ピアノソナタ第6番 (シューベルト)

ピアノソナタ第6番 ホ短調 D 566 は、フランツ・シューベルト1817年に作曲したピアノソナタ。生前には出版されず、死後の1888年ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から第4番として第1楽章だけ出版された。自由な調性の選択と、旋律の美しさが際立った初期の未完作。

曲の構成編集

全3楽章構成であり、ソナタ作品としては未完成。音楽学者ハワード・ファーガソンは、作曲者は最終楽章として4分の2拍子の『ロンド ホ長調 D 506』(1848年出版)を当てようとしていたのではないか、と指摘している。

  • 第1楽章 モデラート
    ホ短調、4分の4拍子、ソナタ形式
    冒頭に "G-H-E" の主和音を鳴らし単純な主題がはじまる。ソナタ形式に縛られて回りくどい印象を与えることを恐れたのか、展開部は短い。第2主題は穏やかなト長調。そして再現部のあとは第2主題をホ長調にしたままで明るく終わる。簡単ながら、ホ短調に収まらない穏和な楽章。

外部リンク編集