フェリア・デル・ソルスペイン語:Feria del Sol 「太陽の祭」の意)は、ベネズエラメリダ市で毎年2月に開催される国際的な文化祭典。

太陽の女王(La Reina Del Sol)に選ばれた女性(2009)

この祭りは、カーニバルと並行して開催される。同祭典では、闘牛、文化・商業・畜産の博覧会コンサートパレードスポーツ大会、そして「太陽の女王(La Reina Del Sol)」コンテストなどが行われる[1]

歴史 編集

メリダ市 はベネズエラの歴史的な過去を祝っていたが、サンクリストバルバルキシメトマラカイボタリバの都市で類似の祭りは開催されていなかった。そこで、アマチュアの一団が闘牛場(Plaza de Toros)を建設するという構想を打ち出し、メリダは闘牛の年中行事を開催、この祭りが同国内で重要なものに数えられるようになった。(当初)この祭りは12月9日と10日に設定されていたが、同月初旬の無原罪の御宿り祭祀と重なった。闘牛では、多数の闘牛士がコロンビア出身の雄牛と闘った。

 
メリダにある闘牛場Plaza de Toros Román Eduardo Sandia

1968年12月に祭典は行われなかったが、闘牛は聖土曜日の同年4月13日に実施された。その時の闘いの締めくくりが素晴らしいものだった。その後、この祭りを既に「フェリア・デル・ソル」と通称されていたカーニバルと同時に行うことが決定された。そのため、1969年最初の闘牛カーニバルが2月15-17日になり、3度のエンシエロが実施された。

それ以来、この祭りはベネズエラにおける(また闘牛界の)最も重要な祭りの1つへと発展していった。「無原罪」の祭りは、1990年、1991年、1997年に実施されたが殆ど受け入れられなかった。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ Krzysztof Dydyński, Charlotte Beech, Venezuela, Lonely Planet, 2004, ISBN 1-74104-197-X

外部リンク 編集