ピラタス・エアクラフト (Pilatus Aircraft) はスイスの航空機メーカー。従業員数は約1,100名。軽飛行機コミューター機を製造している。

ピラタス PC-12

概要

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設立は1939年。初めての飛行機は1944年に製造したSB-2である。1945年にはスイス軍向け練習機としてP-2を54機生産している。1956年にはPC-6の生産を開始した。これは単発プロペラ機であり、STOL性に優れ雪上や氷上での運用にも向いていたことから、900機以上も生産されるなどベストセラーとなった。

1978年に初飛行したPC-7は軍用練習機として各国に輸出され、使用国は21ヶ国に及ぶ。1984年からはPC-9練習機の生産を開始している。

このほか、単発ターボプロップ旅客機のPC-12の生産を行っており、2002年には非ジェット機ながら中・高等練習機なみの訓練が実施できる画期的なPC-21を開発している。

自衛隊への売り込み

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1990年代には航空自衛隊が使用するT-3が老朽化したため、製造元の富士重工では後継機としてT-7の開発を進めていたが、1998年末にUS-1A改開発の際、富士重工役員と防衛庁政務次官の汚職が発覚した。防衛庁ではイメージ悪化を避けるため、公正な入札をアピールすべく次期初等練習機は国際競争入札としたことから、ピラタスはPC-7 Mk.IIで応募したものの、2000年9月に富士重工の採用が決定した。この決定に対し、防衛庁が採用理由の十分な説明をしなかった為、ピラタスが不当採用として告訴すると主張した。防衛庁は再度説明をすることで告訴は見送られた。

製品

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外部リンク

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