (52.2) |
13.7 (56.7) |
13.1 (55.6) |
9.3 (48.7) |
5.1 (41.2) |
1.3 (34.3) |
−2.4 (27.7) |
4.62 (40.32) |
最低気温記録 °C (°F) | −29.9 (−21.8) |
−26.6 (−15.9) |
−25.4 (−13.7) |
−8.5 (16.7) |
−5.1 (22.8) |
−1.8 (28.8) |
2.5 (36.5) |
1.9 (35.4) |
−4.0 (24.8) |
−8.3 (17.1) |
−19.6 (−3.3) |
−24.2 (−11.6) |
−29.9 (−21.8) |
降水量 mm (inch) | 34.3 (1.35) |
26.3 (1.035) |
36.4 (1.433) |
28.2 (1.11) |
52.8 (2.079) |
56.7 (2.232) |
83.4 (3.283) |
55.6 (2.189) |
48.0 (1.89) |
40.1 (1.579) |
33.6 (1.323) |
36.9 (1.453) |
532.3 (20.956) |
降雪量 cm (inch) | 94.9 (37.36) |
76.8 (30.24) |
28.7 (11.3) |
1.6 (0.63) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
10.8 (4.25) |
59.1 (23.27) |
271.9 (107.05) |
平均降雨日数 | 8.9 | 6.7 | 8.2 | 6.3 | 8.4 | 8.7 | 10.1 | 8.5 | 7.7 | 7.8 | 7.8 | 8.3 | 97.4 |
% 湿度 | 86.8 | 86.6 | 81.4 | 71.5 | 69.7 | 71.1 | 73.6 | 75.4 | 81.7 | 86.3 | 90.5 | 89.3 | 80.32 |
出典:Promedios y totales mensuales[2][3] |
歴史
編集1238年、史料上最初の街についての記載がある。1346年、ピャスト朝のカジミエシュ大王によって都市特権が認められた。14世紀末に成立したヤギェウォ朝のもとで、ポーランドはバルト海へ進出していった。その結果、バルト海沿岸との交流が深まり、街の商業発展に寄与した。
1772年、第1次ポーランド分割によってプロイセン領となった。まもなく、ヴィドゴシュチュ運河が開通して西部と水運で結ばれた。19世紀初頭、ナポレオン・ボナパルトがプロイセンにイエナ・アウエルシュタットの戦いで勝利し、ティルジット条約が締結された。この条約によってワルシャワ公国が成立し、ブィドゴシュチュも公国の統治下におかれた。第一次世界大戦でドイツが敗北し、ブィドゴシュチュはポーランドの支配へと戻った。
交通
編集スポーツ
編集- アストリア・ブィドゴシュチュ (Astoria Bydgoszcz) - バスケットボール[4]
ギャラリー
編集-
ブルダ川の風景
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旧市街
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市電
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鉄道車両工場
姉妹都市
編集出身者
編集→詳細は「Category:ブィドゴシュチュ出身の人物」を参照
脚注
編集- ^ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年5月20日閲覧。
- ^ “Promedios y totales mensuales”. 29 October 2021閲覧。
- ^ “Promedios y totales mensuales”. 29 October 2021閲覧。
- ^ “Oficjalna strona Klubu Koszykarskiego Astoria Bydgoszcz”. 2024年9月10日閲覧。