ブフォーリ (Bufori) は1930年代のアメリカ製クーペにインスパイアされたハンドメイドの自動車のブランドである。会社はオーストラリア人のアンソニー (Anthony) 、ジョージ (George) 、ジェリー (Gerry) のクーリ (Khouri) 兄弟によって保有されている。1986年、ジェリー・クーリはガレージで3台の特製スポーツカーを製造しはじめ、彼は他の2人の兄弟を引き連れて会社の設立を主導した。「ブフォーリ」という名前に特別な意味は存在しない。

ブフォーリ・モーター・カー・カンパニー
Bufori Motor Car Company
種類 株式非公開会社
本社所在地 マレーシアの旗 マレーシアクアラルンプールクポン
設立 1986年
業種 製造業
事業内容 自動車の製造、販売
代表者 クーリ兄弟(アンソニー、ジョージ、ジェリー)
従業員数 110人(2008年)
外部リンク www.bufori.com
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ブフォーリ・モーター・カー・カンパニーPty. Ltd.はオーストラリアで登録された株式非公開会社であり、ブフォーリ・モーター・カー・カンパニー(M) Sdn. Bhd.はマレーシアで登録されたそれである。元々は、製造・販売の業務全てがオーストラリアで指揮されていたが、1998年に製造の全てがマレーシアのクアラルンプール郊外のクポンの新工場に移された。

クアラルンプールの製造設備は年産300台の能力があり、110名の従業員を雇用している。

いずれの車種も25段階の工程において伝統的な手法で手造りされる。ブフォーリのボディはカーボンファイバーケブラーで作られており、軽量かつ強固である。ブフォーリは全てオーダーメードであり、オーナーの希望に応じてカスタマイズができる。

ブフォーリ・MKI、MKII、ラホーヤはセパン・インターナショナル・サーキットに2003年に併設されたマレーシア国立自動車博物館に展示されている。

車種 編集

ブフォーリ・ジェネバ(2010年-現在) 編集

 
ブフォーリ・ジェネバ

2010年のジュネーヴモーターショーで発表された(車名もそれに由来する)4ドアの高級サルーン。コードネームはMKVI。430馬力を発揮する6.1L V8エンジンを搭載する。

ブフォーリ・BMS R1(2009年-現在) 編集

 
ブフォーリ・BMS R1レースカーをドライブするアレックス・ユーン

ブフォーリ・モーター・スポーツ(BMS)とアクセル・モータースポーツが共同で開発した競技用車両。ベース車両であるブフォーリ・CSはまだ発売されていない。BMS R1は2009年のマカオグランプリにてアレックス・ユーンをドライバーに起用してデビューした。テスト不足のため完走は果たせず、マレーシアに戻ってセパン・サーキットで正式にテストが行われる。

ブフォーリ・ラホーヤ(2004年–現在) 編集

 
ブフォーリ・MKIIIラホーヤ

2座席のクーペまたはハードトップコンバーチブルスペースフレームのシャーシにカーボンファイバーおよびケブラー製ボディを架装している。水冷2.7L V6 DOHC EFIエンジンをミッドマウントする(MR)。MTモード付きATが設定される。四輪独立懸架ABSEBDトラクションコントロールシステムクルーズコントロールBluetoothセット、TPMSを装備する。

ブフォーリ・MK II(1992年-2003年) 編集

 
ブフォーリ・MK IIシリーズ1、2

2または2+2座席のソフトトップまたはハードトップコンバーチブル水冷1.8L~2.2L 水平対向4気筒 DOHC EFIエンジンをリアマウントする(RR)。ATMTの両方が用意される。四輪独立懸架

ブフォーリ・V6i(1992年–1994年) 編集

 
ブフォーリ・V6i

2+2座席のソフトトップコンバーチブル水冷3.8L V6 EFIエンジンをフロントにマウントする(RR)。四輪独立懸架

ブフォーリMK I(1988年-1992年) 編集

2座席のソフトトップコンバーチブル空冷1.6L~2.1L水平対向4気筒ツインキャブレターエンジンをリアマウントする(RR)。ATMTの両方が用意される。四輪独立懸架

ブフォーリ・マディソン(1986年-1988年) 編集

 
ブフォーリ・マディソン

2座席のソフトトップコンバーチブル空冷1.6L水平対向4気筒エンジンをリアマウントする(RR)。MTのみ。四輪独立懸架

外部リンク 編集